“新刀試”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらみだめ75.0%
あらものだめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よくある例で、前々から新刀試あらみだめしを心がけていた目附役めつけやく三木松兵衛みきまつべえなにがしが、それぞれ囚人の身がらをもらいうけて、これを斬った。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新刀試あらみだめしのために、ひそかに城を抜け出でて辻斬を試みるのだろう、さもなければ広くもあらぬ甲府城下のことだから、おおよその見当がつかねばならぬはず……というわけで
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
当時のことだから新刀試あらものだめし腕試し、辻斬は珍しくなかったが、そのなかに一つ、右肩から左乳下へかけての袈裟がけはす一文字の遣口やりくちだけは、業物わざものと斬手の冴えをしのばせて江戸中に有名になっていた。