“大衆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいしゅ53.3%
たいしゅう20.0%
たいしゆう20.0%
だいじゅ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべて言語道断な次第じゃ。じゃによって、一山大衆だいしゅの名をもって、上人しょうにんの裁可を仰ぎ、即刻、わが浄域じょういきより追放を申しつくるものである
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夕ぐれの風が、矢来やらいの竹にカラカラとものさびしい音を鳴らすほか、むらがった大衆たいしゅうも、シーンとして、水のようにひそまっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
是時このときわれ思ふ、大衆たいしゆう女人によにんを、恐ろしきときの近づくままに
(旧字旧仮名) / アダ・ネグリ(著)
殊に、それだけの人員やら熊野三山の大衆だいじゅがこの地方にあふれた時、どんな景観が、この狭い山間に現出したことだろうか。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)