“通庭”の読み方と例文
読み方割合
とおりにわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
往来より突抜けて物置のうしろ園生そのうまで、土間の通庭とおりにわになりおりて、その半ばに飲井戸あり。井戸に推並おしならびて勝手あり、横に二個ふたつかまどを並べつ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
三年と五年のうちにはめきめきと身上しんしょうを仕出しまして、うちは建て増します、座敷はこしらえます、通庭とおりにわの両方には入込いりごみでお客が一杯といういきおい、とうとう蔵の二戸前とまえこしらえて
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)