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花見
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はなみ
ふりがな文庫
“
花見
(
はなみ
)” の例文
母
(
はヽ
)
さまとならではお
湯
(
ゆ
)
にも
行
(
ゆ
)
かじ、
觀音
(
かんのん
)
さまのお
參
(
まゐ
)
りもいやよ、
芝居
(
しばゐ
)
も
花見
(
はなみ
)
も
母
(
はヽ
)
さま
御
(
ご
)
一
處
(
しよ
)
ならではと
此
(
この
)
一トもとのかげに
隱
(
か
)
くれて
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
おじいさんは、まだ
元気
(
げんき
)
で、
河
(
かわ
)
へ
釣
(
つ
)
りにいった
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
たり、おばあさんは、まだ
若
(
わか
)
くて、みんなと
花見
(
はなみ
)
にいったことなどを
夢
(
ゆめ
)
に
見
(
み
)
ました。
片田舎にあった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
物見遊山
(
ものみゆさん
)
と
申
(
もう
)
してもそれは
至
(
いた
)
って
単純
(
たんじゅん
)
なもので、
普通
(
ふつう
)
はお
花見
(
はなみ
)
、
汐干狩
(
しおひがり
)
、
神社仏閣詣
(
じんじゃぶっかくもう
)
で……そんな
事
(
こと
)
は
只今
(
ただいま
)
と
大
(
たい
)
した
相違
(
そうい
)
もないでしょうが
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
みんなして、
近所
(
きんじょ
)
の
飛鳥山
(
あすかやま
)
へ、お
花見
(
はなみ
)
に
出
(
で
)
かけたあの
時
(
とき
)
、いつもの
通
(
とお
)
り、あたしとお
前
(
まえ
)
とは
夫婦
(
ふうふ
)
でござんした。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
父親
(
ちゝおや
)
合點
(
がてん
)
の
母親
(
はゝおや
)
承知
(
しようち
)
で、
向島
(
むかうじま
)
へ
花見
(
はなみ
)
の
歸
(
かへ
)
りが
夜櫻見物
(
よざくらけんぶつ
)
と
成
(
な
)
つて、おいらんが、
初會惚
(
しよくわいぼ
)
れ、と
云
(
い
)
ふ
寸法
(
すんぱふ
)
に
成
(
な
)
るのであるが、
耕地
(
かうち
)
二十石
(
にじつこく
)
の
百姓
(
ひやくしやう
)
の
次男
(
じなん
)
では
然
(
さ
)
うは
行
(
ゆ
)
かない。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
死後
(
しご
)
の
花見
(
はなみ
)
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金鍔
(
きんつば
)
は
二錢
(
にひやく
)
で
四個
(
よんこ
)
あつた。
四海
(
しかい
)
波
(
なみ
)
靜
(
しづか
)
にして
俥
(
くるま
)
の
上
(
うへ
)
の
花見
(
はなみ
)
のつもり。いや
何
(
ど
)
うも
話
(
はなし
)
にならぬ。が
此
(
こ
)
の
意氣
(
いき
)
を
以
(
もつ
)
てして
少々
(
せう/\
)
工面
(
くめん
)
のいゝ
連中
(
れんぢう
)
、
誰
(
たれ
)
か
自動車
(
じどうしや
)
……
圓
(
ゑん
)
タクでも
可
(
い
)
い。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それを
見込
(
みこ
)
みて
石之助
(
いしのすけ
)
、
今宵
(
こよひ
)
を
期限
(
きげん
)
の
借金
(
しやくきん
)
が
御座
(
ござ
)
る、
人
(
ひと
)
の
受
(
う
)
けに
立
(
た
)
ちて
判
(
はん
)
を
爲
(
し
)
たるもあれば、
花見
(
はなみ
)
のむしろに
狂風
(
けうふう
)
一
陣
(
ぢん
)
、
破落戸仲間
(
ごろつきなかま
)
に
遣
(
や
)
る
物
(
もの
)
を
遣
(
や
)
らねば
此納
(
このおさ
)
まりむづかしく
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
門
(
もん
)
をしめて
内
(
うち
)
へ
入
(
い
)
れずに
泣
(
な
)
かしてやらん、と
言
(
い
)
ふを
止
(
と
)
めて、
其樣
(
そのやう
)
な
意地
(
いぢ
)
わるは
仰
(
おつ
)
しやるな、
母樣
(
かあさま
)
がお
聞
(
きヽ
)
にならば
惡
(
わ
)
るし、
夫
(
そ
)
れでも
姉樣
(
ねえさま
)
たちは
自分
(
じぶん
)
ばかり
演藝會
(
えんげいくわい
)
や
花見
(
はなみ
)
に
行
(
ゆ
)
きて
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あのそれ
一昨年
(
をととし
)
のお
花見
(
はなみ
)
の
時
(
とき
)
ねと
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
す、
何
(
なに
)
えと
受
(
う
)
けて
聞
(
き
)
けば
學校
(
がくかう
)
の
庭
(
には
)
は
奇麗
(
きれい
)
でしたねえとて
面白
(
おもしろ
)
さうに
笑
(
わら
)
ふ、あの
時
(
とき
)
貴君
(
あなた
)
が
下
(
くだ
)
さつた
花
(
はな
)
をね、
私
(
わたし
)
は
今
(
いま
)
も
本
(
ほん
)
の
間
(
あひだ
)
へ
入
(
い
)
れてありまする
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
僕
(
ぼく
)
は
夫
(
そ
)
れか
憎
(
に
)
くらしければと、
思
(
おも
)
ふまヽを
遠慮
(
ゑんりよ
)
もなく
言
(
い
)
ふ
可愛
(
かあい
)
さ、
左樣
(
さう
)
おもふて
下
(
くだ
)
さるは
嬉
(
うれ
)
しけれど、
其樣
(
そのやう
)
のこと
他人
(
ひと
)
に
言
(
い
)
ふて
給
(
たま
)
はるなよ、
芝居
(
しばゐ
)
も
花見
(
はなみ
)
も
行
(
ゆ
)
かぬのは
私
(
わた
)
しの
好
(
す
)
きにて
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
龍華寺
(
りうげじ
)
の
信如
(
しんによ
)
、
大黒屋
(
だいこくや
)
の
美登利
(
みどり
)
、
二人
(
ふたり
)
ながら
學校
(
がくこう
)
は
育英舍
(
いくえいしや
)
なり、
去
(
さ
)
りし四
月
(
ぐわつ
)
の
末
(
すゑ
)
つかた、
櫻
(
さくら
)
は
散
(
ち
)
りて
青葉
(
あをば
)
のかげに
藤
(
ふぢ
)
の
花見
(
はなみ
)
といふ
頃
(
ころ
)
、
春季
(
しゆんき
)
の
大運動會
(
だいうんどうくわい
)
とて
水
(
みづ
)
の
谷
(
や
)
の
原
(
はら
)
にせし
事
(
こと
)
ありしが、つな
引
(
ひき
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
見
(
み
)
たしと
思
(
おも
)
はゞ
替
(
かは
)
り
目
(
め
)
毎
(
ごと
)
の
芝居
(
しばゐ
)
行
(
ゆ
)
きも
誰
(
た
)
れかは
苦情
(
くぜう
)
を
申
(
まをす
)
べき、
花見
(
はなみ
)
、
月見
(
つきみ
)
に
旦那
(
だんな
)
さま
催
(
もよほ
)
し
立
(
た
)
てゝ、
共
(
とも
)
に
連
(
つ
)
らぬる
袖
(
そで
)
を
樂
(
たの
)
しみ、お
歸
(
かへ
)
りの
遲
(
おそ
)
き
時
(
とき
)
は
何處
(
どこ
)
までも
電話
(
でんわ
)
をかけて、
夜
(
よる
)
は
更
(
ふ
)
くるとも
寐給
(
ねたま
)
はず
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
去年
(
きよねん
)
向島
(
むかふじま
)
の
花見
(
はなみ
)
の
時
(
とき
)
女房
(
にようぼう
)
づくりして
丸髷
(
まるまげ
)
に
結
(
ゆ
)
つて
朋輩
(
ほうばい
)
と
共
(
とも
)
に
遊
(
あそ
)
びあるきしに
土手
(
どて
)
の
茶屋
(
ちやゝ
)
であの
子
(
こ
)
に
逢
(
あ
)
つて、これ/\と
聲
(
こゑ
)
をかけしにさへ
私
(
わたし
)
の
若
(
わか
)
く
成
(
なり
)
しに
呆
(
あき
)
れて、お
母
(
つか
)
さんでござりますかと
驚
(
おどろ
)
きし
樣子
(
やうす
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と
最期
(
さいご
)
の
用意
(
ようい
)
あはれ
短
(
みじか
)
き
契
(
ちぎ
)
りなるかな
井筒
(
ゐづゝ
)
にかけし
丈
(
たけ
)
くらべ
振
(
ふり
)
わけ
髮
(
がみ
)
のかみならねば
斯
(
か
)
くとも
如何
(
いかゞ
)
しら
紙
(
かみ
)
にあね
樣
(
さま
)
こさへて
遊
(
あそ
)
びし
頃
(
ころ
)
これは
君
(
きみ
)
さまこれは
我
(
われ
)
今日
(
けふ
)
は
芝居
(
しばゐ
)
へ
行
(
ゆ
)
くのなり
否
(
いや
)
花見
(
はなみ
)
の
方
(
はう
)
が
我
(
わ
)
れは
宜
(
よ
)
しと
戯
(
たはむ
)
れ
交
(
か
)
はせしそれ
一
(
ひと
)
つも
願
(
ねが
)
ひの
叶
(
かな
)
ひしことはなく
待
(
まち
)
にまちし
長日月
(
ちやうじつげつ
)
のめぐり
來
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
果敢
(
はか
)
なしや
世
(
よ
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“花見”の解説
花見(はなみ)は、樹木に咲いている花、主にサクラの花を鑑賞し、春の訪れを寿ぐ日本古来の風習である。副称は観桜(かんおう)である。
(出典:Wikipedia)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“花見”で始まる語句
花見寺
花見鬘
花見時
花見船
花見衣
花見頃
花見小路
花見蜜蜂
花見遊山