“はんした”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
板下50.0%
版下50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
板下はんしたに念を入れた数遍摺の美くしい錦絵のような袋を作った。
第二篇は歌麿の制作を分類して肉筆及黄表紙きびょうし絵本類の板下はんしたならびに錦絵摺物すりもの秘戯画等となし、各品かくひんにつき精細にその画様と色彩とを説明せり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
図篇の版下はんしたは、総て自分で画き、日本橋区呉服橋にあった刷版社で石版印刷にし、神田区神保町にあった敬業社で売らしていた。この図篇は、第二集、第三集と続いて出版された。
山羊髯が「分捕潜水艇」の標題を附けた版下はんした寸法書すんぽうがきを印刷部へまわしたものだろう。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)