“其義”の読み方と例文
読み方割合
そのぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太史公たいしこういはく、司馬しば兵法へいはふむに、(三六)閎廓くわうくわく深遠しんゑんにして、(三七)だい征伐せいばついへども、いま其義そのぎつくす※あたはず、其文そのぶんごときは、また(三八)すこしくはうせり。
乳母うばとピーターとのきたるを見附みつけての評語ひゃうごとも、マーキューシオーとベンヺーリオーの猥雜わいざつ問答もんだふ反語的はんごてきひゃうしたるものとかいせらる。こゝには後者こうしゃたゞしとて、其義そのぎやくしておきたり。
「主人、朋友のかたき其義そのぎの浅深に可依也よるべきなり、我子ならびに弟の敵者不討也かたきはうたざるなり
鍵屋の辻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)