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押並
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おしなら
ふりがな文庫
“
押並
(
おしなら
)” の例文
旧字:
押竝
商
(
あきな
)
ひ未だ東西も知らぬ土地なれども
櫛笄簪
(
くしかうがひ
)
の
荷
(
に
)
を
脊負
(
せおひ
)
歩行
(
あるく
)
に名に
負
(
おふ
)
大都會なれば日本一の
貧
(
まづし
)
き人もあれば
又
(
また
)
双
(
なら
)
びなき
金滿家
(
かねもち
)
もありて大名も
棒手振
(
ぼうてぶり
)
も
押並
(
おしなら
)
んで
歩行
(
あるく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と
急
(
せ
)
き立てられ、急ぎ本堂へ直りますると、かれこれ坊主の四五十人も
押並
(
おしなら
)
び、いと
懇
(
ねんごろ
)
なる法事供養をいたし、
施餓鬼
(
せがき
)
をいたしまする内に、もはや日は
西山
(
せいざん
)
に傾く事になりましたゆえ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それを単なる昔話の列に
押並
(
おしなら
)
べて、空想豊かなる
好事家
(
こうずか
)
が、勝手な
尾鰭
(
おひれ
)
を
附添
(
つきそ
)
えたかのごとく解することは、少なくとも私が集めてみたいくつかの
旁証
(
ぼうしょう
)
が、断じてこれを許さないのである。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
言問
(
こととひ
)
の
曲角
(
まがりかど
)
で、
天道
(
てんだう
)
是
(
ぜ
)
か
非
(
ひ
)
か、
又
(
また
)
一組
(
ひとくみ
)
、
之
(
これ
)
は
又
(
また
)
念入
(
ねんいり
)
な、
旦那樣
(
だんなさま
)
は
洋服
(
やうふく
)
の
高帽子
(
たかばうし
)
で、
而
(
そ
)
して
若樣
(
わかさま
)
をお
抱
(
だ
)
き
遊
(
あそ
)
ばし、
奧樣
(
おくさま
)
は
深張
(
ふかばり
)
の
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
澄
(
すま
)
して
押並
(
おしなら
)
ぶ
後
(
あと
)
から、はれやれお
乳
(
ち
)
の
人
(
ひと
)
がついて
手
(
て
)
ぶらなり。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
並
常用漢字
小6
部首:⼀
8画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押遣
押戴
押取