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水芸
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みずげい
ふりがな文庫
“
水芸
(
みずげい
)” の例文
なかんずく大評判、大当たりは、滝の白糸が
水芸
(
みずげい
)
なり。
太夫
(
たゆう
)
滝の白糸は妙齢一八、九の別品にて、その技芸は容色と
相称
(
あいかな
)
いて、市中の人気山のごとし。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
竹の
梯子
(
はしご
)
に
抜身
(
ぬきみ
)
の刀を幾段も横に渡したのに、綺麗な娘の上るのや、
水芸
(
みずげい
)
でしょう、
上下
(
かみしも
)
を
著
(
き
)
た人が、拍子木でそこらを打つと、どこからでも水の高く上るのがあります。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
喜多村は泉鏡花氏作「
滝
(
たき
)
の
白糸
(
しらいと
)
」の、白糸という
水芸
(
みずげい
)
の
太夫
(
たゆう
)
になっていた。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
伸子が朦朧状態で演奏している——ちょうど
讃詠
(
アンセム
)
の二回目あたりで、彼女の眼前を、まるで
水芸
(
みずげい
)
の
紙撚
(
こより
)
水みたいに、
刃
(
やいば
)
の光が
閃
(
ひらめ
)
き消えながら、横になり縦になりして、鎧通しが下降していったのだ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「
水芸
(
みずげい
)
のお政さんじゃ、少し年功が足りないわねえ」
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
柳川一蝶斎の一座の
手妻
(
てづま
)
に、
水芸
(
みずげい
)
というのがある。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“水芸”の解説
水芸(みずげい)とは、水を用いた見世物、芸能、和妻。江戸時代に始まる。演芸場などの出し物にもなっていた。演者の体や小道具から水がほとばしる「水からくり」(噴水術ともいわれる)。大正・昭和では松旭斎天勝、現在では、2001年に松旭齊天暁から若手マジシャン瞳ナナに伝承され、マジシャン藤山新太郎も演じている。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
芸
常用漢字
小4
部首:⾋
7画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶