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事情
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じじやう
ふりがな文庫
“
事情
(
じじやう
)” の例文
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
、
厚利
(
こうり
)
に
出
(
い
)
づる
者
(
もの
)
なるに、
之
(
これ
)
に
説
(
と
)
くに
名高
(
めいかう
)
を
以
(
もつ
)
てせば、
則
(
すなは
)
ち
無心
(
むしん
)
にして
事情
(
じじやう
)
に
遠
(
とほ
)
しとせられ、
必
(
かなら
)
ず
(六三)
收
(
をさ
)
められざらん。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
彼
(
かれ
)
は
色々
(
いろ/\
)
な
事情
(
じじやう
)
を
綜合
(
そうがふ
)
して
考
(
かんが
)
へた
上
(
うへ
)
、まあ
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
だらうと
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で
極
(
き
)
めた。さうして
爪
(
つめ
)
の
先
(
さき
)
で
輕
(
かる
)
く
鐵瓶
(
てつびん
)
の
縁
(
ふち
)
を
敲
(
たゝ
)
いた。
其時
(
そのとき
)
座敷
(
ざしき
)
で
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
然
(
しか
)
しその
時
(
とき
)
の
周圍
(
しうゐ
)
の
事情
(
じじやう
)
は、
病人
(
びやうにん
)
をK
氏
(
し
)
の
家
(
うち
)
に
臥
(
ね
)
かして
置
(
お
)
く
事
(
こと
)
を
許
(
ゆる
)
さないので、
直
(
す
)
ぐに
何處
(
どこ
)
へか
入院
(
にふゐん
)
させなければならなかつた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
諸外國
(
しよぐわいこく
)
の
事情
(
じじやう
)
を
悉
(
こと/″\
)
く
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れて
考
(
かんが
)
へなければならぬのであつて、
最
(
もつと
)
も
見通
(
みとほ
)
しの
立
(
た
)
ち
惡
(
にく
)
いものである。それで
常
(
つね
)
に
商賣人
(
しやうばいにん
)
に
累
(
るゐ
)
を
來
(
きた
)
すものである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
一日
(
いちにち
)
も
速
(
すみや
)
かに
日本
(
につぽん
)
へ
皈
(
かへ
)
りたいのは
山々
(
やま/\
)
だが、
前後
(
ぜんご
)
の
事情
(
じじやう
)
を
察
(
さつ
)
すると、
今
(
いま
)
此人
(
このひと
)
に
向
(
むか
)
つて、
其樣
(
そん
)
な
我儘
(
わがまゝ
)
は
言
(
い
)
はれぬのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
未開社會
(
みかいしやくわい
)
に於いては
事情
(
じじやう
)
大に
異
(
こと
)
なり、食物の不要部は
總
(
すべ
)
て自家の物捨て塲、或は共同の物捨て塲に捨てらるるなり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
今
(
いま
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
には
憎
(
にく
)
くし
剛慾
(
がうよく
)
もの
事情
(
じじやう
)
あくまで
知
(
し
)
りぬきながら
知
(
し
)
らず
顏
(
がほ
)
の
烟草
(
たばこ
)
ふか/\
身
(
み
)
に
過
(
あやま
)
りあればこそ
疊
(
たゝみ
)
に
額
(
ひたひ
)
ほり
埋
(
うづ
)
めて
歎願
(
たんぐわん
)
も
吹出
(
ふきい
)
だす
烟
(
けむり
)
の
輪
(
わ
)
と
消
(
け
)
して
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
檢死
(
けんし
)
は
行
(
おこな
)
はれない
事情
(
じじやう
)
があつて、
死體
(
したい
)
は
菰包
(
こもづつ
)
みのまゝ
十日
(
とをか
)
近
(
ちか
)
くも
轉
(
ころ
)
がしてあつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
道子
(
みちこ
)
はその
辺
(
へん
)
の
蕎麦屋
(
そばや
)
に
誘
(
さそ
)
ひ、
委
(
くは
)
しくいろ/\の
事情
(
じじやう
)
をきいた。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
此
(
こ
)
の
間
(
かん
)
金解禁
(
きんかいきん
)
の
計畫
(
けいくわく
)
をしたのは一
再
(
さい
)
に
止
(
とゞ
)
まらなかつたが、
種々
(
しゆ/″\
)
の
事情
(
じじやう
)
の
爲
(
た
)
めに
其
(
そ
)
の
實現
(
じつげん
)
が
出來
(
でき
)
なかつた。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
それが
或
(
ある
)
事情
(
じじやう
)
の
爲
(
た
)
めに
明言
(
めいげん
)
する
事
(
こと
)
も
出來
(
でき
)
ず、さりとて
主家
(
しゆか
)
の
大難
(
だいなん
)
を
知
(
し
)
らぬ
顏
(
かほ
)
に
打※
(
うちすぎ
)
るにも
忍
(
しの
)
びで、かくは
縁起話
(
えんぎばなし
)
に
托言
(
かこつ
)
けて、
其
(
その
)
夜
(
よ
)
の
出發
(
しゆつぱつ
)
を
止
(
とゞ
)
めたのかも
知
(
し
)
れぬ。と
語
(
かた
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
開
(
ひら
)
いて
見
(
み
)
ると、
約束
(
やくそく
)
通
(
どほ
)
り
一所
(
いつしよ
)
に
歸
(
かへ
)
る
積
(
つもり
)
でゐたが、
少
(
すこ
)
し
事情
(
じじやう
)
があつて
先
(
さき
)
へ
立
(
た
)
たなければならない
事
(
こと
)
になつたからと
云
(
い
)
ふ
斷
(
ことわり
)
を
述
(
の
)
べた
末
(
すゑ
)
に、
何
(
いづ
)
れ
京都
(
きやうと
)
で
緩
(
ゆつ
)
くり
會
(
あ
)
はうと
書
(
か
)
いてあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
申子
(
しんし
)
は
(一二五)
卑卑
(
ひひ
)
、
(一二六)
之
(
これ
)
を
名實
(
めいじつ
)
に
施
(
ほどこ
)
す。
韓子
(
かんし
)
は
(一二七)
繩墨
(
じようぼく
)
を
引
(
ひ
)
いて
事情
(
じじやう
)
に
切
(
せつ
)
に、
是非
(
ぜひ
)
を
明
(
あきら
)
かにす、
其
(
そ
)
れ
極
(
きは
)
めて
(一二八)
慘礉
(
さんかく
)
にして
恩
(
おん
)
少
(
すくな
)
し。
皆
(
みな
)
道徳
(
だうとく
)
の
意
(
い
)
に
原
(
もと
)
づく。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
それでなくてさへ
隨分
(
ずゐぶん
)
出入
(
でいり
)
の
者
(
もの
)
の
手
(
て
)
などを
假
(
か
)
りて、
私
(
わたし
)
の
手
(
て
)
もとまで
怪
(
あや
)
しい
遣
(
つか
)
ひ
物
(
もの
)
などをよこして、
斯
(
か
)
ういふ
事情
(
じじやう
)
で
酷
(
ひど
)
く
難儀
(
なんぎ
)
をして
居
(
を
)
ります、
此裁判
(
このさいばん
)
の
判決次第
(
はんけつしだい
)
で
生死
(
しやうし
)
の
分
(
わ
)
け
目
(
め
)
に
成
(
な
)
りますなどゝ
言
(
い
)
つて
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
而
(
しか
)
も
其時期
(
そのじき
)
は
成
(
な
)
るべく
速
(
すみやか
)
に
之
(
これ
)
を
決行
(
けつかう
)
せざるを
得
(
え
)
ぬと
決心
(
けつしん
)
したのは
右
(
みぎ
)
の
事情
(
じじやう
)
によるからであつたのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
今
(
いま
)
前後
(
ぜんご
)
の
事情
(
じじやう
)
より
考
(
かんが
)
へ、また
君
(
きみ
)
の
人物
(
じんぶつ
)
を
信
(
しん
)
ずるので、
若
(
も
)
し、
君
(
きみ
)
に
確固
(
くわくこ
)
たる
約束
(
やくそく
)
があるならば、
今日
(
こんにち
)
に
於
(
おい
)
て、
此
(
この
)
大秘密
(
だいひみつ
)
を、
君
(
きみ
)
に
明言
(
めいげん
)
して
置
(
お
)
く
事
(
こと
)
の、
寧
(
むし
)
ろ
得策
(
とくさく
)
なるを
信
(
しん
)
ずるのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
移
(
うつ
)
る
前
(
まへ
)
に、
好
(
い
)
い
機會
(
きくわい
)
だから
一寸
(
ちよつと
)
東京
(
とうきやう
)
迄
(
まで
)
出
(
で
)
たいものだと
考
(
かんが
)
へてゐるうちに、
今度
(
こんど
)
も
色々
(
いろ/\
)
の
事情
(
じじやう
)
に
制
(
せい
)
せられて、つい
夫
(
それ
)
も
遂行
(
すゐかう
)
せずに、
矢張
(
やは
)
り
下
(
くだ
)
り
列車
(
れつしや
)
の
走
(
はし
)
る
方
(
かた
)
に
自己
(
じこ
)
の
運命
(
うんめい
)
を
托
(
たく
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
時
(
とき
)
なる
哉
(
かな
)
松澤
(
まつざは
)
はさる
歳
(
とし
)
商法上
(
しやうはふじやう
)
の
都合
(
つがふ
)
に
依
(
よ
)
り
新田
(
につた
)
より
一時
(
いちじ
)
借
(
か
)
り
入
(
い
)
れし
二千許
(
にせんばかり
)
の
金
(
かね
)
ことしは
既
(
すで
)
に
期限
(
きげん
)
ながら
一兩年
(
いちりやうねん
)
引
(
ひき
)
つゞきての
不景氣
(
ふけいき
)
に
流石
(
さすが
)
の
老舖
(
しにせ
)
も
手元
(
てもと
)
豐
(
ゆた
)
かならず
殊
(
こと
)
に
織元
(
おりもと
)
その
外
(
ほか
)
にも
仕拂
(
しはら
)
ふべき
金
(
かね
)
いと
多
(
おほ
)
ければ
新田
(
につた
)
は
親族
(
しんぞく
)
の
間柄
(
あひだがら
)
なり
且
(
かつ
)
は
是迄
(
これまで
)
我
(
わ
)
が
方
(
かた
)
より
立
(
たて
)
かへし
分
(
ぶん
)
も
少
(
すくな
)
からねばよもや
事情
(
じじやう
)
打
(
うち
)
あけて
延期
(
えんき
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“事情”の解説
事情
(出典:Wikipedia)
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“事情”で始まる語句
事情合