“大衆（たいしゆう）” の例文

是時（このとき）われ思ふ、大衆（たいしゆう）の女人（によにん）を、恐ろしき刻（とき）の近づくままに

母 (旧字旧仮名) ／ アダ・ネグリ(著)

また銀行も狂亂大衆（たいしゆう）の風の音（おと）に

牧羊神 (旧字旧仮名) ／ 上田敏(著)

人（ひと）なだれ、祭物見（まつりものみ）の大衆（たいしゆう）に

白羊宮 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫、薄田淳介(著)

光を仰ぐ大衆（たいしゆう）の

牧羊神 (旧字旧仮名) ／ 上田敏(著)

“大衆”の解説

大衆（たいしゅう）とは、社会を占める「大多数の・大勢を占める」とされる人々、またはそれに属する個人を指す言葉である。類義語には主に政治用語として使用する民衆（みんしゅう）、危機管理の対象としては群衆（ぐんしゅう）などがある。それぞれ傾向が異なる個々の集合に着目した場合は不特定多数（ふとくていたすう）と称される。また国家という単位に於いては、国民も同語に類される。政治学、社会学などの社会科学分野においては大衆は匿名性を帯びた無責任な集団としての意味合いを持ち、顕名性をもつ市民との対比で用いられる。仏教用語における大衆とは、仏法によって調和のとれた人々の集まりの意。
(出典:Wikipedia)

大	常用漢字 小１ 部首:⼤ 3画
衆	常用漢字 小６ 部首:⾎ 12画