“ほりだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掘出88.2%
彫出5.9%
穿出5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渡島國凾舘住吉町をしまのくにはこたてすみよしてう後志しりべし國余市川村、石狩いしかり空知監獄署用地ソラチかんごくしようようち日高ひだか捫別舊會所もんべつきうくわいじようら等よりは石鏃せきぞくを入れたるまま土器どき掘出ほりだせし事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
六月下旬の日射ひざしがもう正午ひるに近い。山國の空は秋の如く澄んで、姫神山ひめかみさんの右の肩に、綿の樣な白雲が一團、彫出ほりだされた樣に浮んでゐる。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
神職 神のおおせじゃ、おんな、下におれ。——御灯みあかしをかかげい——(村人一人、とうひらく。にすかして)それは何だ。穿出ほりだしたものか、ちびりとれておる。や、(足を爪立つまだつ)へびからんだな。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)