-
トップ
>
-
其義
太史公曰く、
余、
司馬の
兵法を
讀むに、
(三六)閎廓深遠にして、
(三七)三
代の
征伐と
雖も、
未だ
其義を
竟す※
能はず、
其文の
如きは、
亦(三八)少しく
襃せり。
乳母とピーターとの
來るを
見附けての
評語とも、マーキューシオーとベンヺーリオーの
猥雜な
問答を
反語的に
評したるものと
解せらる。こゝには
後者を
正しと
見て、
其義に
譯しておきたり。
「主人、朋友の
敵は
其義の浅深に
可依也、我子
並に弟の
敵者不討也」