トップ
>
掘出
>
ほりだ
ふりがな文庫
“
掘出
(
ほりだ
)” の例文
鍬
(
くは
)
を
擔
(
かつ
)
いで
遺跡
(
ゐせき
)
さぐりに
歩
(
ある
)
き、
貝塚
(
かひづか
)
を
泥
(
どろ
)
だらけに
成
(
な
)
つて
掘
(
ほ
)
り、
其
(
その
)
掘出
(
ほりだ
)
したる
土器
(
どき
)
の
破片
(
はへん
)
を
背負
(
せお
)
ひ、
然
(
さ
)
うして
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
つて
井戸端
(
ゐどばた
)
で
洗
(
あら
)
ふ。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
渡島國凾舘住吉町
(
をしまのくにはこたてすみよしてう
)
、
後志
(
しりべし
)
國余市川村、
石狩
(
いしかり
)
國
空知監獄署用地
(
ソラチかんごくしようようち
)
、
日高
(
ひだか
)
國
捫別舊會所
(
もんべつきうくわいじよ
)
の
裏
(
うら
)
等よりは
石鏃
(
せきぞく
)
を入れたる
儘
(
まま
)
の
土器
(
どき
)
を
掘出
(
ほりだ
)
せし事有り。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
それを
石橋
(
いしばし
)
と
私
(
わたし
)
とで
頻
(
しきり
)
に
掘出
(
ほりだ
)
しに
掛
(
かゝ
)
つた、すると
群雄
(
ぐんいう
)
四方
(
しはう
)
より
起
(
おこ
)
つて、
響
(
ひゞき
)
の声に
応
(
おう
)
ずるが
如
(
ごと
)
しです、
是
(
これ
)
が
硯友社
(
けんいうしや
)
創立
(
さうりつ
)
の
導火線
(
だうくわせん
)
と
成
(
な
)
つたので
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
伴「実は江戸へ
仕入
(
しいれ
)
に行った時に、あの海音如来の
金無垢
(
きんむく
)
のお守を持って来て、
此処
(
こゝ
)
へ埋めて置いたのだから、
掘出
(
ほりだ
)
そうと思って来たんだ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
夜中に
掘出
(
ほりだ
)
し其の死骸の
衣類
(
いるゐ
)
等を
殘
(
のこ
)
らず
剥取
(
はぎとり
)
申候處此儀
顯
(
あらは
)
れしに付早々
逐電
(
ちくでん
)
致
(
いた
)
し候と一々白状に及びければ即ち其
趣
(
おもむ
)
きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
蒙古
(
もうこ
)
退治の
注進状
(
ちゅうしんじょう
)
の中に、確か
此人
(
このひと
)
の
連名
(
れんみょう
)
もあったかと思いますが……。いや、それは調べれば
直
(
すぐ
)
に判ります。何しろ、面白いものを
掘出
(
ほりだ
)
しましたよ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彼は自ら一軍を率いて、アメシス王の
廟所
(
びょうしょ
)
のあるサイスの
市
(
まち
)
に向った。サイスに着くと、彼は、故アメシス王の墓所を探出し、その屍を
掘出
(
ほりだ
)
して、
己
(
おのれ
)
の前に持って来るよう、一同に命令した。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
「まあ
掘出
(
ほりだ
)
し
物
(
もの
)
ですね。八十
圓
(
ゑん
)
で
買
(
か
)
ひました」と
主人
(
しゆじん
)
はすぐ
答
(
こた
)
へた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ロレ
前
(
まへ
)
のを
墓
(
はか
)
に
葬
(
ほうむ
)
って、
別
(
べつ
)
のを
掘出
(
ほりだ
)
せとは
曾
(
つひ
)
ぞ
言
(
い
)
はぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
大
(
おほ
)
いに
疲勞
(
ひらう
)
して
來
(
き
)
たので、
引揚
(
ひきあ
)
げやうかと
考
(
かんが
)
へて
居
(
ゐ
)
る
間
(
うち
)
、
幻花子
(
げんくわし
)
は、
口部
(
こうぶ
)
だけ
缺
(
か
)
けて、
他
(
た
)
は
完全
(
くわんぜん
)
なる
土瓶
(
どびん
)
を一
箇
(
こ
)
、
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
か
經
(
へ
)
て
衰破
(
すゐは
)
斷滅
(
だんめつ
)
し其屋敷
跡
(
あと
)
は
畑
(
はた
)
となりて
殘
(
のこ
)
れり其中に少しの
丘
(
をか
)
ありて
時々
(
とき/″\
)
錢
(
ぜに
)
又は
其外
(
そのほか
)
種々
(
いろ/\
)
の
器物
(
きぶつ
)
など
掘出
(
ほりだ
)
す事ある由を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
上へ印の竹を立てゝ置けば、家捜しをされても大丈夫だ、そこで一旦身を隠して、半年か一年も立って、ほとぼりの冷めた時分
帰
(
けえ
)
って来て
掘出
(
ほりだ
)
せば大丈夫知れる
気遣
(
きづかい
)
はねえ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
山𤢖の棲家に金の兜を発見するとは、豚小屋から真珠を
掘出
(
ほりだ
)
したようなもので、
何人
(
なんぴと
)
も想像の及ばぬ所であろう。歴史の智識に富んでいる大学生は、早くも
之
(
これ
)
を鎌倉時代の物と見た。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
『あんな
事
(
こと
)
言
(
い
)
つて、
親分
(
おやぶん
)
トボケて
居
(
ゐ
)
るが、
面白
(
おもしろ
)
い
土瓶
(
どびん
)
見
(
み
)
たやうな
物
(
もの
)
だの、
香爐
(
かうろ
)
見
(
み
)
たやうな
物
(
もの
)
だの、
澤山
(
たくさん
)
掘出
(
ほりだ
)
して
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
るだよ』と
教
(
をし
)
へて
呉
(
く
)
れた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
掘出
(
ほりだ
)
されし由を
慥
(
たしか
)
に
承
(
うけた
)
まはり
及
(
および
)
たり
扨々
(
さて/\
)
浦山敷
(
うらやましき
)
事なり何卒其古金の内を少々
拙者
(
せつしや
)
へ
配分
(
はいぶん
)
致し賜れと云ふに兵助は
發
(
はつ
)
と思へど
然有
(
さあら
)
ぬ
風情
(
ふぜい
)
にて貴殿には
然
(
さる
)
ことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
發掘
(
はつくつ
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
依然
(
いぜん
)
として
多量
(
たりやう
)
の
彌生式土器破片
(
やよひしきどきはへん
)
、
及
(
およ
)
び
同
(
どう
)
徳利形
(
とくりがた
)
の
上半部
(
じやうはんぶ
)
を(
水谷氏
(
みづたにし
)
、二
箇
(
こ
)
。
望蜀生
(
ばうしよくせい
)
、三
箇
(
こ
)
)
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
一寸
(
ちよつと
)
掘
(
ほ
)
れば
直
(
す
)
ぐに
完全
(
くわんぜん
)
な
物
(
もの
)
が
出
(
で
)
る
位
(
くらゐ
)
に
考
(
かんが
)
へて
居
(
ゐ
)
た
見物連
(
けんぶつれん
)
は、一
向
(
かう
)
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
ないので、
釣
(
つり
)
を
見
(
み
)
るよりも
未
(
ま
)
だつまらぬなど、そろ/\
惡口
(
わるくち
)
を
掘出
(
ほりだ
)
すのである。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
今日
(
けふ
)
は
香爐形
(
こうろがた
)
以上
(
いじやう
)
の
珍品
(
ちんぴん
)
を
掘出
(
ほりだ
)
したいと
力味
(
りきみ
)
かへつて
居
(
ゐ
)
ると、
余
(
よ
)
は
磨石斧
(
ませきふ
)
を
其燒土
(
そのやけつち
)
の
中
(
なか
)
から
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
並
(
なら
)
んで
掘
(
ほ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
望生
(
ぼうせい
)
の
膝頭
(
ひざかしら
)
が
泥
(
どろ
)
に
埋
(
うま
)
つて
居
(
ゐ
)
るのを、
狹衣子
(
さごろもし
)
が
完全
(
くわんぜん
)
な
土器
(
どき
)
と
間違
(
まちが
)
へて
掘出
(
ほりだ
)
さうとすると、ピヨイと
望生
(
ぼうせい
)
が
起上
(
たちあが
)
つたので、
土器
(
どき
)
に
羽根
(
はね
)
が
生
(
は
)
えたかと
驚
(
おどろ
)
いたのも
其頃
(
そのごろ
)
。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
人夫
(
にんぷ
)
として
茶店
(
ちやみせ
)
の
息子
(
むすこ
)
が
鍬
(
くわ
)
を
取
(
と
)
つたが、
間
(
ま
)
もなく
石匙
(
いしさじ
)
を
掘出
(
ほりだ
)
した。(第四圖ホ參照)
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
待
(
ま
)
てども/\
遣
(
や
)
つて
來
(
こ
)
ぬので、ハンマーを
持
(
も
)
つて
往還
(
わうくわん
)
をコツ/\
穿
(
うが
)
ち、
打石斧
(
だせきふ
)
の
埋
(
うも
)
れたのなど
掘出
(
ほりだ
)
して
居
(
ゐ
)
たが、それでも
來
(
こ
)
ない。
仕方
(
しかた
)
が
無
(
な
)
いので
此方
(
こつち
)
の
二人
(
ふたり
)
は、
先
(
さ
)
きへ
寺
(
てら
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
はい
)
つた。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
何
(
なに
)
か
出
(
で
)
たかと
問
(
と
)
ひながらも、
眼
(
め
)
を四
方
(
はう
)
に
配
(
くば
)
つて
見
(
み
)
ると、
掘出
(
ほりだ
)
した
貝
(
かひ
)
は、
一々
(
いち/\
)
篩
(
ふるひ
)
で
振
(
ふる
)
つて、
貝
(
かひ
)
は
貝
(
かひ
)
だけとして、
山
(
やま
)
の
如
(
ごと
)
く
積
(
つ
)
んである。
破片
(
はへん
)
が
其所此所
(
そこここ
)
に
散亂
(
さんらん
)
して
居
(
ゐ
)
る。
胸
(
むね
)
は
土器々々
(
どき/\
)
である。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
最後
(
さいご
)
の
日
(
ひ
)
に、
偶然
(
ぐうぜん
)
にも、それは
鶴見驛
(
つるみえき
)
から
線路
(
せんろ
)
を
起
(
こ
)
して、
少許
(
すこし
)
行
(
ゆ
)
つた
畑中
(
はたなか
)
の、
紺屋
(
こうや
)
の
横手
(
よこて
)
の
畑中
(
はたなか
)
から
掘出
(
ほりだ
)
しつゝあるのを
見出
(
みいだ
)
した。
普通
(
ふつう
)
貝塚
(
かひづか
)
などの
有
(
あ
)
るべき
個所
(
かしよ
)
ではない、
極
(
きは
)
めて
低地
(
ていち
)
だ。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
其間
(
そのうち
)
、
正午
(
ひる
)
になつたので、
一先
(
ひとま
)
づ
座敷
(
ざしき
)
へ
引揚
(
ひきあ
)
げ、
晝餐
(
ちうさん
)
の
饗應
(
きやうおう
)
を
受
(
う
)
け、それから
又
(
また
)
發掘
(
はつくつ
)
に
掛
(
かゝ
)
つたが、
相變
(
あひかは
)
らず
破片
(
はへん
)
が
出
(
で
)
る
位
(
くらゐ
)
。
漸
(
やうや
)
くそれでも
鯨骨
(
げいこつ
)
の
一片
(
ひとひら
)
と、
石槌
(
いしづち
)
、
打石斧
(
だせきふ
)
、
石皿
(
いしざら
)
の
破片
(
はへん
)
など
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
三十六
年
(
ねん
)
に
入
(
い
)
つて
余
(
よ
)
は
大成功
(
だいせいかう
)
をした。一
月
(
ぐわつ
)
十六
日
(
にち
)
には、
土器
(
どき
)
に
朱
(
しゆ
)
を
以
(
もつ
)
て
緻密
(
ちみつ
)
なる
模樣
(
もやう
)
を
畫
(
ゑが
)
いてあるのを、
二箇
(
ふたつ
)
まで
掘出
(
ほりだ
)
した。それから四十二
年
(
ねん
)
の
今日
(
こんにち
)
までに
斯
(
か
)
くの
如
(
ごと
)
き
珍品
(
ちんぴん
)
は
又
(
また
)
と
出
(
い
)
でずに
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
が
完全
(
くわんぜん
)
なる
土器
(
どき
)
の
蓋
(
ふた
)
を
掘出
(
ほりだ
)
して
來
(
き
)
たので、
急
(
きふ
)
に
行
(
ゆ
)
きたい
氣
(
き
)
に
成
(
な
)
り、三十六
年
(
ねん
)
十二
月
(
ぐわつ
)
十四
日
(
か
)
に、
幻花翁
(
げんくわおう
)
、
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
、
玄川子
(
げんせんし
)
との四
人連
(
にんづれ
)
、
品川
(
しながは
)
から
汽車
(
きしや
)
で
鶴見
(
つるみ
)
、それから一
里弱
(
りじやく
)
、
下末吉村
(
しもすゑよしむら
)
へと
行
(
い
)
つた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
掘
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“掘出”で始まる語句
掘出物