トップ
>
並
>
ならび
ふりがな文庫
“
並
(
ならび
)” の例文
旧字:
竝
安藤謹んで曰く、今日
蘆原
(
あしはら
)
を下人二三人
召連通
(
めしつれとおり
)
候処、蘆原より敵か味方かと
問
(
とい
)
、乗掛見れば、
士
(
さむらい
)
一人床机に掛り、下人四五人
並
(
ならび
)
居たり。
大阪夏之陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
北斎のあらゆる方面の代表的作品とまた古来日本画の取扱ひ来りし題材
並
(
ならび
)
にその筆法とを
一瞥
(
いちべつ
)
の
下
(
もと
)
に通覧せしむる
辞彙
(
じい
)
の如きものなり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それに
就
(
つ
)
きては
本邦
(
ほんぽう
)
並
(
ならび
)
に
欧米
(
おうべい
)
の
名
(
な
)
ある
霊媒
(
れいばい
)
によりて
調査
(
ちょうさ
)
をすすめた
結果
(
けっか
)
、ドーも
事実
(
じじつ
)
として
之
(
これ
)
を
肯定
(
こうてい
)
しなければならないようであります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
並
(
ならび
)
に高館の一部——藤原四代の栄華の、最も重要な地点の上を流れ、これ等の古跡の大部分は、北上川の流の底になってしまったのでした。
水中の宮殿
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
即
(
すなは
)
ち
此所
(
こゝ
)
の
市長
(
しちやう
)
並
(
ならび
)
に
町會議員
(
ちやうくわいぎゐん
)
は
皆
(
みな
)
生物知
(
ゝまものし
)
りの
町人
(
ちやうにん
)
である、であるから
醫師
(
いし
)
を
見
(
み
)
ることは
神官
(
しんくわん
)
の
如
(
ごと
)
く、
其
(
そ
)
の
言
(
い
)
ふ
所
(
ところ
)
を
批評
(
ひゝやう
)
せずして
信
(
しん
)
じてゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
但
(
ただ
)
我が老いたる親
並
(
ならび
)
に
菴室
(
あんしつ
)
に在り。我を待つこと日を過さば、自ら心を
傷
(
いた
)
むる恨あらむ。我を望みて時に
違
(
たが
)
はば、必ず
明
(
めい
)
を
喪
(
うしな
)
ふ
泣
(
なみだ
)
を致さむ。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
左手より、特務曹長
並
(
ならび
)
に兵士六、七、八、九、十 五人登場、一列、壁に沿いて行進、右隊足踏みつつ挙手の礼 左隊答礼。
饑餓陣営:一幕
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
又當時虎列拉に死した人々の番附が發刊せられた。三陽さんは其二種を藏してゐるが、
並
(
ならび
)
に皆米庵を載せてゐるさうである。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
余事ではあるが、嵐雪というのは芭蕉の主な弟子の一人で、其角と
並
(
ならび
)
称
(
しょう
)
せられ、芭蕉の門人に其角、嵐雪ありと言ったと言われおる男である。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
奉「本所業平橋当時浪人浪島文治郎、神田豊島町
惣兵衞店
(
そうべえたな
)
亥太郎、本所松倉町
源六店
(
げんろくたな
)
國藏、浪人浪島方同居森松、
並
(
ならび
)
に町役人、組合名主ども」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
部下の一人に耳打ちした赤羽主任は、次にも一人の部下に、
容疑者
(
ようぎしゃ
)
として由蔵の逮捕
方
(
かた
)
並
(
ならび
)
に非常線を張ることを、本署に電話するように命じた。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
児童に博物学を教うるの一助ともなるから、教師
並
(
ならび
)
に父兄は児童に一日の休暇を与えるように希望するとあった。
真正
(
ほんとう
)
に善い事を希望している。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
僕は一昨年旅行の際、途中
客舎
(
かくしゃ
)
の読物にするため同書を携帯して歩いたが、一頁読むごとに大正の政治家
並
(
ならび
)
に青年に一読を勧めたいとまで思った。
デモクラシーの要素
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
本書第一巻を出してより一年有半、
蒐集
(
しゅうしゅう
)
及整理
漸
(
ようや
)
く終を告げ、今や本巻
並
(
ならび
)
に
之
(
これ
)
に続くべき第三巻を印刻する運びとなれるは編者の最も喜ぶ所なり。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
大使館ニ於テハ取敢エズ更ニ詳報
方
(
かた
)
船長ニ向ケ打電同時ニ別掲容態表
並
(
ならび
)
ニ乗組船医二名ノ手ヲ
以
(
もっ
)
テ最善ヲ尽ス
可
(
べ
)
キ旨同船長ヨリノ回答ニ接シタリ。
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
事
(
こと
)
の
發端
(
ほつたん
)
は、
明治十三年
(
めいじじゆうさんねん
)
二月二十二日
(
にがつにちじゆうににち
)
横濱
(
よこはま
)
並
(
ならび
)
にその
近郊
(
きんこう
)
に
於
(
おい
)
て、
煉瓦煙突
(
れんがえんとつ
)
並
(
ならび
)
に
土壁
(
どへき
)
に
小破損
(
しようはそん
)
を
生
(
しよう
)
ぜしめた
地震
(
ぢしん
)
にある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
我々とは社の村田君、友住君、国際通信社のジョオンズ君
並
(
ならび
)
に私の四人である。
抑
(
そもそも
)
車屋なる言葉が、日本人に与える
映像
(
イメエジ
)
は、決して薄ぎたないものじゃない。
上海游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かつまた、「竹材を用ゆる事の範囲
並
(
ならび
)
に
其
(
そ
)
の美術的価値を論ずるは最も興味ある事」であると注意している。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
微
(
び
)
に
入
(
い
)
り
細
(
さい
)
を
穿
(
うが
)
った分析
並
(
ならび
)
に綜合の結果、
塵
(
ちり
)
一筋
(
ひとすじ
)
の手抜かりもない、絶対に安全な方法を考え出したのだ。
心理試験
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
第一に、頸部の絞殺致命傷
並
(
ならび
)
に胸部の絞痕——最初私はこの傷を
鞭
(
むち
)
様の兇器で殴り附けたものと感違いした——に与えられた暴力が、非常に強大なものなる事。
デパートの絞刑吏
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
あっぱれ恩威
並
(
ならび
)
行われて候と陛下を
小楯
(
こだて
)
に五千万の見物に向って気どった
見得
(
みえ
)
は、何という醜態であるか。
謀叛論(草稿)
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
警察の呼び出しは、しかし、自転車の鑑札
並
(
ならび
)
に税金のことだった。ほっとし、以後、税金は収めることにした。自転車はその頃雇った春松の使うものであった。
俗臭
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
彼方
(
あなた
)
は黒塀がひしひしと、
遥
(
はるか
)
に一
並
(
ならび
)
、一ツ折れてまた一並、三階の部屋々々、棟の数は多いけれど、まだいずくにも灯が入らず、
森
(
しん
)
として
三味線
(
さみせん
)
の
音
(
ね
)
もしない。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
三人
(
さんにん
)
が
各自
(
てんで
)
に
手分
(
てわけ
)
をして、
会員
(
くわいゝん
)
を
募集
(
ぼしう
)
する事に
成
(
な
)
つた、学校に
居
(
を
)
る者、
並
(
ならび
)
に
其以外
(
それいぐわい
)
の者をも
語合
(
かたら
)
つて、
惣勢
(
そうぜい
)
二十五
人
(
にん
)
も
得
(
え
)
ましたらうか、
其内
(
そのうち
)
過半
(
くわはん
)
は
予備門
(
よびもん
)
の学生でした
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
去程
(
さるほど
)
に秀次公御若君達
並
(
ならび
)
に御寵愛の女房達これかれ三十人餘、同八日之夜徳永式部卿法印がやかたへうつしまいらせ、前田徳善院田中兵部大輔きびしく番をつとめにけり
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
我々は凡て我々の前にあつた人々から
並
(
ならび
)
に我々と共にある人々から受け且つ学ばねばならぬ。
ゲーテに於ける自然と歴史
(新字旧仮名)
/
三木清
(著)
其節は主税之助も
屹度
(
きつと
)
請合
(
うけあひ
)
私ども兩人
並
(
ならび
)
に
惣
(
そう
)
右衞門等證人同樣其
席
(
せき
)
に
罷
(
まかり
)
在候所主税之助實子
佐
(
すけ
)
五郎出生の後は先平助
遺言
(
ゆゐごん
)
に
戻
(
もど
)
り我が子に
家督
(
かとく
)
を
繼
(
つが
)
せんと
種々
(
しゆ/″\
)
惡謀
(
あくぼう
)
を
構
(
かま
)
へ藤五郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
富士観象会の目的
並
(
ならび
)
にその事務の大要は
載
(
の
)
せて前段の主趣
并
(
ならび
)
に規則書等に
詳
(
つまびら
)
かなり。
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
並
(
ならび
)
に第一の任務における史家の立場から見れば、なお未来であるがために、換言すれば現在の生活が未来の生活において何の意義をなすかは到底予見すべからざることであるがために
歴史の矛盾性
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
G・シュワルト、W・ゴンクール、
並
(
ならび
)
に小生は勿論の事、米国政府の首脳部も唯、この問題の一つのために、極東に対する政策の根本方針を決定し得ずにいる深刻な事実がありました。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
私が旅行した地域の範囲は、北緯四十一度に近い
蝦夷
(
えぞ
)
の西岸オタルナイから三十一度の薩摩の南端に至るといえば大略の見当はつくであろう。これを私は主として陸路、人力車
並
(
ならび
)
に馬によった。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
その流行病
最中
(
さいちゅう
)
、船に
乗
(
のっ
)
て大阪に
着
(
つい
)
て
暫時
(
ざんじ
)
逗留
(
とうりゅう
)
、ソレカラ江戸に
向
(
むかっ
)
て
出立
(
しゅったつ
)
と云うことにした所が、
凡
(
およ
)
そ藩の公用で勤番するに、私などの身分なれば道中
並
(
ならび
)
に在勤中家来を一人
呉
(
く
)
れるのが定例で
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「主人、朋友の
敵
(
かたき
)
は
其義
(
そのぎ
)
の浅深に
可依也
(
よるべきなり
)
、我子
並
(
ならび
)
に弟の
敵者不討也
(
かたきはうたざるなり
)
」
鍵屋の辻
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
問『キリストの神性、
並
(
ならび
)
にその贖罪に対する信仰が、果して一片のドグマに過ぎないであろうか? 御教訓が高尚で、合理的で、純潔であることに異論はないが、あまりにもキリスト教の趣旨と、相容れない点が多くはないであろうか?』
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
支那御料理
並
(
ならび
)
にすき焼
踊る地平線:03 黄と白の群像
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
○
打切
(
うちき
)
り
並
(
ならび
)
につゞ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
第二篇は歌麿の制作を分類して肉筆及
黄表紙
(
きびょうし
)
絵本類の
板下
(
はんした
)
並
(
ならび
)
に錦絵
摺物
(
すりもの
)
秘戯画等となし、
各品
(
かくひん
)
につき精細にその画様と色彩とを説明せり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
即
(
すなわ
)
ちここの
市長
(
しちょう
)
並
(
ならび
)
に
町会議員
(
ちょうかいぎいん
)
は
皆
(
みな
)
生物知
(
なまものし
)
りの
町人
(
ちょうにん
)
である、であるから
医師
(
いし
)
を
見
(
み
)
ることは
神官
(
しんかん
)
の
如
(
ごと
)
く、その
言
(
い
)
う
所
(
ところ
)
を
批評
(
ひひょう
)
せずして
信
(
しん
)
じている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
並
(
ならび
)
に是れ自ら詩人たる人にしあれば、いづれも
阿堵中
(
あとちゆう
)
の味えも知らざる
輩
(
ともがら
)
とは、日を同うして論ずべからざる
由
(
よし
)
あらむ。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ビジテリアン諸氏はこれらのことは
充分
(
じゅうぶん
)
ご承知であろうが
尚
(
なお
)
これを以て多くの病弱者や
老衰者
(
ろうすいしゃ
)
並
(
ならび
)
に
嬰児
(
えいじ
)
にまで及ぼそうとするのはどう云うものであろうか。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
殊
(
こと
)
に発句から二、三句、即ち第一、第二、第三等の句と、揚げ句、即ち終りの句
並
(
ならび
)
にその前の句とは必ず季のある句であって、それが全体を引締めておる。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
前
(
まへ
)
に
記
(
しる
)
したジャマイカ
地震
(
ぢしん
)
並
(
ならび
)
にリスボン
地震
(
ぢしん
)
に
於
(
お
)
ける
地割
(
ぢわ
)
れの
開閉
(
かいへい
)
は、
北條小學校
(
ほうじようしようがつこう
)
に
起
(
おこ
)
つたような
現象
(
げんしよう
)
が
極
(
きは
)
めて
大規模
(
おほきぼ
)
に
起
(
おこ
)
つたものとすれば
解釋
(
かいしやく
)
がつくように
思
(
おも
)
ふ。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
バッハの無伴奏チェロの組曲「第二番ニ短調、第三番ハ長調」
並
(
ならび
)
に「第一番ト長調、第六番ニ長調」を入れたもので、チェロは当代の巨匠カサルス、名曲の名演奏として
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
図らずも蘆屋の釜
並
(
ならび
)
に山風の笛が手に
入
(
い
)
りましたから、早速右
二品
(
ふたしな
)
を渡邊外記という金森家の重役へ預け、
仇討
(
あだうち
)
の免状を殿様より頂戴致しまして、
公然
(
おもてむき
)
仇討に出立致しまして
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
蜆
(
しゞみ
)
、
白味噌汁
(
しろみそしる
)
。
大蛤
(
おほはまぐり
)
、
味醂蒸
(
みりんむし
)
。
並
(
ならび
)
に
茶碗蒸
(
ちやわんむし
)
。
蕗
(
ふき
)
、
椎茸
(
しひたけ
)
つけあはせ、
蒲鉾
(
かまぼこ
)
、
鉢
(
はち
)
。
淺草海苔
(
あさくさのり
)
。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一行とは竹内栖鳳氏の一族郎党、
並
(
ならび
)
に
大元
(
たいげん
)
洋行のお
上
(
かみ
)
さんである。駕籠の乗り心地は思ったよりも好い。私はその駕籠の棒に長々と両足を伸ばしながら、廬山の風光を楽んで行った。
長江游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
やがて喬介
並
(
ならび
)
に警察医の検案に依って、第二の屍体は、第一のそれと殆ど同時刻に殺されたもので、致命傷は、鋭利な短刀様の兇器で背後から第六胸椎と第七胸椎との間に突立てた
気狂い機関車
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
活動写真撮影業及び活動写真機械及附属品販売業
並
(
ならび
)
にフィルム
現像
(
げんぞう
)
、
複写業
(
ふくしゃぎょう
)
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
並
(
ならび
)
に視野の広いまた多方面からの観察とが、要求せられるであろう。
日本上代史の研究に関する二、三の傾向について
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
憑司
猶
(
なほ
)
押返
(
おしかへ
)
し恐れ乍ら其死骸が馬丁
並
(
ならび
)
に空せみと申
遊女
(
いうぢよ
)
なりと云
確固
(
たしか
)
なる
證據
(
しようこ
)
も御座らずといふに越前守殿馬丁には
慥
(
たしか
)
の證據も非ざれ共女は
腕
(
うで
)
に源次郎命と
彫物
(
ほりもの
)
ありし故是なる源次郎の申口にて
委細
(
ゐさい
)
相譯
(
あひわか
)
りしなり又一人は
空
(
うつ
)
せみを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
並
常用漢字
小6
部首:⼀
8画
“並”を含む語句
並木道
家並
並木路
人並
門並
月並
軒並
歯並
並居
押並
並立
日並
並等
相並
並木
世間並
居並
並行
並々
世並
...