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流行
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りうかう
ふりがな文庫
“
流行
(
りうかう
)” の例文
妙齡
(
としごろ
)
に
至
(
いた
)
らせ
給
(
たま
)
ひなば、あはれ
才徳
(
さいとく
)
かね
備
(
そな
)
はり、
希有
(
けう
)
の
夫人
(
ふじん
)
とならせ
給
(
たま
)
はん。
即
(
すなは
)
ち、
近
(
ちか
)
ごろの
流行
(
りうかう
)
の
良妻賢母
(
りやうさいけんぼ
)
にましますべし。
妙齢
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
斯
(
か
)
くの
如
(
ごと
)
き
對照式
(
たいせうしき
)
の
綺語
(
きご
)
——
技巧的
(
ぎこうてき
)
な
比喩語
(
ひゆご
)
——を
竝
(
なら
)
ぶることはシェークスピヤの
青年期
(
せいねんき
)
にはイギリス
文壇
(
ぶんだん
)
の
流行
(
りうかう
)
なりしなり。
以下
(
いか
)
にも
同例
(
どうれい
)
多
(
おほ
)
し。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
〔譯〕
知
(
ち
)
は是れ
行
(
かう
)
の
主宰
(
しゆさい
)
なり、
乾道
(
けんだう
)
なり。行は是れ知の
流行
(
りうかう
)
なり、
坤道
(
こんだう
)
なり。合して以て
體躯
(
たいく
)
を成す。則ち知行は是れ二にして一、一にして二なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
...
眞面目
(
まじめ
)
な
事實
(
じゝつ
)
は
流行
(
りうかう
)
の
小説
(
せうせつ
)
とは
少
(
すこ
)
し
趣
(
おもむき
)
を
異
(
こと
)
にしますから』と
兒玉
(
こだま
)
は
微笑
(
びせう
)
を
洩
(
も
)
らして『
小説
(
せうせつ
)
も
面白
(
おもしろ
)
う
御座
(
ござ
)
います。けれ
共
(
ども
)
事實
(
じゝつ
)
は
更
(
さら
)
に
面白
(
おもしろ
)
う
御座
(
ござ
)
います。』
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
冒険譚
(
ばうけんだん
)
の
行
(
おこな
)
はれし十八
世紀
(
せいき
)
には
航海
(
かうかい
)
の
好奇心
(
かうきしん
)
を
焔
(
もや
)
し、
京伝
(
きやうでん
)
の
洒落本
(
しやれぼん
)
流行
(
りうかう
)
せし
時
(
とき
)
は
勘当帳
(
かんだうちやう
)
の
紙数
(
しすう
)
増加
(
ぞうか
)
せしとかや。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
▼ もっと見る
引出し終に
表店
(
おもてだな
)
へ出て
可
(
か
)
なりに暮し一度は
流行
(
りうかう
)
爲
(
な
)
しけれども元より
己
(
おのれ
)
に覺えなき
業
(
わざ
)
なれば終には此處の
内儀
(
ないぎ
)
が藥違ひにて殺されたの彼所の
息子
(
むすこ
)
が
見立違
(
みたてちが
)
ひにて苦しみ
死
(
しに
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
伊太利
(
いたりー
)
の
著作家
(
ちよさくか
)
で
至
(
いた
)
つて
流行
(
りうかう
)
の人があつて、
其処
(
そこ
)
へ
書林
(
ほんや
)
から、本を
誂
(
あつ
)
らへまするに、
今度
(
こんど
)
は
何々
(
なに/\
)
の
作
(
さく
)
をねがひますと
頼
(
たの
)
みに
行
(
ゆ
)
きまする時に、
小僧
(
こぞう
)
が
遣物
(
つかひもの
)
を持つて
行
(
ゆ
)
くんです。
西洋の丁稚
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
近頃
(
ちかごろ
)
、
東京
(
とうきやう
)
に
於
(
お
)
ける、
或
(
あるひ
)
は
日本
(
にほん
)
に
於
(
お
)
ける
麻雀
(
マアジヤン
)
の
流行
(
りうかう
)
は
凄
(
すさ
)
まじいばかりで、
麻雀倶樂部
(
マアジヤンくらぶ
)
の
開業
(
かいげふ
)
は
全
(
まつた
)
く
雨後
(
うご
)
の
筍
(
たけのこ
)
の
如
(
ごと
)
しで
邊鄙
(
へんぴ
)
な
郊外
(
かうぐわい
)
の
町
(
まち
)
にまで
及
(
およ
)
んでゐるやうだが、そこはどこまでも
日本式
(
にほんしき
)
な
小綺麗
(
こぎれい
)
さ
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
お
前
(
まへ
)
の
父
(
とゝ
)
さん
孫
(
まご
)
いもんさむとお
國元
(
くにもと
)
を
顯
(
あら
)
はし
給
(
たま
)
ふも
皆
(
みな
)
この
折
(
をり
)
の
隱
(
かく
)
し
藝
(
げい
)
なり、されば
派手者
(
はでしや
)
の
奧
(
おく
)
さま
此日
(
このひ
)
を
晴
(
は
)
れにして、
新調
(
しんちよう
)
の三
枚
(
まい
)
着
(
ぎ
)
に
今歳
(
ことし
)
の
流行
(
りうかう
)
を
知
(
し
)
らしめ
給
(
たま
)
ふ、
世
(
よ
)
は
冬
(
ふゆ
)
なれど
陽春
(
ようしゆん
)
三
月
(
ぐわつ
)
のおもかげ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此湯
硫黄
(
ゆわう
)
の気ありて
能
(
よく
)
疥癬
(
しつ
)
の
類
(
るゐ
)
を
治
(
ぢ
)
し、
一時
(
いちじ
)
流行
(
りうかう
)
して人群をなせり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
時
(
とき
)
の
流行
(
りうかう
)
といへば、
別
(
べつ
)
して
婦人
(
ふじん
)
が
見得
(
みえ
)
と
憧憬
(
しようけい
)
の
的
(
まと
)
にする……
的
(
まと
)
となれば、
金銀
(
きんぎん
)
相
(
あひ
)
輝
(
かゞや
)
く。
弓
(
ゆみ
)
を
學
(
まな
)
ぶものの、
三年
(
さんねん
)
凝視
(
ぎようし
)
の
瞳
(
ひとみ
)
には
的
(
まと
)
の
虱
(
しらみ
)
も
其
(
そ
)
の
大
(
おほ
)
きさ
車輪
(
しやりん
)
である。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何
(
なん
)
と、お
祖父
(
ぢい
)
さん、
情無
(
なさけな
)
い
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
となったではござらぬか、
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
流行
(
りうかう
)
を
仕入𢌞
(
しいれまは
)
って
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
見
(
み
)
れば
扨
(
さて
)
も
美男子
(
びなんし
)
色
(
いろ
)
こそは
黒
(
くろ
)
みたれ
眉目
(
びもく
)
やさしく
口元
(
くちもと
)
柔和
(
にゆうわ
)
に
歳
(
とし
)
は
漸
(
やうや
)
く
二十
(
はたち
)
か
一
(
いち
)
か
繼々
(
つぎ/\
)
の
筒袖
(
つゝそで
)
着物
(
ぎもの
)
糸織
(
いとおり
)
ぞろへに
改
(
あらた
)
めて
帶
(
おび
)
に
卷
(
ま
)
く
金鎖
(
きんぐさ
)
りきらびやかの
姿
(
なり
)
させて
見
(
み
)
たし
流行
(
りうかう
)
の
花形俳優
(
はながたやくしや
)
何
(
なん
)
として
及
(
およ
)
びもないこと
大家
(
たいけ
)
の
若旦那
(
わかだんな
)
それ
至當
(
したう
)
の
役
(
やく
)
なるべし
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
童謠
(
どうえう
)
は(
應
(
おう
)
)が
始
(
はじ
)
めて
來
(
きた
)
りし
稍
(
やゝ
)
以前
(
いぜん
)
より、
何處
(
いづこ
)
より
傳
(
つた
)
へたりとも
知
(
し
)
らず
流行
(
りうかう
)
せるものにして、
爾來
(
じらい
)
父母※兄
(
ふぼしけい
)
が
誑
(
だま
)
しつ、
賺
(
すか
)
しつ
制
(
せい
)
すれども、
頑
(
ぐわん
)
として
少
(
すこ
)
しも
肯
(
き
)
かざりき。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
流行
(
りうかう
)
の
小唄
(
こうた
)
を
唱
(
うた
)
ひながらベンヺーリオーと
共
(
とも
)
にマーキューシオー
入
(
はひ
)
る。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
と
言
(
い
)
はうとして、ふと
己
(
おのれ
)
を
顧
(
かへり
)
みて
呆
(
あき
)
れ
返
(
かへ
)
つた。
這個
(
この
)
髯斑
(
ひげまだら
)
に
眼
(
まなこ
)
円
(
つぶら
)
にして
面
(
おも
)
赤
(
あか
)
き
辺塞
(
へんさい
)
の
驍将
(
げうしやう
)
に
対
(
たい
)
して、
爾
(
しか
)
き
言
(
こと
)
を
出
(
だ
)
さむには、
当時
(
たうじ
)
流行
(
りうかう
)
の
剣劇
(
けんげき
)
の
朱鞘
(
しゆざや
)
で
不可
(
いけず
)
、
講談
(
かうだん
)
ものゝ
鉄扇
(
てつせん
)
でも
不可
(
いけな
)
い。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今年
(
ことし
)
三月
(
さんぐわつ
)
の
半
(
なか
)
ばより、
東京市中
(
とうきやうしちう
)
穩
(
おだや
)
かならず、
天然痘
(
てんねんとう
)
流行
(
りうかう
)
につき、
其方此方
(
そちこち
)
から
注意
(
ちうい
)
をされて、
身體髮膚
(
しんたいはつぷ
)
これを
父母
(
ふぼ
)
にうけたり
敢
(
あへ
)
て
損
(
そこな
)
ひ
毀
(
やぶ
)
らざるを、と
其
(
そ
)
の
父母
(
ふぼ
)
は
扨
(
さ
)
て
在
(
おは
)
さねども、……
生命
(
いのち
)
は
惜
(
を
)
しし
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“流行”の解説
流行(りゅうこう、はやり、英: Mode, Trend, Fad, Fashion)とは、あるものが人々の間に広がること、またはその状態。ある社会のある時点で、特定の思考、表現形式、製品などがその社会へ浸透・普及していく過程にある状態を表す。
(出典:Wikipedia)
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“流行”で始まる語句
流行唄
流行歌
流行物
流行病
流行妓
流行児
流行神
流行感冒
流行廃
流行風邪