老母の覚書にもある通りの紙の名札が、高い欄間から並べて張ってあったが、それは店さきの畳からは、三間以上も奥の方だった。
縁側の戸を全部閉めさせて、欄間から入る月の光を頼りに、囲いの中で平次と八五郎は顔を見合せました。眉毛の数まで読めそうです。
“欄間”の意味
“欄間”の解説
欄間(らんま)は、日本の建築様式にみられる建具の一種。採光、通風、装飾といった目的のために天井と鴨居との間に設けられる開口部材をいう。なお、広義には「ランマ」と表記して洋室などに付けられる「回転ランマ」のように室内通気用部材(建具)をいうこともある。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)