“板下”の読み方と例文
読み方割合
はんした100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五元集ごげんしゅう』の古板こはん其角きかく自身の板下はんしただからいくら高くてもかまわない買いたいと思うのはわれわれの如き旧派の俳人の古い証拠で
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
このおとっさんをひとつ、芸娼院の人別に入れてくんな、これは木曾の藤兄ふじあにいといって、めいはらませて子まで産ませて追ん出した上に、それを板下はんしたに書いて売出した当代の甘いおやじさんだ
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
板下はんしたに念を入れた数遍摺の美くしい錦絵のような袋を作った。