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しやうけんめい
ふりがな文庫
“
生懸命
(
しやうけんめい
)” の例文
殘念
(
ざんねん
)
でならぬので、
自分
(
じぶん
)
の
持場
(
もちば
)
を一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に
掘
(
ほ
)
つたけれど、
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
ない。
幻子
(
げんし
)
の
大成功
(
だいせいかう
)
に
引替
(
ひきか
)
へて
大失敗
(
だいしつぱい
)
。
活
(
くわつ
)
望
(
ぼう
)
二
子
(
し
)
も
茫然
(
ばうぜん
)
として
了
(
しま
)
つた。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
おつぎは
暇
(
ひま
)
を
偸
(
ぬす
)
んでは一
生懸命
(
しやうけんめい
)
で
針
(
はり
)
を
執
(
と
)
つた。
卯平
(
うへい
)
がのつそりとして
箸
(
はし
)
を
持
(
も
)
つのは
毎朝
(
まいあさ
)
こせ/\と
忙
(
いそが
)
しい
勘次
(
かんじ
)
が
草鞋
(
わらぢ
)
を
穿
(
はい
)
て
出
(
で
)
ようとする
時
(
とき
)
である。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
何
(
なに
)
をしてござる、
御修行
(
ごしゆぎやう
)
の
身
(
み
)
が、この
位
(
くらゐ
)
の
暑
(
あつさ
)
で、
岸
(
きし
)
に
休
(
やす
)
んで
居
(
ゐ
)
さつしやる
分
(
ぶん
)
ではあんめえ、一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に
歩行
(
ある
)
かつしやりや、
昨夜
(
ゆふべ
)
の
泊
(
とまり
)
から
此処
(
こゝ
)
まではたつた五
里
(
り
)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『さァ
玉
(
たま
)
ちやん、
眞實
(
ほんと
)
の
事
(
こと
)
をお
云
(
い
)
ひ、お
前
(
まへ
)
これまでに
蝙蝠
(
かうもり
)
を
食
(
た
)
べたことがあるかい?』と一
生懸命
(
しやうけんめい
)
になつて
云
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
ますと、
急
(
きふ
)
に、がさッ!/\!といふ
音
(
おと
)
がして
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
細
(
こま
)
かい
商
(
あきな
)
ひをして二
朱
(
しゆ
)
か三
朱
(
しゆ
)
の
裏店
(
うらだな
)
へ
住
(
すま
)
つて、一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に
稼
(
かせ
)
ぎ、朝は暗い
中
(
うち
)
から
商
(
あきな
)
ひに
出
(
で
)
、
日
(
ひ
)
が
暮
(
くれ
)
てから
帰
(
かへ
)
つて
来
(
く
)
るやうにし、
夜
(
よる
)
は
翌日
(
あした
)
の
買出
(
かひだ
)
しに出る
支度
(
したく
)
をし
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
馬
(
うま
)
の
顏
(
かほ
)
を
斜
(
はす
)
に
見
(
み
)
た
處
(
ところ
)
で、
無論
(
むろん
)
少年
(
せうねん
)
の
手
(
て
)
には
餘
(
あま
)
る
畫題
(
ぐわだい
)
であるのを、
自分
(
じぶん
)
は
此
(
この
)
一
擧
(
きよ
)
に
由
(
よつ
)
て
是非
(
ぜひ
)
志村
(
しむら
)
に
打勝
(
うちかた
)
うといふ
意氣込
(
いきごみ
)
だから一
生懸命
(
しやうけんめい
)
、
學校
(
がくかう
)
から
宅
(
たく
)
に
歸
(
かへ
)
ると一
室
(
しつ
)
に
籠
(
こも
)
つて
書
(
か
)
く
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
一本音のせぬ樣に漸々
引拔
(
ひきぬき
)
郷
(
がう
)
右衞門は藤五郎を
脊負
(
せおひ
)
て夫より座敷々々を忍び出れど
若
(
もし
)
此期
(
このご
)
に
臨
(
のぞ
)
みて
出合者
(
いであふもの
)
有
(
あら
)
ば最早一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に
討果
(
うちはた
)
さんと伴
佐
(
すけ
)
十郎は前後左右に眼を
配
(
くば
)
りながら刀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
慌
(
あは
)
てゝ眼を
啓
(
あ
)
けて「や!」と
魂氣
(
たまけ
)
た顏をして、恰で手に持ツてゐた大事な
玉
(
たま
)
を
井戸
(
ゐど
)
の底へ
滑
(
すべ
)
らし落したやうにポカンとなる。また
數分間前
(
すうふんかんまへ
)
の状態に
復
(
かへ
)
ツて、一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に名案を
搾
(
しぼ
)
り出さうとして見る。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
其翌五日
(
そのよくいつか
)
、
奮然
(
ふんぜん
)
として
余
(
よ
)
は
唯
(
たゞ
)
一人
(
ひとり
)
で
行
(
ゆ
)
つた。
寒
(
さむい
)
い
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
き、
空
(
そら
)
の
曇
(
くも
)
つた、
厭
(
いや
)
な
日
(
ひ
)
であつたが、
一人
(
ひとり
)
で一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に
掘
(
ほ
)
つたけれど、
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
て
來
(
こ
)
ぬ。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
すると
愛
(
あい
)
ちやんは
何
(
なん
)
と
思
(
おも
)
つたか一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
して
忽
(
たちま
)
ち
欝蒼
(
こんもり
)
した
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
へ
無事
(
ぶじ
)
に
駈
(
か
)
け
込
(
こ
)
みました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
イヤサ何も彼も己に
任
(
まか
)
せて一
所
(
しよ
)
に來い
細工
(
さいく
)
は
流々
(
りう/\
)
仕上
(
しあげ
)
を見やれサア/\早く支度してと云にお節も一
生懸命
(
しやうけんめい
)
村役人へ
預
(
あづけ
)
の身なれど跡は野となれ山坂を足に任せて走り行相良の城下を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
勘次
(
かんじ
)
はどうにか
稼
(
かせ
)
ぎ
出
(
だ
)
して
歸
(
かへ
)
りたいと
思
(
おも
)
つて一
生懸命
(
しやうけんめい
)
になつたがそれは
僅
(
わづか
)
に
生命
(
せいめい
)
を
繋
(
つな
)
ぎ
得
(
え
)
たに
過
(
すぎ
)
ないのであつた。
近所
(
きんじよ
)
の
村落
(
むら
)
から
行
(
い
)
つたものは
凌
(
しの
)
ぎ
切
(
き
)
れないで
夜遁
(
よにげ
)
して
畢
(
しま
)
つたものもあつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
丁度
(
ちやうど
)
此
(
こ
)
の
上口
(
のぼりくち
)
の
辺
(
あたり
)
に
美濃
(
みの
)
の
蓮大寺
(
れんたいじ
)
の
本堂
(
ほんだう
)
の
床下
(
ゆかした
)
まで
吹抜
(
ふきぬ
)
けの
風穴
(
かざあな
)
があるといふことを
年経
(
とした
)
つてから
聞
(
き
)
きましたが、なか/\
其処
(
そこ
)
どころの
沙汰
(
さた
)
ではない、一
生懸命
(
しやうけんめい
)
、
景色
(
けしき
)
も
奇跡
(
きせき
)
もあるものかい
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
...
否
(
いゝ
)
え!』と
痛
(
いた
)
ましげな
聲
(
こゑ
)
で
愛
(
あい
)
ちやんが
叫
(
さけ
)
びました、『
又
(
また
)
氣
(
き
)
に
觸
(
さは
)
つたかしら!』
鼠
(
ねずみ
)
が
池
(
いけ
)
の
水
(
みづ
)
を
攪
(
か
)
き
亂
(
みだ
)
し、一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に
泳
(
およ
)
ぎ
去
(
さ
)
らうとするのを、
愛
(
あい
)
ちやんは
靜
(
しづ
)
かに
呼
(
よ
)
び
止
(
と
)
めました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
東面山麓
(
とうめんさんろく
)
の
山土
(
さんど
)
の
崩壞
(
ほうくわい
)
して
堆積
(
たゐせき
)
したる一
部
(
ぶ
)
に、
祝部高坏土器
(
いはひべたかつきどき
)
を
發見
(
はつけん
)
したので、
如何
(
どう
)
も
此所
(
ここ
)
が
怪
(
あや
)
しいと、
人類學者
(
じんるゐがくしや
)
ならぬ
土方
(
どかた
)
の
船町倉次郎
(
ふなまちくらじらう
)
といふのが、一
生懸命
(
しやうけんめい
)
に
掘
(
ほ
)
り
進
(
すゝ
)
んで
居
(
ゐ
)
る
他
(
ほか
)
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
取に左仲は
最早
(
もはや
)
一
生懸命
(
しやうけんめい
)
腰
(
こし
)
の一
刀
(
たう
)
拔
(
ぬ
)
き放し
切
(
きつ
)
て懸ればソリヤ
拔
(
ぬい
)
たぞと兩方より手に/\
晃
(
きらめ
)
く
山刀
(
やまがたな
)
請
(
うけ
)
つ流しつ
切結
(
きりむす
)
ぶ左仲は茲ぞ死物狂ひと働け共二人の賊は事ともせず
斬立々々
(
きりたて/\
)
切捲
(
きりまく
)
れば終に左仲は斬立られ
這
(
こ
)
は
叶
(
かな
)
はじと
逃
(
にげ
)
行を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死