“二千許”の読み方と例文
読み方割合
にせんばかり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時(とき)なる哉(かな)松澤(まつざは)はさる歳(とし)商法上(しやうはふじやう)の都合(つがふ)に依(よ)り新田(につた)より一時(いちじ)借(か)り入(い)れし二千許(にせんばかり)の金(かね)ことしは既(すで)に期限(きげん)ながら一兩年(いちりやうねん)引(ひき)つゞきての不景氣(ふけいき)に流石(さすが)の老舖(しにせ)も手元(てもと)豐(ゆた)かならず殊(こと)に織元(おりもと)その外(ほか)にも仕拂(しはら)ふべき金(かね)いと多(おほ)ければ新田(につた)は親族(しんぞく)の間柄(あひだがら)なり且(かつ)は是迄(これまで)我(わ)が方(かた)より立(たて)かへし分(ぶん)も少(すくな)からねばよもや事情(じじやう)打(うち)あけて延期(えんき)を
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)