“バランス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平衡42.9%
平均28.6%
均衡14.3%
安定14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に左足を出すと右手を振る、こうして平衡バランスをとりながら歩行するじゃろう、ところが哀れにも木美子は右足を出すと同時に右手を振り、左足と左手を同時に出してしまうのじゃ
白金神経の少女 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
義の神と愛の神とが人の魂の中において平均バランスを取るに至って、初めて人の心は安定するのである。それに至るまでは苦闘である。ヨブは今この苦闘の道程において在る。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
急に得体えたいの知れぬ力が自分に迫つて来たのだが、それを防がうとする自分の力が迫つて来る力に較べて弱すぎ、均衡バランスが破れたといふ感じがたまらなく怖くなり、何とかして均衡を保たうとして
六白金星 (新字旧仮名) / 織田作之助(著)
C説——それならば、クラン・マッキンタイア号の報告した大暴風雨を受けて、あっという間に安定バランスを失い、忽ち覆伏したものと考えるのが一番簡単ではないか。
沈黙の水平線 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)