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推並
ふりがな文庫
“推並”の読み方と例文
読み方
割合
おしなら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おしなら
(逆引き)
往来より突抜けて物置の
後
(
うしろ
)
の
園生
(
そのう
)
まで、土間の
通庭
(
とおりにわ
)
になりおりて、その半ばに飲井戸あり。井戸に
推並
(
おしなら
)
びて勝手あり、横に
二個
(
ふたつ
)
の
竈
(
かまど
)
を並べつ。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
早く早くと
喚
(
わめ
)
くを
余所
(
よそ
)
に、
大蹈歩
(
だいとうほ
)
の
寛々
(
かんかん
)
たる老
欧羅巴
(
エウロッパ
)
人は
麦酒樽
(
ビイルだる
)
を
窃
(
ぬす
)
みたるやうに腹
突出
(
つきいだ
)
して、桃色の服着たる十七八の娘の日本の
絵日傘
(
ゑひがさ
)
の
柄
(
え
)
に
橙
(
オレンジ
)
色のリボンを飾りたるを
小脇
(
こわき
)
にせると
推並
(
おしなら
)
び
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
有磯海
(
ありそうみ
)
から
親不知
(
おやしらず
)
の浜を、五智の
如来
(
にょらい
)
へ
詣
(
もう
)
ずるという、泳ぐのに半身を波の上に
顕
(
あらわ
)
して、列を造って
行
(
ゆ
)
くとか聞く、
海豚
(
いるか
)
の群が、毒気を吐掛けたような入道雲の低いのが、むくむくと
推並
(
おしなら
)
んで
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
推並(おしなら)の例文をもっと
(3作品)
見る
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
並
常用漢字
小6
部首:⼀
8画
“推”で始まる語句
推
推敲
推察
推量
推参
推薦
推測
推移
推古
推進機
“推並”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
泉鏡花