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台所
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だいどころ
ふりがな文庫
“
台所
(
だいどころ
)” の例文
旧字:
臺所
夜
(
よる
)
もうっかり
流
(
なが
)
しの
下
(
した
)
や、
台所
(
だいどころ
)
の
隅
(
すみ
)
に
食
(
た
)
べ
物
(
もの
)
をあさりに出ると、
暗
(
くら
)
やみに目が
光
(
ひか
)
っていて、どんな目にあうか
分
(
わ
)
からなくなりました。
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
間
(
ま
)
もなく、
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
のマリちゃんが、
今
(
いま
)
ちょうど、
台所
(
だいどころ
)
で、
炉
(
ろ
)
の
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
って、
沸立
(
にえた
)
った
鍋
(
なべ
)
をかき
廻
(
まわ
)
しているお
母
(
かあ
)
さんのそばへ
来
(
き
)
ました。
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
妖女は、それから、
台所
(
だいどころ
)
のねずみおとしをのぞきに行きました。するとそこに、はつかねずみが六ぴき、まだぴんぴん生きていました。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
とうとうおしまいに、役人たちのつかまえたのは、お
台所
(
だいどころ
)
の下ばたらきのしがないむすめでした。そのむすめは、こういいました
小夜啼鳥
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
しばらくすると、
台所
(
だいどころ
)
のほうから、「助けてえ! オヤユビさん、助けてえ!」というモルテンの
悲
(
かな
)
しいさけび声が聞こえてきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
▼ もっと見る
客
(
きゃく
)
をへやに
案内
(
あんない
)
すると、
暖炉
(
だんろ
)
に火をもやしてたきぎをくべ、
台所
(
だいどころ
)
でお手伝いにてつだわせて、おかみさんはせっせと
食事
(
しょくじ
)
のしたくをした。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
ところが
花前
(
はなまえ
)
の
評判
(
ひょうばん
)
は、
若衆
(
わかしゅう
)
のほうからも
台所
(
だいどころ
)
のほうからもさかんにおこった。花前は、いままでに一
度
(
ど
)
もふたりの
朋輩
(
ほうばい
)
と口をきかない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
茶の
間
(
ま
)
のほうで、こんなことを言い合っているのが、
台所
(
だいどころ
)
にすわって、ひとり冷たくなった御飯を食べていたお妙に聞えて来た。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
下男
(
げなん
)
(
男
(
おとこ
)
の
使用人
(
しようにん
)
)が
病気
(
びょうき
)
になれば、
水
(
みず
)
くみもしました。
女中
(
じょちゅう
)
(
女
(
おんな
)
のおてつだいさん)にさしつかえがあれば、
台所
(
だいどころ
)
のてつだいもしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
あわれなかの
女
(
じょ
)
には、まだ
台所
(
だいどころ
)
でたくさん
仕事
(
しごと
)
が
待
(
ま
)
っていました。それをかかえると、かの
女
(
じょ
)
は、
外
(
そと
)
の
井戸端
(
いどばた
)
へいきました。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
朝
(
あさ
)
、お
初
(
はつ
)
は
台所
(
だいどころ
)
の
流
(
なが
)
しもとに
働
(
はたら
)
いていた。そこへ
袖子
(
そでこ
)
が
来
(
き
)
て
立
(
た
)
った。
袖子
(
そでこ
)
は
敷布
(
しきふ
)
をかかえたまま
物
(
もの
)
も
言
(
い
)
わないで、
蒼
(
あお
)
ざめた
顔
(
かお
)
をしていた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
狐
(
きつね
)
が走って来てすぐ
角
(
かく
)
パンを三つ
渡
(
わた
)
しました。ホモイはそれを
急
(
いそ
)
いで
台所
(
だいどころ
)
の
棚
(
たな
)
の上に
載
(
の
)
せてまた野原に
来
(
き
)
ますと
狐
(
きつね
)
がまだ
待
(
ま
)
っていて
言
(
い
)
いました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
両手
(
りょうて
)
で頭を
抱
(
かか
)
えて
書物
(
しょもつ
)
の
挿絵
(
さしえ
)
に見入っている時でも——
台所
(
だいどころ
)
のいちばんうす暗い
片隅
(
かたすみ
)
で、自分の小さな
椅子
(
いす
)
に
坐
(
すわ
)
って、夜になりかかっているのに
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
林太郎は、いろりのある
台所
(
だいどころ
)
で、おばあさんとおっかさんのあいだにすわって、おひるのごはんをたべていました。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
今も言おう、この時言おう、口へ出そうと思っても、朝、目を
覚
(
さま
)
せば俺より前に、
台所
(
だいどころ
)
でおかかを掻く音、夜寝る時は俺よりあとに、あかりの下で針仕事。
湯島の境内
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
南蛮寺
(
なんばんじ
)
の
台所
(
だいどころ
)
か、それにゃ、まずすこし
時刻
(
じこく
)
が早かろうぜ。おあまりは
朝飯
(
あさめし
)
すぎにいかなけりゃくれやしないよ。うふふふふ……
怒
(
おこ
)
ってるのか。
澄
(
す
)
ますなよ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かう
云
(
い
)
ふ時には酒がなくてはならぬと思つて、
台所
(
だいどころ
)
を探し
𢌞
(
まは
)
つたが、
女世帯
(
をんなじよたい
)
の事とて
酒盃
(
さかづき
)
一ツ
見当
(
みあた
)
らない。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
夫れ
台所
(
だいどころ
)
に於ける
鼠
(
ねづみ
)
の
勢力
(
せいりよく
)
の
法外
(
はふぐわい
)
なる
飯焚男
(
めしたきをとこ
)
が
升落
(
ますおと
)
しの
計略
(
けいりやく
)
も更に
討滅
(
たうめつ
)
しがたきを思へば、
社会問題
(
しやくわいもんだい
)
に
耳
(
みゝ
)
傾
(
かたむ
)
くる人いかで此
一町内
(
いつちやうない
)
百「ダース」の
文学者
(
ぶんがくしや
)
を
等閑
(
なほざり
)
にするを
得
(
う
)
べき。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
台所
(
だいどころ
)
のわきのせまい
部屋
(
へや
)
にあおむけにねかされて、
枕
(
まくら
)
もとに、さっき店でみたおやじさんがすわっていて、そのうしろにはあかんぼうをおぶったおかみさんが、立っていました。
清造と沼
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
要吉は、なんとなくむかむかするといっしょに
悲
(
かな
)
しい気持になりました。店でくさらせるばかりでなく、こうして、おやしきの
台所
(
だいどころ
)
へきても、まだ、たべる人もなくくさらせる。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
と
蹌
(
よろけ
)
る貞藏の手を取って
台所
(
だいどころ
)
の
折廻
(
おりまわ
)
った処の杉戸を明けると、三畳の部屋がござります。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それが
門
(
かど
)
・
辻
(
つじ
)
・
川原
(
かわら
)
等に、別に臨時の
台所
(
だいどころ
)
を特設した理由であり、子どもはまた
触穢
(
しょくえ
)
の
忌
(
いみ
)
に対して成人ほどに敏感でないと考えられて、特に接待掛りの任に当ったものと思われる。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
やがて
台所
(
だいどころ
)
の
片
(
かた
)
づけ
物
(
もの
)
を
済
(
す
)
ました
奧
(
おく
)
さんは
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
に
寢
(
ね
)
かしてある子
供
(
ども
)
の
様
(
やう
)
子をちよつと
見
(
み
)
てくると、また
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
へはいつて※て、
障
(
しやう
)
子
近
(
ちか
)
くに
引
(
ひ
)
きよせた
電燈
(
でんとう
)
の下で
針仕事
(
はりしごと
)
にとりかゝつた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
「さっき
台所
(
だいどころ
)
で
菊
(
きく
)
やにつかまったとき、逃げようと思って手を食いついたんだ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
門野
(
かどの
)
は
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか帰つて、
台所
(
だいどころ
)
の方で婆さんと
話
(
はなし
)
をしてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
いっぽう、灰かぶりは、それから、ネズミ色のいつものうわっぱりをきて、
台所
(
だいどころ
)
へはいって、灰のなかにもぐりこんでいたのです。
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
そのときはもう、
裏
(
うら
)
にまわった透明人間が、
物置
(
ものおき
)
から
探
(
さが
)
しだした
手斧
(
ておの
)
で、ガンガン、
台所
(
だいどころ
)
のドアを
叩
(
たた
)
きこわしてるところだった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「おじいさん、お
湯
(
ゆ
)
へいらっしゃいませんか。
勇
(
ゆう
)
ちゃん、おともをなさい。」と、このとき、おかあさんが、
台所
(
だいどころ
)
から、
出
(
で
)
てきて、いいました。
かたい大きな手
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
芳輔
(
よしすけ
)
は、十時ごろに
台所
(
だいどころ
)
からあがってこっそり自分のへやへはいった。パチリパチリと
碁
(
ご
)
の音は十二時すぎまで
聞
(
き
)
こえた。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
諭吉
(
ゆきち
)
は
外出
(
がいしゅつ
)
するといっても、げんかんからでるとはきまっていません。
台所
(
だいどころ
)
からさっさとでていくことだってありました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
その
洗濯
(
せんたく
)
に
使
(
つか
)
うのりをおばあさんが
台所
(
だいどころ
)
へ
忘
(
わす
)
れていった
留守
(
るす
)
に、すずめの子がちょろちょろかごから
歩
(
ある
)
き
出
(
だ
)
して、のりを
残
(
のこ
)
らずなめてしまいました。
舌切りすずめ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
向
(
むこ
)
うはすぐ
台所
(
だいどころ
)
の
板
(
いた
)
の
間
(
ま
)
で
炉
(
ろ
)
が切ってあって青い
煙
(
けむり
)
があがりその間にはわずかに
低
(
ひく
)
い二
枚折
(
まいおり
)
の
屏風
(
びょうぶ
)
が立っていた。
泉ある家
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
金之助
(
きんのすけ
)
さんは、まだよちよちしたおぼつかない
足許
(
あしもと
)
で、
茶
(
ちゃ
)
の
間
(
ま
)
と
台所
(
だいどころ
)
の
間
(
あいだ
)
を
往
(
い
)
ったり
来
(
き
)
たりして、
袖子
(
そでこ
)
やお
初
(
はつ
)
の
肩
(
かた
)
につかまったり、
二人
(
ふたり
)
の
裾
(
すそ
)
にまといついたりして
戯
(
たわむ
)
れた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
へえ
宜
(
よろ
)
しうございます…………
何処
(
どこ
)
へ
隠
(
かく
)
さうな、アヽ
台所
(
だいどころ
)
へ置けば知れないや、
下流
(
したなが
)
しへ
斯
(
か
)
う
牡丹餅
(
ぼたもち
)
を置いて
桶
(
をけ
)
で
蓋
(
ふた
)
をしてと、人が見たら
蛙
(
かへる
)
になるんだよ、
宜
(
い
)
いかえ人が見たら
蛙
(
かへる
)
だよ
日本の小僧
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それよりもまず、用心をしながら、うすぐらい、からっぽの
部屋
(
へや
)
を、つぎからつぎへとしらべてまわりました。古い
台所
(
だいどころ
)
の床のまんなかにあったかまどの上にもとびあがってみました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
そこで、ままむすめを
台所
(
だいどころ
)
にさげて、女中のするしごとに追いつかいました。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
家には、小さな
玄関
(
げんかん
)
と、小さなりっぱな
居間
(
いま
)
と、ベッドのおいてある小べやがありました。それに、
台所
(
だいどころ
)
も
食堂
(
しょくどう
)
もあります。
漁師とそのおかみさんの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
旅館
(
りょかん
)
のうす
暗
(
くら
)
い
台所
(
だいどころ
)
のすみに、首のない
人間
(
にんげん
)
が、片手にかじりかけのパン、片手にチーズの大きな切れをもってたっている。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
ほかに六
畳
(
じょう
)
の
間
(
ま
)
が
二間
(
ふたま
)
と
台所
(
だいどころ
)
つき二
畳
(
じょう
)
が
一間
(
ひとま
)
ある。これで
家賃
(
やちん
)
が十円とは、おどろくほど家賃も高くなったものだ。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
その
牛乳屋
(
ぎゅうにゅうや
)
の黒い
門
(
もん
)
をはいり、牛のにおいのするうすくらい
台所
(
だいどころ
)
の前に立って、ジョバンニは
帽子
(
ぼうし
)
をぬいで
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そこでおばあさんは、
台所
(
だいどころ
)
から
庖丁
(
ほうちょう
)
を
持
(
も
)
って
来
(
き
)
て、
瓜
(
うり
)
を二つに
割
(
わ
)
ろうとしますと、
瓜
(
うり
)
はひとりでに中からぽんと
割
(
わ
)
れて、かわいらしい女の子がとび
出
(
だ
)
しました。
瓜子姫子
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「おばあさん、たまが、うちのお
台所
(
だいどころ
)
へきて
鳴
(
な
)
いていましたから、つれてきたのよ。」と、いいました。
やんま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
気持
(
きも
)
ちよさそうにひるねをしているおチエの
顔
(
かお
)
をみながら、お
母
(
かあ
)
さんは、
台所
(
だいどころ
)
のほうへはいっていきました。あとにのこった
諭吉
(
ゆきち
)
は、おぼうさんにならずにすんだので、ほっとしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
それがまた
台所
(
だいどころ
)
で
働
(
はたら
)
いているお
初
(
はつ
)
を
探
(
さが
)
す
時
(
とき
)
の
子供
(
こども
)
の
声
(
こえ
)
でもあるのだ。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その声をききつけて、たちまち、白い小バトが二
羽
(
わ
)
、
台所
(
だいどころ
)
からはいってきました。つづいて、山バトが、いく羽もいく羽もはいってきました。
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
ホモイは、
急
(
いそ
)
いで
角
(
かく
)
パンを
取
(
と
)
ってお家に帰って、
台所
(
だいどころ
)
の
棚
(
たな
)
の上に
載
(
の
)
せて、また
急
(
いそ
)
いで帰って来ました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
台所
(
だいどころ
)
や
戸棚
(
とだな
)
の
食
(
た
)
べ
物
(
もの
)
を
盗
(
ぬす
)
み
出
(
だ
)
すどころか、
戸障子
(
としょうじ
)
をかじったり、たんすに
穴
(
あな
)
をあけて、
着物
(
きもの
)
をかみさいたり、
夜
(
よる
)
も
昼
(
ひる
)
も
天井
(
てんじょう
)
うらやお
座敷
(
ざしき
)
の
隅
(
すみ
)
をかけずりまわったりして
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
礼子は
両親
(
りょうしん
)
の顔をちらと見たままつぎの
間
(
ま
)
へでてしまった。つづいて
芳輔
(
よしすけ
)
が帰ってきた。両親のところへはこないで、
台所
(
だいどころ
)
へはいって、なにかくどくど
下女
(
げじょ
)
にからかってる。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
地主
(
じぬし
)
は、
台所
(
だいどころ
)
へ
顔
(
かお
)
を
出
(
だ
)
しました。そして、百
姓
(
しょう
)
の
持
(
も
)
ってきた
大根
(
だいこん
)
をちょいとながめました。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その声をききつけて、たちまち、白い小バトが二
羽
(
わ
)
、
台所
(
だいどころ
)
の
窓
(
まど
)
からはいってきました。つづいて山バトが、いく羽もいく羽もはいってきました。
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
“台所”の解説
台所(だいどころ、en: Kitchen)とは、屋内において調理を行うために設けられた施設および空間である。流し台(給水設備、排水設備)、加熱調理器(コンロ)、換気設備(換気扇)、作業台、収納庫と作業空間から構成される。
(出典:Wikipedia)
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“台所”で始まる語句
台所口
台所様
台所町
台所充満