生懸命しやうけんめい)” の例文
殘念ざんねんでならぬので、自分じぶん持場もちばを一生懸命しやうけんめいつたけれど、なにない。幻子げんし大成功だいせいかう引替ひきかへて大失敗だいしつぱいくわつぼう茫然ばうぜんとしてしまつた。
おつぎはひまぬすんでは一生懸命しやうけんめいはりつた。卯平うへいがのつそりとしてはしつのは毎朝まいあさこせ/\といそがしい勘次かんじ草鞋わらぢ穿はいようとするときである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
なにをしてござる、御修行ごしゆぎやうが、このくらゐあつさで、きしやすんでさつしやるぶんではあんめえ、一生懸命しやうけんめい歩行あるかつしやりや、昨夜ゆふべとまりから此処こゝまではたつた五
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『さァたまちやん、眞實ほんとことをおひ、おまへこれまでに蝙蝠かうもりべたことがあるかい?』と一生懸命しやうけんめいになつてつてますと、きふに、がさッ!/\!といふおとがして
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
かくこまかいあきなひをして二しゆか三しゆ裏店うらだなすまつて、一生懸命しやうけんめいかせぎ、朝は暗いうちからあきなひにくれてからかへつてるやうにし、よる翌日あした買出かひだしに出る支度したくをし
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
うまかほはすところで、無論むろん少年せうねんにはあま畫題ぐわだいであるのを、自分じぶんこのきよよつ是非ぜひ志村しむら打勝うちかたうといふ意氣込いきごみだから一生懸命しやうけんめい學校がくかうからたくかへると一しつこもつて
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
一本音のせぬ樣に漸々引拔ひきぬきがう右衞門は藤五郎を脊負せおひて夫より座敷々々を忍び出れどもし此期このごのぞみて出合者いであふものあらば最早一生懸命しやうけんめい討果うちはたさんと伴すけ十郎は前後左右に眼をくばりながら刀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あはてゝ眼をけて「や!」と魂氣たまけた顏をして、恰で手に持ツてゐた大事なたま井戸ゐどの底へすべらし落したやうにポカンとなる。また數分間前すうふんかんまへの状態にかへツて、一生懸命しやうけんめいに名案をしぼり出さうとして見る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
其翌五日そのよくいつか奮然ふんぜんとしてたゞ一人ひとりつた。さむいかぜき、そらくもつた、いやであつたが、一人ひとりで一生懸命しやうけんめいつたけれど、なにぬ。
するとあいちやんはなんおもつたか一生懸命しやうけんめいしてたちま欝蒼こんもりしたもりなか無事ぶじみました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
イヤサ何も彼も己にまかせて一しよに來い細工さいく流々りう/\仕上しあげを見やれサア/\早く支度してと云にお節も一生懸命しやうけんめい村役人へあづけの身なれど跡は野となれ山坂を足に任せて走り行相良の城下を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
勘次かんじはどうにかかせしてかへりたいとおもつて一生懸命しやうけんめいになつたがそれはわづか生命せいめいつなたにすぎないのであつた。近所きんじよ村落むらからつたものはしのれないで夜遁よにげしてしまつたものもあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
丁度ちやうど上口のぼりくちあたり美濃みの蓮大寺れんたいじ本堂ほんだう床下ゆかしたまで吹抜ふきぬけの風穴かざあながあるといふことを年経としたつてからきましたが、なか/\其処そこどころの沙汰さたではない、一生懸命しやうけんめい景色けしき奇跡きせきもあるものかい
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
... いゝえ!』といたましげなこゑあいちやんがさけびました、『またさはつたかしら!』ねずみいけみづみだし、一生懸命しやうけんめいおよらうとするのを、あいちやんはしづかにめました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
東面山麓とうめんさんろく山土さんど崩壞ほうくわいして堆積たゐせきしたる一に、祝部高坏土器いはひべたかつきどき發見はつけんしたので、如何どう此所ここあやしいと、人類學者じんるゐがくしやならぬ土方どかた船町倉次郎ふなまちくらじらうといふのが、一生懸命しやうけんめいすゝんでほか
取に左仲は最早もはや生懸命しやうけんめいこしの一たうき放しきつて懸ればソリヤぬいたぞと兩方より手に/\きらめ山刀やまがたなうけつ流しつ切結きりむすぶ左仲は茲ぞ死物狂ひと働け共二人の賊は事ともせず斬立々々きりたて/\切捲きりまくれば終に左仲は斬立られかなはじとにげ行を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)