“はなみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
花見42.4%
歯並36.4%
齒並9.1%
歯列6.1%
刃並3.0%
花実3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おじいさんは、まだ元気げんきで、かわりにいったゆめたり、おばあさんは、まだわかくて、みんなと花見はなみにいったことなどをゆめました。
片田舎にあった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
歯並はなみも変えなければなりますまい。調った歯並でございますこと。当門二歯と申します。参差歯しんさばにすることに致しましょう」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
酒を呑んでいるらしい羽織袴はおりはかまの代書人といったような男が、汚い歯列はなみを見せて、ニヤニヤと笑った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
娘の胸には、両刃もろはの剣が刃並はなみを水平に、肋骨ろっこつの間へグサと突き立っておりました。
「ほんとですわ。死んで花実はなみくものか……。コトやんが死んだのは、ごぞんじですか?」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)