“下見板”の読み方と例文
読み方割合
したみいた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉子は思わずよろけて入り口の下見板したみいたに寄りかかって、打撲を避けるように両手で顔を隠してうつむいてしまった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
天気のいい日は、家の正面にまともに西陽にしびがさしかけ、りかえった下見板したみいたがほこりっぽく木目を浮きあげる。雨の日は、看板のうしろの窓の鎧扉よろいどが、ひっそりとしずくを垂らしていた。