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こころ
ふりがな文庫
“
試
(
こころ
)” の例文
(七)
舜禹
(
しゆんう
)
の
間
(
あひだ
)
(八)
岳牧
(
がくぼく
)
咸
(
みな
)
薦
(
すす
)
む。
乃
(
すなは
)
ち
之
(
これ
)
を
(九)
位
(
くらゐ
)
に
試
(
こころ
)
み、
職
(
しよく
)
を
典
(
つかさど
)
らしむること
數
(
すう
)
十
年
(
ねん
)
、
(一〇)
功用
(
こうよう
)
既
(
すで
)
に
興
(
おこ
)
り、
然
(
しか
)
る
後
(
のち
)
政
(
まつりごと
)
を
授
(
さづ
)
く。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
ソレが喫べられなければ私の喫べ掛けを半分喫べなさい、毒はないじゃないかと云うようなことで
試
(
こころ
)
みた所が、ソコで
喰
(
くい
)
出した。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
これは
兵法
(
へいほう
)
でいう八
門
(
もん
)
遁甲
(
とんこう
)
。
諸葛孔明
(
しょかつこうめい
)
が
司馬仲達
(
しばちゅうたつ
)
をおとし入れた
術
(
じゅつ
)
でもある。秀吉、それを
試
(
こころ
)
みて、
滝川一益
(
たきがわかずます
)
をなぶったのだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それよりも今一段と子どもらしい方法、したがって今では子どもしか
試
(
こころ
)
みない
戯
(
たわむ
)
れに、
鉤引
(
かぎひき
)
というものがあることは知っている人が多かろう。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
こうすれば、頭脳は普通の人間の二十倍もの働きをすることになるそうで、博士はその研究を自らの肉体に
試
(
こころ
)
みられたのです
俘囚
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
父の友人のヴァイオリンを弾き
試
(
こころ
)
みて、「おじさんのヴァイオリンは、僕のより八分の一音だけ低くなっていますよ」
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
○彼女はじっとして
居
(
い
)
られなくなった。何か
試
(
こころ
)
み
度
(
た
)
がっている。自分を
試
(
ため
)
して
見度
(
みた
)
がっている。自分の市場価値を。
現代若き女性気質集
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
一、初心の人古句に己の言はんと欲する者あるを見て、古人
已
(
すで
)
に俳句を言ひ尽せりやと疑ふ。これ平等を見て差別を見ざるのみ。
試
(
こころ
)
みに今一歩を進めよ。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
試
(
こころ
)
みに思え、封建社会において、およそ明主と称し賢君と唱えらるるもの、
概
(
がい
)
してみな養子ならざるはなきを。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
予が
辞去
(
じきょ
)
の後、先生例の
散歩
(
さんぽ
)
を
試
(
こころ
)
みられ、
黄昏
(
こうこん
)
帰邸
(
きてい
)
、
初夜
(
しょや
)
寝
(
しん
)
に
就
(
つか
)
れんとする際
発病
(
はつびょう
)
、
終
(
つい
)
に
起
(
た
)
たれず。
哀哉
(
かなしいかな
)
。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
国王は笑われましたが、王子があまり何度も申されますので、おしまいには
試
(
こころ
)
みにその用心をされました。
お月様の唄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
エチエネットとわたしがリーズの手を
引
(
ひ
)
っ
張
(
ぱ
)
った。わたしたちはもっと早くかの女を引っ張ろうと
試
(
こころ
)
みたが、かの女はわたしたちと歩調を合わせることは
困難
(
こんなん
)
であった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
乗
(
の
)
りかけた
船
(
ふね
)
とやら、これも
現世
(
げんせ
)
と
通信
(
つうしん
)
を
試
(
こころ
)
みる
者
(
もの
)
の
免
(
まぬが
)
れ
難
(
がた
)
き
運命
(
うんめい
)
——
業
(
ごう
)
かも
知
(
し
)
れませぬ……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
固
(
もと
)
より
明言
(
めいげん
)
するを得る
限
(
かぎ
)
りには非ざれど
試
(
こころ
)
みに
想像
(
そうぞう
)
を畫きて他日精査を爲すの
端緒
(
たんちよ
)
とせん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
或
(
あるい
)
は商人のごときは
兵乱
(
へいらん
)
のために
兵器
(
へいき
)
を
売付
(
うりつ
)
くるの道を得てひそかに
喜
(
よろこ
)
びたるものありしならんといえども、その
隙
(
すき
)
に
乗
(
じょう
)
じて政治的
干渉
(
かんしょう
)
を
試
(
こころ
)
みるなど
企
(
くわだ
)
てたるものはあるべからず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
今や兇暴なる平和の攪乱者は天人の
共怒
(
きょうど
)
を受けて亡びてしまったから、これよりして人道の光輝は
愈々
(
いよいよ
)
燦然
(
さんぜん
)
たるべきであるが、果して
然
(
しか
)
るを得るか
如何
(
いかん
)
。これを
試
(
こころ
)
みに支那に徴せよ。
永久平和の先決問題
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
右に
古歌
(
こか
)
といったが、その古歌とはどんな歌か、今
試
(
こころ
)
みに
数首
(
すうしゅ
)
を次に
挙
(
あ
)
げてみよう。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
燈
(
ともしび
)
にすかす指のなかの
紅
(
くれない
)
なるは、人の血の
染
(
そ
)
みたる色にはあらず、
訝
(
いぶか
)
しく
撫
(
な
)
で
試
(
こころ
)
むる
掌
(
たなそこ
)
のその血汐にはぬれもこそせね、こころづきて見定むれば、かいやりし夜のものあらはになりて
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
やや
堵
(
と
)
に安んぜんとするを、造化はなお
生意気
(
なまいき
)
なりと思いしか、
将
(
は
)
たまた
更
(
さら
)
に予を
試
(
こころ
)
みんとてか、今回は趣向を変えて、極めて陰険なる手段を用いジリジリ静かに攻め来りたり、そは他に
非
(
あら
)
ず
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
試
(
こころ
)
みに
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
闔廬
(
かふろ
)
曰
(
いは
)
く、『
試
(
こころ
)
みに
婦人
(
ふじん
)
を
以
(
もつ
)
てす
可
(
べ
)
きか』と。
曰
(
いは
)
く、『
可
(
か
)
なり』と。
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て
之
(
これ
)
を
許
(
ゆる
)
す。
宮中
(
きうちう
)
の
美女
(
びぢよ
)
を
出
(
いだ
)
し、百八十
人
(
にん
)
を
得
(
え
)
たり。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
ソコで江戸に
参
(
まいっ
)
てからも、本藩の様子を見れば
種々
(
しゅじゅ
)
な事を
試
(
こころ
)
みて居る。兵制で申せば西洋流の操練を採用したことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
これはいつも、そういう話の出たときに、私の言う話であるが、
試
(
こころ
)
みに諸君は身体の調子のよいときに、ポケットの懐中時計をソッと
掌
(
て
)
のうちに握って
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして、これは何か、人智を
試
(
こころ
)
む山の精のいたずらに出会っているのではないかという
錯覚
(
さっかく
)
さえ起こしました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かれはジョリクールに二さじ三さじ飲ませようと
試
(
こころ
)
みたけれど、小ざるは
歯
(
は
)
を食いしばっていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
幽明
(
ゆうめい
)
の
交通
(
こうつう
)
を
試
(
こころ
)
みらるる
人達
(
ひとたち
)
は
常
(
つね
)
にこの
事
(
こと
)
を
念頭
(
ねんとう
)
に
置
(
お
)
いて
戴
(
いただ
)
きとう
存
(
ぞん
)
じます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
これは実景を知らぬ人はその
味
(
あじわい
)
を解しがたし。
試
(
こころ
)
みに京都に行きてつくづくと東山を見るべし。低き山の近くにありてしかも
頂
(
いただき
)
の少しづつ高低ある処、あたかも人が蒲団をかぶりて寝たるに似たり。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
と
手許
(
てもと
)
に
丈
(
たけ
)
のびた影のある、
土筆
(
つくし
)
の根を
摘
(
つ
)
み
試
(
こころ
)
み
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今は只上着のみに付きて
記述
(
きじゆつ
)
を
試
(
こころ
)
むべし。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
一大投機私が商売に不案内とは申しながら、生涯の中で大きな投機のようなことを
試
(
こころ
)
みて、首尾
能
(
よ
)
く出来た事があります。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
晏嬰
(
あんえい
)
乃
(
すなは
)
ち
田穰苴
(
でんじやうしよ
)
を
薦
(
すす
)
めて
曰
(
いは
)
く、『
穰苴
(
じやうしよ
)
は
田氏
(
でんし
)
の
(四)
庶孽
(
しよげつ
)
なりと
雖
(
いへど
)
も、
然
(
しか
)
れども
其人
(
そのひと
)
、
文
(
ぶん
)
は
能
(
よ
)
く
衆
(
しう
)
を
附
(
つ
)
け、
武
(
ぶ
)
は
能
(
よ
)
く
敵
(
てき
)
を
威
(
おど
)
す。
願
(
ねが
)
はくは
君
(
きみ
)
之
(
これ
)
を
試
(
こころ
)
みよ』
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
まずこう威嚇を
試
(
こころ
)
みてみますと、その声が鋭かったので、次郎の方も、打って響きの答えるように
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
博士は、
蒼白
(
そうはく
)
な顔に、ねっとりと
脂汗
(
あぶらあせ
)
をうかばせて、しきりに機械人間の制御を
試
(
こころ
)
みている様子。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
試
(
こころ
)
みに俳句的の和歌を挙げなば
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
榎本氏の
挙
(
きょ
)
は
所謂
(
いわゆる
)
武士の
意気地
(
いきじ
)
すなわち
瘠我慢
(
やせがまん
)
にして、その
方寸
(
ほうすん
)
の中には
竊
(
ひそか
)
に必敗を期しながらも、武士道の
為
(
た
)
めに
敢
(
あえ
)
て一戦を
試
(
こころ
)
みたることなれば
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て、
孫子
(
そんし
)
、
使
(
つかひ
)
をして
王
(
わう
)
に
報
(
はう
)
ぜしめて
曰
(
いは
)
く、『
兵
(
へい
)
既
(
すで
)
に
整齊
(
せいせい
)
す、
王
(
わう
)
試
(
こころ
)
みに
下
(
くだ
)
りて
之
(
これ
)
を
觀
(
み
)
る
可
(
べ
)
し。
唯
(
た
)
だ
王
(
わう
)
の
之
(
これ
)
を
用
(
もち
)
ひんと
欲
(
ほつ
)
する
所
(
ところ
)
、
水火
(
すゐくわ
)
に
赴
(
おもむ
)
くと
雖
(
いへど
)
も
猶
(
な
)
ほ
可也
(
かなり
)
』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
「船長、
試
(
こころ
)
みにあの船を
撃
(
う
)
ってみてはどうでしょうか。ここに
一挺
(
いっちょう
)
小銃を持ってきています」
幽霊船の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
さては
横
(
よこ
)
にひく
車戸
(
くるまど
)
かと、
諸手
(
もろて
)
をかけて
試
(
こころ
)
みたが、ぎしッといっただけで一
寸
(
すん
)
も
開
(
ひら
)
かばこそ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
三の強藩に敵するの勇気なく、勝敗をも
試
(
こころ
)
みずして
降参
(
こうさん
)
したるものなれば、
三河武士
(
みかわぶし
)
の精神に
背
(
そむ
)
くのみならず、我日本国民に
固有
(
こゆう
)
する
瘠我慢
(
やせがまん
)
の大主義を
破
(
やぶ
)
り
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
孫子武
(
そんしぶ
)
は
齊人也
(
せいひとなり
)
。
兵法
(
へいはふ
)
を
以
(
もつ
)
て
呉王闔廬
(
ごわうかふろ
)
に
見
(
まみ
)
ゆ。
闔廬
(
かふろ
)
曰
(
いは
)
く、
(一)
『
子
(
し
)
の十三
篇
(
ぺん
)
吾
(
われ
)
盡
(
ことごと
)
く
之
(
これ
)
を
觀
(
み
)
る。
(二)
以
(
もつ
)
て
小
(
すこ
)
しく
試
(
こころ
)
みに
兵
(
へい
)
を
勒
(
ろく
)
す
可
(
べ
)
きか』と。
對
(
こた
)
へて
曰
(
いは
)
く、『
可
(
か
)
なり』と。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
ここに注意すべきは、このルナ・アミーバーとも名付くべき生物は、地球の人類に先んじて月と地球との横断を
試
(
こころ
)
みたい意志のあることである。おそらく、それは成功することであろう。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
玉太郎は、それから急いでいろいろな方法によって通信を
試
(
こころ
)
みた。その結果、やっぱりラツール氏だと分った。そのときのうれしさは何にたとえようもない。
地獄
(
じごく
)
で
仏
(
ほとけ
)
とはこのことであろう。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
以上の
立言
(
りつげん
)
は
我輩
(
わがはい
)
が勝、榎本の二氏に
向
(
むかっ
)
て攻撃を
試
(
こころ
)
みたるにあらず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そこでまた、相手方の攻撃点に対して、猛烈な
反駁
(
はんばく
)
を
試
(
こころ
)
みた。
鬼仏洞事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
試
常用漢字
小4
部首:⾔
13画
“試”を含む語句
試合
試験
試練
試驗
新刀試
嘗試
賭試合
迦畢試
試用
踏試
試薬
一寸試
競争試験
肝試
試煉
胆試
五分試
試胆
力試
学年試験
...