“押並”のいろいろな読み方と例文
旧字:押竝
読み方割合
おしなら57.1%
おしな28.6%
おしなべ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あきなひ未だ東西も知らぬ土地なれども櫛笄簪くしかうがひ脊負せおひ歩行あるくに名におふ大都會なれば日本一のまづしき人もあればまたならびなき金滿家かねもちもありて大名も棒手振ぼうてぶり押並おしならんで歩行あるく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
都もひな押並おしなべて黒きをる斯大なるかなしみの夜に、余等は茫然ぼうぜんと東の方を眺めて立った。生温なまあたたかい夜風がそよぐ。稲のがする。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
第二問、押並おしなべての戲曲の上をかくいふか。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)