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遺跡
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ゐせき
ふりがな文庫
“
遺跡
(
ゐせき
)” の例文
太古
(
たいこ
)
遺跡
(
ゐせき
)
の
發掘
(
はつくつ
)
に、
初
(
はじ
)
めて
余
(
よ
)
が
手
(
て
)
を
下
(
くだ
)
したのは、
武藏
(
むさし
)
の
權現臺
(
ごんげんだい
)
である。それは
余
(
よ
)
の
品川
(
しながは
)
の
宅
(
たく
)
から
極
(
きは
)
めて
近
(
ちか
)
い、
荏原郡
(
えばらぐん
)
大井
(
おほゐ
)
の
小字
(
こあざ
)
の
事
(
こと
)
。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
遺跡
(
ゐせき
)
を
實踐
(
じつせん
)
して考ふるも、之を
現存
(
げんそん
)
未開
(
みかい
)
人民の所業に徴するも、貝塚に於ける
穿鑿
(
せんさく
)
が
食物原料調査
(
しよくもつげんれうてうさ
)
に益有る事、實に明々白々なり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
半四郎と云此兄の半作は至つて
穩當
(
をんたう
)
の
生質
(
おひたち
)
なれば是所謂
惣領
(
そうりやう
)
の甚六とか云が如し然れども惣領の
甚
(
じん
)
六
々々
(
/\
)
と世間にては
馬鹿者
(
ばかもの
)
の樣に云ども
勿々
(
なか/\
)
然
(
さ
)
にあらず既に諸侯にては御嫡子と稱し町人ならば家の
跡取
(
あととり
)
又
(
また
)
在
(
ざい
)
家農家などにては
遺跡
(
ゐせき
)
樣と
云
(
いふ
)
惣領
(
そうりやう
)
は
遺跡
(
ゐせき
)
と
云
(
いふ
)
が
道理
(
もつとも
)
なり
是
(
これ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
三十七
年
(
ねん
)
九
月
(
ぐわつ
)
十四
日
(
か
)
、
幻翁
(
げんおう
)
望生
(
ぼうせい
)
の
二人
(
ふたり
)
と
共
(
とも
)
に
余
(
よ
)
は
馬籠
(
まごめ
)
に
行
(
ゆ
)
き、
茶店
(
ちやみせ
)
に
荷物
(
にもつ
)
や
着物
(
きもの
)
を
預
(
あづ
)
けて
置
(
お
)
き、
息子
(
むすこ
)
を
人夫
(
にんぷ
)
に
頼
(
たの
)
んで、
遺跡
(
ゐせき
)
に
向
(
むか
)
つた。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
石鏃は石器時代
遺跡
(
ゐせき
)
に於て他の
遺物
(
ゐぶつ
)
と
共
(
とも
)
に
存在
(
ぞんざい
)
するを常とすれど、左の諸所にては山中に於て
單獨
(
たんどく
)
に發見されし事有るなり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
▼ もっと見る
鍬
(
くは
)
を
擔
(
かつ
)
いで
遺跡
(
ゐせき
)
さぐりに
歩
(
ある
)
き、
貝塚
(
かひづか
)
を
泥
(
どろ
)
だらけに
成
(
な
)
つて
掘
(
ほ
)
り、
其
(
その
)
掘出
(
ほりだ
)
したる
土器
(
どき
)
の
破片
(
はへん
)
を
背負
(
せお
)
ひ、
然
(
さ
)
うして
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
つて
井戸端
(
ゐどばた
)
で
洗
(
あら
)
ふ。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
切れ物は鋭き石の
刄物
(
はもの
)
なるべく、
針
(
はり
)
は骨にて作りたるものなるべし。是等の器具に付きては別に記す所有るべし。共に石器時代の
遺跡
(
ゐせき
)
より出づ。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
抑
(
そもそ
)
も
此所
(
こゝ
)
千鳥窪
(
ちどりくぼ
)
が、
遺跡
(
ゐせき
)
として
認
(
みと
)
められたのは、
隨分
(
ずゐぶん
)
古
(
ふる
)
い
事
(
こと
)
で、
明治
(
めいぢ
)
二十一
年
(
ねん
)
の九
月
(
ぐわつ
)
には、
阿部正功
(
あべせいこう
)
若林勝邦
(
わかばやしかつくに
)
の二
氏
(
し
)
が
既
(
すで
)
に
發掘
(
はつくつ
)
をして
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
余
(
よ
)
は、
毎電
(
まいでん
)
、
東京毎日
(
とうきやうまいにち
)
、やまと、
日本
(
にほん
)
の
記者
(
きしや
)
と
共
(
とも
)
に、
山越
(
やまごし
)
をして、
駒岡貝塚
(
こまをかかひづか
)
、
末吉貝塚
(
すゑよしかひづか
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
を
過
(
す
)
ぎ、
鶴見
(
つるみ
)
に
出
(
で
)
て
歸宅
(
きたく
)
した。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
大森
(
おほもり
)
の
貝塚
(
かひづか
)
は、
人類學研究者
(
じんるゐがくけんきうしや
)
の
眼
(
め
)
から、
最
(
もつと
)
も
神聖
(
しんせい
)
なる
地
(
ち
)
として
尊敬
(
そんけい
)
せられて
居
(
ゐ
)
る。
此所
(
こゝ
)
が
本邦
(
ほんぽう
)
最初
(
さいしよ
)
に
發見
(
はつけん
)
せられた
石器時代
(
せききじだい
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
であるからだ。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
鶴見臺
(
つるみだい
)
の
各所
(
かくしよ
)
に、
地名表
(
ちめいへう
)
には
遺跡
(
ゐせき
)
として
記入
(
きにふ
)
あるが、
實際
(
じつさい
)
に
於
(
おい
)
て、
破片
(
はへん
)
一箇
(
ひとつ
)
見出
(
みいだ
)
さぬ
貝塚
(
かひづか
)
が
少
(
すくな
)
くない。(
大發掘
(
だいはつくつ
)
はせぬが)
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
此所
(
こゝ
)
は
先年
(
せんねん
)
、
幻翁
(
げんおう
)
が、
香爐形
(
こうろがた
)
其他
(
そのた
)
の
大珍品
(
だいちんぴん
)
を
出
(
だ
)
した
遺跡
(
ゐせき
)
の
續
(
つゞ
)
きなので、
如何
(
いか
)
にも
有望
(
ゆうぼう
)
らしく
考
(
かんが
)
へられたのである。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
や
八木氏等
(
やぎしとう
)
の
著書
(
ちよしよ
)
、
東京人類學會雜誌
(
とうきやうじんるゐがくくわいざつし
)
及
(
およ
)
び
考古界等
(
かうこかいとう
)
を
讀
(
よ
)
み、
又
(
また
)
、
水谷
(
みづたに
)
、
谷
(
たに
)
、
栗島
(
くりしま
)
諸氏
(
しよし
)
と
各所
(
かくしよ
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
を
發掘
(
はつくつ
)
するに
至
(
いた
)
つて、
益々
(
ます/\
)
趣味
(
しゆみ
)
を
感
(
かん
)
じて
來
(
き
)
た。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
されば
余
(
よ
)
として、
終生
(
しふせい
)
忘
(
わす
)
るゝ
事
(
こと
)
の
出來
(
でき
)
ぬのは、この
權現臺
(
ごんげんだい
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
で、
其所
(
そこ
)
の
地
(
ち
)
を
踏
(
ふ
)
む
時
(
とき
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
遺物
(
ゐぶつ
)
の
一片
(
ひとひら
)
を
手
(
て
)
にしても、
直
(
す
)
ぐと
其當時
(
そのとうじ
)
を
思出
(
おもひいだ
)
すのである。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
米國
(
べいこく
)
のエドワルド、エス、モールス
氏
(
し
)
が、
明治
(
めいぢ
)
十二
年
(
ねん
)
に
於
(
おい
)
て、
初
(
はじ
)
めて
此所
(
こゝ
)
に
遺跡
(
ゐせき
)
を
發見
(
はつけん
)
し、
然
(
さ
)
うして
大發掘
(
だいはつくつ
)
を
試
(
こゝろ
)
みられた
記事
(
きじ
)
は『
理科會粹
(
りくわくわいすゐ
)
』の
第
(
だい
)
一
帙
(
ちつ
)
として
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
一寸
(
ちよつと
)
知
(
し
)
れ
難
(
にく
)
い
處
(
ところ
)
である。
遺跡
(
ゐせき
)
は
廣
(
ひろ
)
いが、
先年
(
せんねん
)
、チヤンバーレン
氏
(
し
)
が
大發掘
(
だいはつくつ
)
を
試
(
こゝろ
)
みたとかで、
畑地
(
はたち
)
の
方
(
はう
)
は
斷念
(
だんねん
)
して、
臺地北側
(
だいちきたかは
)
の
荒地
(
あれち
)
緩斜面
(
くわんしやめん
)
の
中
(
なか
)
に四
人
(
にん
)
は
入
(
はい
)
つた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
恐
(
おそ
)
らく
此後
(
こののち
)
も
無
(
な
)
からうと
思
(
おも
)
ふ。
今
(
いま
)
の
處
(
ところ
)
では
養子
(
やうし
)
を
仕
(
し
)
やうとも
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
らぬ。されば
若
(
も
)
し
生活
(
せいかつ
)
に
餘
(
あま
)
りある
時
(
とき
)
には、それを
悉
(
こと/″\
)
く
注
(
そゝ
)
いで
遺跡
(
ゐせき
)
の
發掘
(
はつくつ
)
を
成
(
な
)
し
得
(
う
)
るのである。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
三十六
年
(
ねん
)
の
夏
(
なつ
)
、
水谷氏
(
みづたにし
)
が
内
(
うち
)
の
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
と
共
(
とも
)
に
採集
(
さいしふ
)
に
出
(
で
)
かけて、
雪
(
ゆき
)
ヶ
谷
(
や
)
の
圓長寺
(
えんちやうじ
)
の
裏
(
うら
)
の
往還
(
わうくわん
)
を
掘
(
ほ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
道路
(
だうろ
)
が
遺跡
(
ゐせき
)
に
當
(
あた
)
るので、それをコツ/\
掘
(
ほ
)
りかへして
居
(
ゐ
)
たのだ。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
斯
(
か
)
くして
嶺千鳥窪
(
みねちどりくぼ
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
は、
各部面
(
かくぶめん
)
に
大穴
(
おほあな
)
を
穿
(
うが
)
ち
散
(
ち
)
らした。
今
(
いま
)
でも
其跡
(
そのあと
)
は
生々
(
なま/\
)
しく
殘
(
のこ
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
この
大問題
(
だいもんだい
)
たる
彌生式
(
やよひしき
)
に
關
(
くわん
)
してであるので、
注意
(
ちうい
)
の
上
(
うへ
)
にも
注意
(
ちうい
)
を
加
(
くは
)
へて、
其土器
(
そのどき
)
の
出
(
で
)
る
状態
(
じやうたい
)
を
見
(
み
)
た
結果
(
けつくわ
)
、
彌生式貝塚
(
やよひしきかひづか
)
として
發表
(
はつぺう
)
するに
足
(
た
)
る、
特種
(
とくしゆ
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
といふ
事
(
こと
)
を
確認
(
かくにん
)
した。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
水谷幻花氏
(
みづたにげんくわし
)
と
同
(
おな
)
じ
社
(
しや
)
に
居
(
ゐ
)
る
縱横
(
じゆうわう
)
杉村廣太郎氏
(
すぎむらひろたらうし
)
は、
兒島翁
(
こじまおう
)
とも
知
(
し
)
り、
又
(
また
)
令息
(
れいそく
)
とも
交際
(
まじは
)
られて
居
(
ゐ
)
るので、
談
(
だん
)
、
邸内
(
ていない
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
に
亘
(
わた
)
つた
時
(
とき
)
に、
吾社
(
わがしや
)
にこれ/\の
人
(
ひと
)
が
居
(
ゐ
)
るといふ
事
(
こと
)
から
話
(
はなし
)
が
進
(
すゝ
)
んで
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“遺跡”の意味
《名詞》
(いせき)
(ゆいせき、ゆいしゃく)
(出典:Wiktionary)
“遺跡”の解説
遺跡(いせき、Site)は、
古い時代に建てられた建物、工作物や歴史的事件があったためになんらかの痕跡が残されている場所。古跡。旧跡。
過去の人間の営みの跡が残されている場所。
「ゆいせき」と読み、日本の中世においては過去の人物が残した所領や地位、財産を指す。→遺跡 (中世)
本項では、2.について詳述する。
(出典:Wikipedia)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺書
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺漏
遺児