“清子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きよこ85.7%
せいこ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死後、いつまでも、お墓がなかった遠藤清子きよこのために、お友達たちがそれをした日の、供養くようのあつまりだった。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
去年の秋三番目の女の清子きよこが嫁に行くまで此の八畳の茶の間は時折さわがしいほど賑であった。寅雄と清子とは日頃仲がよかったので却てよく喧嘩をした。
春雨の夜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
こは片岡中将の先妻の姉清子せいことて、貴族院議員子爵加藤俊明かとうとしあき氏の夫人、媒妁なかだちとして浪子を川島家にとつがしつるもこの夫婦なりけるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)