“おしなら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
押並44.4%
推並33.3%
平均11.1%
押竝11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
き立てられ、急ぎ本堂へ直りますると、かれこれ坊主の四五十人も押並おしならび、いとねんごろなる法事供養をいたし、施餓鬼せがきをいたしまする内に、もはや日は西山せいざんに傾く事になりましたゆえ
早く早くとわめくを余所よそに、大蹈歩だいとうほ寛々かんかんたる老欧羅巴エウロッパ人は麦酒樽ビイルだるぬすみたるやうに腹突出つきいだして、桃色の服着たる十七八の娘の日本の絵日傘ゑひがさオレンジ色のリボンを飾りたるを小脇こわきにせると推並おしなら
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
平均おしならして六銭ぐらいしかとれません。
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)
本繩ほんなはかけ奉行所へ連行つれゆかるゝゆゑ當人は云ふに及ばず家内の者大いに驚き此度の一件に付て召捕るゝはずなしとあやしみ居たるに勘兵衞はやがて白洲へ引出ひきいだされ彼の海賊共と押竝おしならべての吟味ぎんみつき双方さうはうかほ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)