トップ
>
清子
>
きよこ
ふりがな文庫
“
清子
(
きよこ
)” の例文
死後、いつまでも、お墓がなかった遠藤
清子
(
きよこ
)
のために、お友達たちがそれを
為
(
な
)
した日の、
供養
(
くよう
)
のあつまりだった。
遠藤(岩野)清子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
去年の秋三番目の女の
清子
(
きよこ
)
が嫁に行くまで此の八畳の茶の間は時折さわがしいほど賑であった。寅雄と清子とは日頃仲がよかったので却てよく喧嘩をした。
春雨の夜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
彼は
本牧
(
ほんもく
)
で働いている彼の一人娘
清子
(
きよこ
)
を除いては、この古い建物が彼の唯一の財産だった。ところで壮平爺さんは、目下大変な財政的ピンチに
臨
(
のぞ
)
んでいるのだった。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
姓は
小川
(
おがわ
)
名は
清子
(
きよこ
)
と呼ばれて、
目黒
(
めぐろ
)
のあたりにおおぜいの孤児女と
棲
(
す
)
み、一大家族の母として路傍に遺棄せらるる幾多の霊魂を拾いてははぐくみ育つるを楽しみとしつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「
例
(
たと
)
えばだね」と彼が云い出した。「君はあの
清子
(
きよこ
)
さんという女に熱中していたろう。ひとしきりは、
何
(
なん
)
でもかでもあの女でなけりゃならないような事を云ってたろう。 ...
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「
安子
(
やすこ
)
、
清子
(
きよこ
)
、じゃあない。
春子
(
はるこ
)
、あら
厭
(
いや
)
だ。
芳子
(
よしこ
)
、一寸来ておくれよ」
嫁取婿取
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「あなたはその後
清子
(
きよこ
)
さんにお会いになって」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“清”で始まる語句
清
清々
清水
清浄
清冽
清楚
清潔
清元
清洲
清明