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小川
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おがわ
ふりがな文庫
“
小川
(
おがわ
)” の例文
また、
小川
(
おがわ
)
に
連
(
つ
)
れていって、ボンを
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れて
毛
(
け
)
を
洗
(
あら
)
ってやったりして、ボンを
喜
(
よろこ
)
ばせるのをも
楽
(
たの
)
しみの一つとしているのです。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三四郎は宿帳を取り上げて、福岡県
京都郡
(
みやこぐん
)
真崎村
(
まさきむら
)
小川
(
おがわ
)
三四郎二十三年学生と正直に書いたが、女のところへいってまったく困ってしまった。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
仕事として大きいのは
比企
(
ひき
)
郡
小川
(
おがわ
)
町の
手漉紙
(
てすきがみ
)
であります。川に沿うて点々と昔ながらの
紙漉場
(
かみすきば
)
を見られるでしょう。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
僕達は
小川
(
おがわ
)
の上のやや
丘
(
おか
)
になった
灌木
(
かんぼく
)
の下に足を投げ出して二人が知っている「古里」の唄をうたい始めた。
魚の序文
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
単純な説話で置いたらまだしも、無理に場面をにぎわすためかき集めた
千々石
(
ちぢわ
)
山木
(
やまき
)
の安っぽい
芝居
(
しばい
)
がかりやら、
小川
(
おがわ
)
某女の
蛇足
(
だそく
)
やら、あらをいったら限りがない。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
猿
(
さる
)
が行ってしまったあとへ、そのときちょうど
裏
(
うら
)
の
小川
(
おがわ
)
へ
友
(
とも
)
だちと
遊
(
あそ
)
びに行っていた子がにが
帰
(
かえ
)
って
来
(
き
)
ました。
見
(
み
)
ると
柿
(
かき
)
の木の下に
親
(
おや
)
がにが
甲羅
(
こうら
)
をくだかれて
死
(
し
)
んでいます。
猿かに合戦
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
一人は、
胡麻塩髯
(
ごましおひげ
)
胸に
垂
(
た
)
るゝ
魁偉
(
おおき
)
なアイヌ、名は
小川
(
おがわ
)
ヤイコク、これはあまり口が
利
(
き
)
けぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
これを採用するとした上で山名の読み方が問題となるが、これは「大日本地名辞書」により、そのほかには
小川
(
おがわ
)
氏著「日本地図帳地名索引」、また「言泉」等によることにした。
火山の名について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
そこの
小川
(
おがわ
)
のそばに自分のお
屋敷
(
やしき
)
があるんですから。そこで
蛙
(
かえる
)
さんは
跳
(
と
)
んで行きます。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
ごんは、村の
小川
(
おがわ
)
の
堤
(
つつみ
)
まで出て来ました。あたりの、すすきの穂には、まだ雨のしずくが光っていました。川は、いつもは水が
少
(
すくな
)
いのですが、三日もの雨で、水が、どっとましていました。
ごん狐
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
林檎
(
りんご
)
の
木
(
き
)
は
今
(
いま
)
いっぱいの
花
(
はな
)
ざかり、
香
(
かぐ
)
わしい
接骨木
(
にわどこ
)
はビロードの
様
(
よう
)
な
芝生
(
しばふ
)
の
周
(
まわ
)
りを
流
(
なが
)
れる
小川
(
おがわ
)
の
上
(
うえ
)
にその
長
(
なが
)
い
緑
(
みどり
)
の
枝
(
えだ
)
を
垂
(
た
)
れています。
何
(
なに
)
もかも、
春
(
はる
)
の
初
(
はじ
)
めのみずみずしい
色
(
いろ
)
できれいな
眺
(
なが
)
めです。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
生
(
せい
)
の
小川
(
おがわ
)
へ、
生
(
せい
)
の
元
(
もと
)
つ
泉
(
いずみ
)
へと1200
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
村
(
むら
)
はずれの、
小川
(
おがわ
)
にかかっている
水車
(
すいしゃ
)
は、
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで、
唄
(
うた
)
をうたいながらまわっていました。
女
(
おんな
)
も
主人
(
しゅじん
)
も、
水車
(
すいしゃ
)
といっしょに
働
(
はたら
)
きました。
ちょうと三つの石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
姓は
小川
(
おがわ
)
名は
清子
(
きよこ
)
と呼ばれて、
目黒
(
めぐろ
)
のあたりにおおぜいの孤児女と
棲
(
す
)
み、一大家族の母として路傍に遺棄せらるる幾多の霊魂を拾いてははぐくみ育つるを楽しみとしつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
歌
(
うた
)
の中にある「
斑鳩
(
いかるが
)
」だの、「
富
(
とみ
)
の
小川
(
おがわ
)
」だのというのは、いずれも
太子
(
たいし
)
のお
住
(
す
)
まいになっていた
大和
(
やまと
)
の
国
(
くに
)
の
奈良
(
なら
)
に
近
(
ちか
)
い
所
(
ところ
)
の
名
(
な
)
で、その
富
(
とみ
)
の
小川
(
おがわ
)
の
流
(
なが
)
れの
絶
(
た
)
えてしまうことはあろうとも
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
小川
(
おがわ
)
さんですか」と向こうから尋ねてくれた。顔は野々宮君に似ている。娘にも似ている。しかしただ似ているというだけである。頼まれた
風呂敷包
(
ふろしきづつ
)
みを出すと、受け取って、礼を述べて
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
されど
小川
(
おがわ
)
は君が方へ流れ寄り
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
小川
(
おがわ
)
も、
田
(
た
)
も、
畑
(
はたけ
)
も
雪
(
ゆき
)
の
下
(
した
)
にうずもれてしまって、どこが
路
(
みち
)
やら、それすら
見当
(
けんとう
)
がつかなくなってしまったのであります。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小川
(
おがわ
)
と流れ
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
富
(
とみ
)
の
小川
(
おがわ
)
の
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
彼
(
かれ
)
は、どうなるかと
思
(
おも
)
いました。
道
(
みち
)
を
迷
(
まよ
)
って、
小川
(
おがわ
)
の
中
(
なか
)
にでも
落
(
お
)
ち
込
(
こ
)
んだなら、
牛
(
うし
)
といっしょに
凍
(
こご
)
え
死
(
し
)
んでしまわなければならぬと
思
(
おも
)
いました。
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
野中
(
のなか
)
を
流
(
なが
)
れている
小川
(
おがわ
)
には、
水
(
みず
)
がいっぱいあふれて
橋
(
はし
)
の
上
(
うえ
)
を
越
(
こ
)
えていましたから、どこが
道
(
みち
)
だかわかりませんでした。
酒屋のワン公
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なかにも
小
(
ちい
)
さな
子供
(
こども
)
たちは、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
がたちまち
変
(
か
)
わったような
気
(
き
)
がして、はだしで
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
して、ざぶざぶと
小川
(
おがわ
)
となった
往来
(
おうらい
)
をふみわけていました。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
時分
(
じぶん
)
から、どこか
小川
(
おがわ
)
のふちで
鳴
(
な
)
く、かえるの
声
(
こえ
)
が、
高
(
たか
)
く、しげくなりはじめて、さながら、
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
る
音
(
おと
)
のように
絶
(
た
)
え
間
(
ま
)
なくきこえてきました。
戦争はぼくをおとなにした
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
日
(
ひ
)
も、
妹
(
いもうと
)
は、
兄
(
あに
)
のことを
心配
(
しんぱい
)
しながら
道
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いてくると、さびしいところに
小川
(
おがわ
)
が
流
(
なが
)
れていて、そこに、
狭
(
せま
)
い
橋
(
はし
)
がかかっており、
一人
(
ひとり
)
のおばあさんが
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
きたならしいふうをして、
長
(
なが
)
ぐつをはいた
子供
(
こども
)
は、やっと
逃
(
のが
)
れて
村
(
むら
)
の
子供
(
こども
)
らのついてこない
小川
(
おがわ
)
の
辺
(
へん
)
までやってきて、そこに
立
(
た
)
ってしばらく
泣
(
な
)
いていました。
長ぐつの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小川
(
おがわ
)
は、みんな
雪
(
ゆき
)
にうずまっていました。また
池
(
いけ
)
にもいっぱい
雪
(
ゆき
)
が
積
(
つ
)
もっていて、どこが
田
(
た
)
やら、
圃
(
はたけ
)
やら、また
流
(
なが
)
れであるやらわからなかったほどであります。
北の国のはなし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの
光
(
ひか
)
るのは、
水
(
みず
)
かな。」と、
彼
(
かれ
)
は、
田
(
た
)
の
中
(
なか
)
を
流
(
なが
)
れる
小川
(
おがわ
)
に
目
(
め
)
を
注
(
そそ
)
いでいました。そのとき、がやがやと
声
(
こえ
)
がして、
丘
(
おか
)
の
下
(
した
)
を、
学校
(
がっこう
)
の
遠足
(
えんそく
)
が
通
(
とお
)
ったのであります。
丘の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、
太郎
(
たろう
)
は、
急
(
いそ
)
いで
駈
(
か
)
けて、あちらの
小川
(
おがわ
)
を
竹馬
(
たけうま
)
でやすやすと
渡
(
わた
)
ってしまいましたので、
持
(
も
)
ち
主
(
ぬし
)
は
川
(
かわ
)
のふちまでやってきて、どうすることもできませんでした。
竹馬の太郎
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小川
(
おがわ
)
の
水
(
みず
)
は、さらさらとかがやいて、さびしそうな
歌
(
うた
)
をうたって
流
(
なが
)
れています。
木々
(
きぎ
)
の
葉
(
は
)
は、
紅
(
あか
)
くまた
黄色
(
きいろ
)
にいろどられて、
遠近
(
おちこち
)
の
景色
(
けしき
)
は
絵
(
え
)
を
見
(
み
)
るようでありました。
般若の面
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
姉
(
あね
)
は
一人
(
ひとり
)
、
小川
(
おがわ
)
にそうて
歩
(
ある
)
いてはたたずみ、たたずんではまた
歩
(
ある
)
いて、
妹
(
いもうと
)
のことを
思
(
おも
)
っていました。いつか、
二人
(
ふたり
)
は、いっしょにこの
路
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いたこともあったのだと
思
(
おも
)
いました。
木と鳥になった姉妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、
二人
(
ふたり
)
は、
小川
(
おがわ
)
にそうて
散歩
(
さんぽ
)
をしていました。
川
(
かわ
)
の
辺
(
ほとり
)
には、
白
(
しろ
)
い
花
(
はな
)
や、
桃色
(
ももいろ
)
の
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
いていました。そのとき、
姉
(
あね
)
は
水
(
みず
)
に
映
(
うつ
)
った
自分
(
じぶん
)
の
姿
(
すがた
)
をながめて、
顔
(
かお
)
を
赤
(
あか
)
くしながら
木と鳥になった姉妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それでなくてさえ、
目
(
め
)
のよくないおじいさんは、どんなに
困
(
こま
)
ったでしょう。いつのまにか、どこが
原
(
はら
)
だやら、
小川
(
おがわ
)
だやら、
道
(
みち
)
だやら、ただ一
面
(
めん
)
真
(
ま
)
っ
白
(
しろ
)
に
見
(
み
)
えてわからなくなりました。
雪の上のおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夏
(
なつ
)
になると、つばめが
飛
(
と
)
んできました。そして、そのかわいらしい
姿
(
すがた
)
を
小川
(
おがわ
)
の
水
(
みず
)
の
面
(
おもて
)
に
写
(
うつ
)
しました。また
暑
(
あつ
)
い
日盛
(
ひざか
)
りごろ、
旅人
(
たびびと
)
が
店頭
(
みせさき
)
にきて
休
(
やす
)
みました。そして、
四方
(
よも
)
の
話
(
はなし
)
などをしました。
飴チョコの天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつも、ぐるぐるとまわっている
水車場
(
すいしゃば
)
の
車
(
くるま
)
は
止
(
と
)
まっていました。また、いつもさらさらといって
流
(
なが
)
れている
小川
(
おがわ
)
の
水
(
みず
)
も、
止
(
と
)
まって
動
(
うご
)
きませんでした。みんな
寒
(
さむ
)
さのために
凍
(
こお
)
ってしまったのです。
ある夜の星たちの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このとき、どこからか、
青々
(
あおあお
)
とした、
田
(
た
)
の
上
(
うえ
)
を
飛
(
と
)
んで、すがすがしい
空気
(
くうき
)
に、
羽音
(
はおと
)
をたてる一
羽
(
わ
)
の
黒
(
くろ
)
い
水鳥
(
みずどり
)
があったかと
思
(
おも
)
うと、
小川
(
おがわ
)
の
淵
(
ふち
)
に
下
(
お
)
りました。それは、くちばしの
黄色
(
きいろ
)
い
鷭
(
ばん
)
だったのです。
酒屋のワン公
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
畑
(
はたけ
)
から、とってきた
菜
(
な
)
の
花
(
はな
)
を、
母親
(
ははおや
)
は、
前
(
まえ
)
の
小川
(
おがわ
)
で
洗
(
あら
)
っていました。
水七景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
飴
(
あめ
)
チョコの
天使
(
てんし
)
は、あの
子供
(
こども
)
らは、
飴
(
あめ
)
チョコを
買
(
か
)
って、
自分
(
じぶん
)
をあの
小川
(
おがわ
)
に
流
(
なが
)
してくれたら、
自分
(
じぶん
)
は
水
(
みず
)
のゆくままに、あちらの
遠
(
とお
)
いかすみだった
山々
(
やまやま
)
の
間
(
あいだ
)
を
流
(
なが
)
れてゆくものを
空想
(
くうそう
)
したのであります。
飴チョコの天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのかわり、
林
(
はやし
)
が
茂
(
しげ
)
っていれば、
美
(
うつく
)
しい
小川
(
おがわ
)
も
流
(
なが
)
れています。
おかめどんぐり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“小川”で始まる語句
小川町
小川通
小川方
小川亭
小川尻
小川山
小川一敏
小川一真
小川小三
小川正一