“水芸”の読み方と例文
読み方割合
みずげい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかんずく大評判、大当たりは、滝の白糸が水芸みずげいなり。太夫たゆう滝の白糸は妙齢一八、九の別品にて、その技芸は容色と相称あいかないて、市中の人気山のごとし。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
竹の梯子はしご抜身ぬきみの刀を幾段も横に渡したのに、綺麗な娘の上るのや、水芸みずげいでしょう、上下かみしもた人が、拍子木でそこらを打つと、どこからでも水の高く上るのがあります。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
喜多村は泉鏡花氏作「たき白糸しらいと」の、白糸という水芸みずげい太夫たゆうになっていた。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)