東京とうきょう)” の例文
はなが、東京とうきょう奉公ほうこうにくるときに、ねえさんはなにをいもうとってやろうかとかんがえました。二人ふたりとおはなれてしまわなければなりません。
赤いえり巻き (新字新仮名) / 小川未明(著)
明治十一年のこと、当時私は廿五にじゅうご歳の青年であったが、東京とうきょうへ上京して四年後で、しば花園橋はなぞのばしぐ近所の鈴木すずき某氏の門弟であった頃だ。
死神 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
そこで、幕府ばくふは、品川しながわのおきに、砲台ほうだい大砲たいほうをすえたじん)をつくって、江戸えど(いまの東京とうきょう)のしろをまもろうとしました。
この大学生は東京とうきょうに在学中、その郷里の家が破産をして、そのめ学資の仕送りも出来ないようなわけになって、大変困る貧窮ひんきゅうなことになった。
白い光と上野の鐘 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
そして、東京とうきょうのやまもと先生の家をたずねていき、先生が、さっそく、ここへつれてきてくださったのだったが
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
露子つゆこうちまずしかったものですから、いろいろ子細しさいあって、露子つゆこが十一のとき、むらて、東京とうきょうのあるうちへまいることになりました。
赤い船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これで諭吉ゆきちは、ぶじにふねにのり、いのちびろいをしたわけですが、神戸こうべ宿屋やどやについてみると、東京とうきょう塾頭じゅくとう小幡おばたから、手紙てがみがきていました。
やがて親戚や近所の人達が、あつまって来て、彼地あちらでいう夜伽よとぎ東京とうきょうでいえば通夜つやであるが、それがある晩のことはじまった。
子供の霊 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
そして、まいねん、夏休なつやすみに、みよこの家へきものをしにくる東京とうきょう大学だいがくの先生で、いのきちもよくしっているやまもと先生に、手紙てがみをだしてくれたのだった。すると、先生からすぐに
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
かれは、東京とうきょうへきてから、ある素人家しろうとやの二かい間借まがりをしました。そして、昼間ひるま役所やくしょへつとめて、よるは、夜学やがくかよったのであります。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
でも、おかあさんに、ほんとうのことをはなしたら心配しんぱいするので、きゅうな用事ようじができたことにして、見物けんぶつをやめ、いそいで東京とうきょうにかえりました。
東京とうきょうへついたらね……。」
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
「しかし、おじいさん、一人ひとりでゆかれますか。それが、心配しんぱいです。東京とうきょうは、電車でんしゃや、自動車じどうしゃとおったりしますから、それが心配しんぱいです。」
銅像と老人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、わたしは、いつ東京とうきょうへいって、そのにぎやかな光景こうけいられるだろう?」と、びっこのむすめは、ひとりでためいきをもらしたのでした。
日がさとちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)
たとえ、これからうちかえれても、このゆきでは、明日あすうち東京とうきょうかえることはむずかしい。そうしたらご主人しゅじん心配しんぱいなされるだろう。
真吉とお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
おじいさんが、だんだんとしをとって、もう一人ひとり田舎いなかにおくことができないからさ。おじいさんは、東京とうきょうへくるのは、いやだというのだ。
海が呼んだ話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その田舎いなかのお正月しょうがつは、なんでも東京とうきょうよりは一月ひとつきおくれて、これからそのまちひとたちは、お正月しょうがつ用意よういにとりかかるのでした。
東京の羽根 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、年子としこが、先生せんせいをたずねて、東京とうきょうからきたということをおききなさると、きゅうにお言葉ことば調子ちょうしくもりをびたようだったが
青い星の国へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
わしが、はじめて、東京とうきょうへきたとき、よるおそく電車でんしゃったことがある。あめくらばんで、そのくるまには、あまりひとっていなかった。
かたい大きな手 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるおとこは、一にちのうちに、五えんばかりもうけました。あるおとこはこの一週間しゅうかんうちに、東京とうきょうから、大阪おおさかほうまでまわってきました。
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)
東京とうきょうは、ゆきは、あまりないが、ふゆかぜさむいといている。そと用事ようじかけるのにも、えりきがなくてはならないだろう。
赤いえり巻き (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたりわかれをしみました。むらわかむすめたちのなかでは、こんど東京とうきょうへゆくようになったみみとおむすめをうらやましくおもったものもありました。
日がさとちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)
おじさんは、お約束やくそくをしたように、東京とうきょうへやってきたのです。そして、毎晩まいばんのように、露店ろてんへかにと、うみほおずきと、まつしていました。
海へ帰るおじさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
こちらのさびしいのにひきかえて、東京とうきょうは、いつもにぎやからしい。おひまがあったら、いろいろとおもしろいことをらしてもらいたい。
風雨の晩の小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
なにしろ、東京とうきょうでは、幾人いくにんということなく、自動車じどうしゃや、トラックの犠牲ぎせいとなっているから、こののちも、よくをつけなければならない。
空晴れて (新字新仮名) / 小川未明(著)
吉田よしださんは、東京とうきょうへおいきなきるって、ほんとうですか。」と、年寄としとって、もうかみ白毛しらがえる先生せんせいが、いわれました。
汽車は走る (新字新仮名) / 小川未明(著)
「もし、わたし病気びょうきんだら、おまえは、東京とうきょう伯父おじさんのところへいくのだよ。伯父おじさんも、いいひとだから、よくいうことをきくのだよ。」
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そうかとおもうと、いま西京さいきょうでは、こういう着物きものがらがはやるとか、東京とうきょうひとは、こういうしなこのむとか、そういうようなはなしっていました。
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それをさしてあるいた姿すがたは、まったく東京とうきょうおんなであって、どこにも、山奥やまおく田舎娘いなかむすめらしいところはえなかったのであります。
日がさとちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)
かあさんの達者たっしゃのことがわかったうえは、いまからすぐに夜行やこうって、東京とうきょうへゆくことにしようと、真吉しんきちは、おもいました。
真吉とお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「さあ、なにかうたって、かせてください。」と、東京とうきょうからきたおんなひとが、いいました。けれど、だれも、うたってきかせようとはしません。
托児所のある村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おばあさん、いよいよ明日あす昼過ひるすぎごろ、東京とうきょうへきますよ。サイレンがったら、そとをのぞいてごらんなさい。」と、子供こどもたちはいいました。
おばあさんとツェッペリン (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なに、もうすこしたつと、おはなもすっかり東京とうきょうになってしまうから。」と、そのとき、おとうさんはいわれました。
赤いえり巻き (新字新仮名) / 小川未明(著)
東京とうきょうまごに、もちをおくってやるついでに、なにかお菓子かしれてやろうとおもってな。」と、おばあさんはこたえました。
飴チョコの天使 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さむい、ゆきくにに、まごはいたくはありませんでした。かれは、いつからともなくにぎやかな東京とうきょうまちあこがれていました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あなた、このひろ東京とうきょうですもの……。」といって、おとこは、きつねのようなかおつきをして、皮肉ひにくわらかたをしたのです。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
うらおもてがあったり、じゃけんだったりすると、きらわれて出世しゅっせ見込みこみがないものだ。東京とうきょうへいったら、からだを大事だいじにして、よくはたらきなさい。
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こんなはなしをしていると、あそびにきていた、近所きんじょおとこは、二、三ねんまえ東京とうきょうへいって、よく西郷さいごう銅像どうぞうてきたので
銅像と老人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは、東京とうきょうかえったら、ここへきて、いちばんさきにおともだちとなったこの少女しょうじょへ、手紙てがみそうとおもったのも、むなしくなったのを残念ざんねんおもいました。
北の少女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
東京とうきょうまちなかでは、かいこをかううちはめったにありませんので、しょうちゃんには、かいこがめずらしかったのです。
正ちゃんとおかいこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
がつ一日ついたち大地震おおじしんのために、東京とうきょう横浜よこはま、この二つのおおきな都市としをはじめ、関東かんとうたい建物たてものは、あるいはこわれたり、あるいはけたりしてしまいました。
子供と馬の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
東京とうきょうてきてから、おくさまにつれられて、方々ほうぼうあるくたびに、田舎いなかのさびしいところではたらいてらす、おともだちのことをおもわぬことはなかったのです。
都会はぜいたくだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
東京とうきょう羽根はねだってさ。」と、時子ときこさんは、をまるくして、なつかしそうにった羽根はねつめました。
東京の羽根 (新字新仮名) / 小川未明(著)
東京とうきょうは、お正月しょうがつなんだね、この自動車じどうしゃは、東京とうきょうからきたんだ。」と、勇坊ゆうぼうは、どろのはねが、おびただしくついたトラックを物珍ものめずしそうにながめました。
東京の羽根 (新字新仮名) / 小川未明(著)
汽車きしゃは、おじいさんを東京とうきょうへつれてきました。田舎いなかにいて、おもったより、都会とかいのにぎやかなこと、人間にんげんや、自動車じどうしゃ往来おうらいのはげしいことにをみはりました。
銅像と老人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おくさま、どうして、東京とうきょうひとは、たかいおかねして、めずらしい、うまいものをべるんでしょうか。」
都会はぜいたくだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
きみには、埴輪はにわがいいだろう。東京とうきょうかえったら、一ついい模型もけいをさがしてあげましょう。」といいました。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
東京とうきょうには、まだかおらない叔父おじさんがんでいられて、いい奉公口ほうこうぐちをさがしてくだされたからです。
真吉とお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「べつに、のうたすけるひとでないようだな。それなら、東京とうきょうはたらいてみないか。いや、みだりに都会とかいへゆけとすすめるのでない。」と、先生せんせいは、おっしゃられた。
空晴れて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「まあ、こんなたかいものを、東京とうきょうには、べるひとがあるのだろうか?」と、うたがわれたのであります。
都会はぜいたくだ (新字新仮名) / 小川未明(著)