“相称”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいかな50.0%
あいとな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかんずく大評判、大当たりは、滝の白糸が水芸みずげいなり。太夫たゆう滝の白糸は妙齢一八、九の別品にて、その技芸は容色と相称あいかないて、市中の人気山のごとし。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つまり、報道される地域が拡まってゆくすがたと、それを知ることによって次々に起って来る地方の新しき事件とが、相搏あいうち、相称あいとなえ、一波万波のしぶきをいよいよ人心に駆りたてるからである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)