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衆
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しう
ふりがな文庫
“
衆
(
しう
)” の例文
あゝ、
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
何
(
なに
)
かい、
連
(
つれ
)
のものが、
何處
(
どこ
)
か
二次會
(
にじくわい
)
へ
引張出
(
ひつぱりだ
)
さうとして、
私
(
わたし
)
を
中
(
なか
)
へ
引挾
(
ひつぱさ
)
んだ、……
其
(
そ
)
れを
外
(
はづ
)
したのだと
思
(
おも
)
つたのかい。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
取するばかり
手短
(
てみじか
)
の話が先斯した處だ何れなりとも御望み次第
何
(
どう
)
だネ旅の
衆
(
しう
)
其懷ろは御前が彼の飯盛の
揚代
(
あげだい
)
を
拂
(
はら
)
ふ時篤と見て置夫故跡を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
晏嬰
(
あんえい
)
乃
(
すなは
)
ち
田穰苴
(
でんじやうしよ
)
を
薦
(
すす
)
めて
曰
(
いは
)
く、『
穰苴
(
じやうしよ
)
は
田氏
(
でんし
)
の
(四)
庶孽
(
しよげつ
)
なりと
雖
(
いへど
)
も、
然
(
しか
)
れども
其人
(
そのひと
)
、
文
(
ぶん
)
は
能
(
よ
)
く
衆
(
しう
)
を
附
(
つ
)
け、
武
(
ぶ
)
は
能
(
よ
)
く
敵
(
てき
)
を
威
(
おど
)
す。
願
(
ねが
)
はくは
君
(
きみ
)
之
(
これ
)
を
試
(
こころ
)
みよ』
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
若い
衆
(
しう
)
がどれと
云
(
い
)
つて
行
(
い
)
つて見ると、どうも
先刻
(
さつき
)
店
(
みせ
)
へ
来
(
き
)
て、
番頭
(
ばんとう
)
さんと
争
(
あらそ
)
ひをして
突出
(
つきだ
)
された
田舎者
(
ゐなかもの
)
に
似
(
に
)
てゐますといふから、どれと
云
(
い
)
つて
番頭
(
ばんとう
)
が
行
(
い
)
つて見ると
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
愛宕さんの祭には
花踊
(
はなをどり
)
があつた。ある年の祭に町の若い
衆
(
しう
)
だけでは踊り子が足りなくて、
他所者
(
たしよもん
)
の
小池
(
こいけ
)
までが
徴發
(
ちようはつ
)
されて、
薙刀振
(
なぎなたふ
)
りの役を
宛
(
あ
)
てられたことがあつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
この
疑問
(
ぎもん
)
は
私
(
わたし
)
などにも
兎角
(
とかく
)
起
(
おこ
)
りやすい
疑問
(
ぎもん
)
である。
歌舞伎俳優
(
かぶきはいゆう
)
が
近代的
(
きんだいてき
)
になるに
従
(
したが
)
つて、
以前
(
いぜん
)
のやうな
荘重典雅
(
そうてうてんが
)
の
風貌
(
ふうぼう
)
がなくなつて、そこいらの
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
と
大
(
たい
)
した
違
(
ちが
)
ひがなくなると
同
(
おな
)
じことである。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
晩餐
了
(
をわ
)
りて
眠
(
みん
)
に
就
(
つ
)
く、
少焉
(
しばらく
)
ありて
眼覚
(
めさ
)
むれば何ぞ
図
(
はか
)
らん、全身
雨
(
あめ
)
に
濡
(
うるを
)
うて水中に
溺
(
おぼ
)
れしが如し、
衆
(
しう
)
既
(
すで
)
に早く
覚
(
さ
)
む、皆
笑
(
わら
)
つて曰く君の熟睡
羨
(
うらや
)
むに
堪
(
た
)
へたりと、之より雨益
甚
(
はなはだ
)
しく
炉辺
(
ろへん
)
流
(
なが
)
れて河をなし
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
上
(
あ
)
げ是々皆なの
衆
(
しう
)
先々
(
まあ/\
)
靜
(
しづか
)
にせられよ此れ處か
未々
(
まだ/\
)
お
負
(
まけ
)
がある是を惣内殿
貴方
(
あなた
)
覺えが有うなと
投出
(
なげいだ
)
す
姫路
(
ひめぢ
)
革の三徳を見て惣内はヤア是はと云を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
旅店
(
りよてん
)
の
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
も
押返
(
おしかへ
)
すやうにお
留
(
と
)
め
申
(
まを
)
しては
居
(
を
)
りますが、
手足
(
てあし
)
を
掉
(
ふ
)
つてお
肯入
(
きゝい
)
れなく、
靴
(
くつ
)
で
蹴飛
(
けと
)
ばしていらツしやいます。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
玄竹
(
げんちく
)
の
藥箱
(
くすりばこ
)
は
可
(
か
)
なり
重
(
おも
)
いものであつた。これは
玉造
(
たまつくり
)
の
稻荷
(
いなり
)
の
祭禮
(
さいれい
)
に
御輿
(
みこし
)
擔
(
かつ
)
いだ
町
(
まち
)
の
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
がひどい
怪我
(
けが
)
をした
時
(
とき
)
玄竹
(
げんちく
)
が
療治
(
れうぢ
)
をしてやつたお
禮
(
れい
)
に
貰
(
もら
)
つたものであつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
其
(
そ
)
はお
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
不了簡
(
ふれうけん
)
死ぬは
何時
(
いつ
)
でも易い事
先々
(
まづ/\
)
此方
(
こなた
)
へ
來
(
こ
)
られよと云ふ
面
(
かほ
)
見
(
み
)
れば吉原の
幇間
(
たいこ
)
五八なれば吉之助は
尚々
(
なほ/\
)
面目なく又もや身を
投
(
なげ
)
んとせしを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「いや/\、それはそれ、これはこれ、たゞ
些少
(
ほん
)
の
志
(
こゝろざし
)
ですから。……さあ/\
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
、
軽
(
かる
)
く
納
(
をさ
)
めて。」
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
、
知
(
し
)
つてるだらう、
此
(
こ
)
の
川下
(
かはしも
)
の
稻荷河原
(
いなりがはら
)
と
云
(
い
)
ふ、
新地
(
しんち
)
の
裏
(
うら
)
に
成
(
な
)
る。
彼處
(
あすこ
)
に、——
遊廓
(
いうくわく
)
の
女
(
をんな
)
が、
遊藝
(
いうげい
)
から
讀書
(
よみかき
)
、
茶
(
ちや
)
、
花
(
はな
)
なんぞの
授業
(
じゆげふ
)
を
受
(
う
)
ける
女紅場
(
ぢよこうば
)
と
云
(
い
)
ふのがあるのを
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私
(
わし
)
は
一體
(
いつたい
)
京都
(
きやうと
)
の
者
(
もの
)
で、
毎度
(
まいど
)
此
(
こ
)
の
金澤
(
かなざは
)
から
越中
(
ゑつちう
)
の
方
(
はう
)
へ
出懸
(
でか
)
けるが、一
度
(
ど
)
ある
事
(
こと
)
は二
度
(
ど
)
とやら、
船
(
ふね
)
で(
一人坊主
(
ひとりばうず
)
)になつて、
乘合
(
のりあひ
)
の
衆
(
しう
)
に
嫌
(
きら
)
はれるのは
今度
(
こんど
)
がこれで二
度目
(
どめ
)
でござる。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
二百十日
(
にひやくとをか
)
の
落水
(
おとしみづ
)
に、
鯉
(
こひ
)
、
鮒
(
ふな
)
、
鯰
(
なまづ
)
を
掬
(
すく
)
はんとて、
何處
(
どこ
)
の
町内
(
ちやうない
)
も、若い
衆
(
しう
)
は、
田圃
(
たんぼ
)
々々
(
/\
)
へ
總出
(
そうで
)
で
騷
(
さわ
)
ぐ。
子供
(
こども
)
たち、
二百十日
(
にひやくとをか
)
と
言
(
い
)
へば、
鮒
(
ふな
)
、カンタをしやくふものと
覺
(
おぼ
)
えたほどなり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
また
生命
(
いのち
)
を
介
(
かま
)
はずに
乘
(
の
)
ツた
衆
(
しう
)
なら、
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
かうが、
船
(
ふね
)
が
覆
(
かへ
)
らうが、
那樣事
(
そんなこと
)
に
頓着
(
とんぢやく
)
は
無
(
な
)
い
筈
(
はず
)
ぢやが、
恁
(
か
)
う
見渡
(
みわた
)
した
處
(
ところ
)
では、
誰方
(
どなた
)
も
怯氣々々
(
びく/\
)
もので
居
(
ゐ
)
らるゝ
樣子
(
やうす
)
ぢやが、さて/\
笑止千萬
(
せうしせんばん
)
な
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
道理
(
だうり
)
こそ、
私
(
てまへ
)
を
雇
(
やと
)
つてくれました
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
が、
小蓑小路
(
こみのこうぢ
)
まで、と
申
(
まを
)
しました。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
いや、
誰方
(
どなた
)
もお
騷
(
さわ
)
ぎなさるな。もう
斯
(
か
)
うなつちや
神佛
(
かみほとけ
)
の
信心
(
しんじん
)
では
皆
(
みな
)
の
衆
(
しう
)
に
埒
(
らち
)
があきさうもないに
依
(
よ
)
つて、
唯
(
たゞ
)
私
(
わし
)
が
居
(
ゐ
)
なければ
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
だと、
一生懸命
(
いつしやうけんめい
)
に
信仰
(
しんかう
)
なさい、
然
(
さ
)
うすれば
屹度
(
きつと
)
助
(
たす
)
かる。
宜
(
よろ
)
しいか/\。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
おもしろいぞえ、
京
(
きやう
)
へ
參
(
まゐ
)
る
道
(
みち
)
は、
上
(
のぼ
)
る
衆
(
しう
)
もある
下向
(
げこ
)
もある。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“衆(
僧
)”の解説
僧(そう、sa: संघ Saṃgha)は、サンガを音写した「僧伽」の略で仏教の戒律を守る男性の出家修行者である「比丘(びく)」と女性の出家修行者である「比丘尼(びくに)」の集団のこと。仏教の三宝の一つ。在家信者を含めた教団を僧(サンガ)とは呼ばず、出家者が四人以上集まったとき僧となる。男性の出家修行者の集団を比丘僧といい、女性の場合は比丘尼僧という。衆あるいは和合衆と訳される。
(出典:Wikipedia)
衆
常用漢字
小6
部首:⾎
12画
“衆”を含む語句
若衆
衆人
衆生
群衆
女衆
男衆
旦那衆
女子衆
連衆
民衆
公衆
女郎衆
大衆
聴衆
子供衆
公家衆
此方衆
女中衆
媽々衆
素人衆
...