“後者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうしゃ44.4%
こうしや33.3%
あと11.1%
カテリーナ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後者こうしゃはその肌の清らかなのを形容して衣通と呼んだのである。いかなる尊い人間でも、身の内から光りを放って夜を昼にするなどというためしのあるべき筈がない。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
前者ぜんしやれい大正十二年たいしようじゆうにねん關東大地震かんとうだいぢしんあるひ安政元年あんせいがんねん十一月四日じゆういちがつよつかおよ同五日どういつか東海道とうかいどう南海道大地震なんかいどうだいぢしんとうであつて、後者こうしやれいとしては明治二十九年めいじにじゆうくねん六月十五日ろくがつじゆうごにち三陸大津浪さんりくおほつなみげることが出來できる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
到底丑松は放逐されて生きて居る気は無かつた。其よりはむし後者あとの方をえらんだのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
さて右のような二人の女性が、セルゲイやカテリーナ・リヴォーヴナと一つ隊の仲間として出現したことは、後者カテリーナにとって悲劇の種になったのだった。