“詩子”の読み方と例文
読み方割合
ふみこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中年者の勤人らしい堅実な男、巨万の富を遺された富める孤児の詩子ふみこを、四、五年この方自分の娘のように世話をして来た人物です。
身代りの花嫁 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「後から来た車で運転手を病院に運び、詩子ふみこお姉様はお母様と家へ引返して手当をするんですって、皆さんによろしくって言いましたワ」
身代りの花嫁 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
詩子ふみこはそう言って、勇美子の手を取りました。日頃から落付いた詩子ふみこですが、こう聴いた時は、さすがにまっ青になってしまいました。
身代りの花嫁 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)