“セット”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
七世座20.0%
安定20.0%
撮影場20.0%
撮影所20.0%
組合20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そういえば〈シャトレェ〉や〈エドワード七世座セット〉へよく子供芝居を見に行った」
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
此の時ブルウス船長は、コウスを安定セットするために一寸海図室に入り、直ぐ船橋ブリッジに引っ返したのだが、見ると、後方に、二つの明るい火が、「燃えるように」輝いていた。
沈黙の水平線 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
或る大きな活動写真の撮影場セットに行って見ると、九官鳥、鸚鵡おうむ、インコ、紅雀、カナリヤ、にわとりなぞが籠に入れて備え付けてある。
東京郊外にある自宅の天井を打ち抜いて、小さな撮影所セットを設ける。これに強力な電気を盗用して、その素晴らしく儲かるフイルムを作る。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
竜太郎の姉の昌子がお祝に詩子ふみこへ送った華麗な化粧函の組合セットの一つで、姉の部屋にあるうちに竜太郎には細工をする隙もあったわけですし、それに竜太郎は仕事の関係上、工業薬品として
身代りの花嫁 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)