“辞彙”の読み方と例文
読み方割合
じい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北斎のあらゆる方面の代表的作品とまた古来日本画の取扱ひ来りし題材ならびにその筆法とを一瞥いちべつもとに通覧せしむる辞彙じいの如きものなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その時十六になったばかりの香折の美しさは、大衆文芸のあらゆる辞彙じいを動員しても追い付くことではありません。
しかし凡ての仏教辞典にも、あらゆる人名辞彙じいにも上人の名はありませんでした。私は甲州の郷土史にも名をさがしたのです。しかし一行一字の収穫もありませんでした。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)