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製
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せい
ふりがな文庫
“
製
(
せい
)” の例文
そして、
撮影法
(
さつえいほう
)
にも、
現像法
(
げんぞうほう
)
にも、
無論
(
むろん
)
手
製
(
せい
)
の
裝置
(
そうち
)
にも
改善
(
かいぜん
)
を
加
(
くは
)
へて
更
(
さら
)
に何
枚
(
まい
)
かを
試
(
こゝろ
)
みたが、あゝ、それは何といふ
狂喜
(
けうき
)
だつたか?
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
といって、
乙
(
おつ
)
は
雪
(
ゆき
)
の
上
(
うえ
)
に
落
(
お
)
ちていたニッケル
製
(
せい
)
のハモニカを
拾
(
ひろ
)
い
上
(
あ
)
げました。それはいつか
太郎
(
たろう
)
が
吹
(
ふ
)
いているのを
見
(
み
)
て
覚
(
おぼ
)
えがあるのでした。
雪の国と太郎
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
道はまるっきりコンクリート
製
(
せい
)
の小川のようになってしまって、もう二十分と
続
(
つづ
)
けて歩けそうにもありませんでした。
ガドルフの百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「まず敵の
築丘
(
ちくきゅう
)
や櫓をさきに粉砕してしまわなければ味方はどうにも働くことができません。それには
発石車
(
はっせきしゃ
)
を
製
(
せい
)
して
虱
(
しらみ
)
つぶしに打ち砕くがよいでしょう」
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
巧に顔の皮をはいで、はく
製
(
せい
)
にして、その上から化粧を施せば、立派な「人肉の面」が出来上るに相違ない。
百面相役者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
宝暦年中平賀
鳩渓
(
きうけい
)
(源内)火浣布を
創
(
はじめて
)
製
(
せい
)
し、
火浣布考
(
くわくわんふかう
)
を
著
(
あらは
)
し、和漢の古書を引、本朝
未曾有
(
みそう
)
の
奇工
(
きこう
)
に
誇
(
ほこ
)
れり。
没
(
ぼつ
)
してのち
其術
(
そのじゆつ
)
つたはらず、
好事家
(
かうづか
)
の
憾事
(
かんじ
)
とす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
遠國
(
ゑんごく
)
の
山
(
やま
)
から
切
(
き
)
り
出
(
だ
)
すのだといふ
模擬
(
まがひ
)
の
重
(
おも
)
い
臺
(
だい
)
へゴム
製
(
せい
)
の
表
(
おもて
)
を
打
(
う
)
つた
下駄
(
げた
)
を
突
(
つ
)
つ
掛
(
か
)
けて
居
(
ゐ
)
るものもある。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
これはちょうど
今日
(
こんにち
)
あるみにゅーむ
製
(
せい
)
の
水筒
(
すいとう
)
と
同
(
おな
)
じように
水
(
みづ
)
を
入
(
い
)
れて
提
(
さ
)
げたものに
違
(
ちが
)
ひはありません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
カスタード(
牛乳
(
ぎうにう
)
と
鷄卵
(
たまご
)
とに
砂糖
(
さたう
)
を
入
(
い
)
れて
製
(
せい
)
したるもの)、
鳳梨
(
パイナツプル
)
、七
面鳥
(
めんてう
)
の
燒肉
(
やきにく
)
、トッフィー(
砂糖
(
さたう
)
と
牛酪
(
バター
)
で
製
(
せい
)
して
固
(
かた
)
く
燔
(
や
)
いた
菓子
(
くわし
)
)、それに
牛酪
(
バター
)
つきの
𤍠
(
あつ
)
い
炕麺麭
(
やきぱん
)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
彼がこの
大鍋
(
おおなべ
)
の中で倫敦の
煤
(
すす
)
を洗い落したかと思うとますますその人となりが
偲
(
しの
)
ばるる。ふと首を上げると壁の上に彼が
往生
(
おうじょう
)
した時に取ったという
漆喰
(
しっくい
)
製
(
せい
)
の
面型
(
マスク
)
がある。この顔だなと思う。
カーライル博物館
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御嶽山
(
おんたけさん
)
の
方
(
はう
)
から
歸
(
かへ
)
る
人達
(
ひとたち
)
は、お
百草
(
ひやくさう
)
といふ
藥
(
くすり
)
をよく
土産
(
みやげ
)
に
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
ました。お
百草
(
ひやくさう
)
は、あの
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
で
採
(
と
)
れるいろ/\な
草
(
くさ
)
の
根
(
ね
)
から
製
(
せい
)
した
練藥
(
ねりぐすり
)
で、それを
竹
(
たけ
)
の
皮
(
かは
)
の
上
(
うへ
)
に
延
(
の
)
べてあるのです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
すみのほうには、アメリカ
製
(
せい
)
の
揺
(
ゆ
)
りいすがありますし、窓ぎわのテーブルには、美しくぬいとりをしたビロードのきれがかけてあります。それから、ベッドには美しいおおいがかけてあります。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
御膳汁粉
(
ごぜんじるこ
)
と
云
(
い
)
ふのが
普通
(
なみ
)
の
汁粉
(
しるこ
)
で、
夫
(
それ
)
から
紅餡
(
べにあん
)
と
云
(
い
)
ふのがある、
是
(
これ
)
は
白餡
(
しろあん
)
の
中
(
なか
)
へ
本紅
(
ほんべに
)
を
入
(
い
)
れた
丈
(
だけ
)
のものぢやが、
口熱
(
こうねつ
)
を
冷却
(
さま
)
すとか
申
(
まう
)
す事ぢや、
夫
(
それ
)
に
塩餡
(
しほあん
)
と
云
(
い
)
ふのがある、
是
(
これ
)
も
別
(
べつ
)
に
製
(
せい
)
すのではない
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
深井の二君は
精密
(
せいみつ
)
なる地図を
製
(
せい
)
せられたり、利根河上流の
模様
(
もやう
)
は将来
頗
(
すこぶ
)
る改正を
要
(
えう
)
するなり、上越国界に
至
(
いた
)
りても同じく改正を要すれども、
尚
(
なほ
)
精確
(
せいかく
)
を得んには向後尚一国上越及岩代の三ヶ国より
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
既に
服飾
(
ふくしよく
)
の部に於ても
述
(
の
)
べしが如く、
土器
(
どき
)
表面
(
ひやうめん
)
の
押紋
(
おしもん
)
を撿すれば、コロボツクルが
種々
(
しゆ/″\
)
の
編
(
あ
)
み物、織り物、及び
紐
(
ひも
)
の類を有せし
事
(
こと
)
明
(
あきら
)
かにして、從つて
袋
(
ふくろ
)
を
製
(
せい
)
する事抔も有りしならんと
想像
(
そうざう
)
せらる。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
「この
時計
(
とけい
)
も、あすこの
露店
(
ろてん
)
で
買
(
か
)
ったのだ。スイス
製
(
せい
)
のなかなか
正確
(
せいかく
)
なやつで。」と、おじさんは、
時計
(
とけい
)
をうでからはずして、ぼくたちに
見
(
み
)
せました。
緑色の時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
宝暦年中平賀
鳩渓
(
きうけい
)
(源内)火浣布を
創
(
はじめて
)
製
(
せい
)
し、
火浣布考
(
くわくわんふかう
)
を
著
(
あらは
)
し、和漢の古書を引、本朝
未曾有
(
みそう
)
の
奇工
(
きこう
)
に
誇
(
ほこ
)
れり。
没
(
ぼつ
)
してのち
其術
(
そのじゆつ
)
つたはらず、
好事家
(
かうづか
)
の
憾事
(
かんじ
)
とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
英
(
えい
)
國
製
(
せい
)
で、シイ・テツサア四・五
鏡玉
(
レンズ
)
、千百六十分の一
秒
(
べう
)
まで
利
(
き
)
くシヤツタア付の、手
札
(
ふだ
)
形
(
かた
)
レフレツクス、
素
(
しろ
)
人
用
(
よう
)
としては
殆
(
ほとん
)
どこの上ないものといつて
差支
(
さしつか
)
へないのだが
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
いまはすっかり青ぞらに
変
(
かわ
)
ったその
天頂
(
てんちょう
)
から四方の青白い
天末
(
てんまつ
)
までいちめんはられたインドラのスペクトル
製
(
せい
)
の網、その
繊維
(
せんい
)
は
蜘蛛
(
くも
)
のより細く、その
組織
(
そしき
)
は
菌糸
(
きんし
)
より
緻密
(
ちみつ
)
に
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それらのおもちゃは、びっこの
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
のお
人形
(
にんぎょう
)
や、セルロイド
製
(
せい
)
のサンタクロースに
似
(
に
)
たおじいさんや、
馬
(
うま
)
や、こわれかかった
汽車
(
きしゃ
)
や、そのほか
絵本
(
えほん
)
などでありました。
赤いガラスの宮殿
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あの手
製
(
せい
)
の
暗箱
(
あんはこ
)
をこしらへた
頃
(
ころ
)
、毎日目
録
(
ろく
)
を
眺
(
なが
)
めては
樂
(
たの
)
しんでゐた
頃
(
ころ
)
、
汽
(
き
)
車の
疾走
(
しつそう
)
などを大
騷
(
さわ
)
ぎで
寫
(
うつ
)
して
喜
(
よろこ
)
んでゐた
頃
(
ころ
)
、それらを
思
(
おも
)
ひ返すと、
私
(
わたし
)
の
胸
(
むね
)
には何かしら
變
(
へん
)
な
寂
(
さび
)
しさが
湧
(
わ
)
いてくる。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
○山にいらといふ草あり、その皮を
製
(
せい
)
して
麻
(
あさ
)
に
替
(
かへ
)
て用を
為
(
な
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
おじさんは、
竹夫
(
たけお
)
から、
香炉
(
こうろ
)
をうけとると、また、もとのごとく、
台
(
だい
)
の
上
(
うえ
)
にのせました。そのそばに、ニッケル
製
(
せい
)
の、
足
(
あし
)
の
長
(
なが
)
い、
青
(
あお
)
いかさをかぶった、ランプがありました。
ひすいの玉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
姉
(
ねえ
)
さんは、ニッケル
製
(
せい
)
の
子供持
(
こどもも
)
ちのを
買
(
か
)
ってきてくださいました。
良
(
りょう
)
ちゃんは、
喜
(
よろこ
)
んで
小さな弟、良ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ちがう。
戦争前
(
せんそうまえ
)
のドイツ
製
(
せい
)
さ。これなら、かもでも、きじでも、なんでも
打
(
う
)
てるよ。こんどうずら
打
(
う
)
ちにいこうと
思
(
おも
)
っている。」と、こう
答
(
こた
)
えて、
青服
(
あおふく
)
は、
獲物
(
えもの
)
をみつめるように
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この一
撃
(
げき
)
で、さしも
精巧
(
せいこう
)
なドイツ
製
(
せい
)
も、
銃身
(
じゅうしん
)
がみにくく
曲
(
ま
)
がってしまいました。
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それだけでも、
通
(
とお
)
る
人々
(
ひとびと
)
の
足
(
あし
)
をとめて、
目
(
め
)
をひくに十
分
(
ぶん
)
といえますが、もう一つ、この
窓
(
まど
)
の
内
(
うち
)
へ、セルロイド
製
(
せい
)
の、
大
(
おお
)
きなはだかのキューピーがかざられて、いっそうの
注意
(
ちゅうい
)
をひきました。
戦争はぼくをおとなにした
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
熱
(
あつ
)
い
国
(
くに
)
から、
世界
(
せかい
)
のいたるところへ、はるばる
輸出
(
ゆしゅつ
)
されるココアの
罐
(
かん
)
や、チョコレートのブリキ
製
(
せい
)
の
箱
(
はこ
)
の
上
(
うえ
)
に、くまが
日
(
ひ
)
がさをさして、やしの
木
(
き
)
のある
野原
(
のはら
)
で
踊
(
おど
)
っている
絵
(
え
)
があります。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
製
常用漢字
小5
部首:⾐
14画
“製”を含む語句
製造
製作
手製
製造場
調製
陶製
製造所
製法
仏蘭西製
純護謨製
御製
磨製石斧
極製
日本製
精製
打製
土器製造
製鉄所
製作物
帽子製造場
...