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彼
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かの
ふりがな文庫
“
彼
(
かの
)” の例文
彼
(
かの
)
尖帽宗
(
カツプチヨオ
)
の寺の僧にフラア・マルチノといへるあり。こは母上の懺悔を聞く人なりき。かの僧に母上はわがおとなしさを告げ給ひき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
彼
(
かの
)
「怙を喪つて久からずして」退隠したと云ふ説は、斟酌して聞くべきである。わたくしは後に至つて又此問題に立ち帰るであらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
彼
(
かの
)
時妾
目前
(
まのあた
)
り、雄が
横死
(
おうし
)
を見ながらに、これを
救
(
たす
)
けんともせざりしは、見下げ果てたる不貞の犬よと、思ひし獣もありつらんが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
蓋
(
けだ
)
しトルストイ伯の所見は、此点に於て
彼
(
かの
)
フレンド派が唱道するところと符合せり。唯だ伯は之を露国の農民に適用せしのみ。
トルストイ伯
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
業平の生活は、小説だといふ訣で、伊勢物語からひき放して考へようとしても出来ないまで、
彼
(
かの
)
書が完全に其一生を伝奇化して了うてゐる。
短歌本質成立の時代:万葉集以後の歌風の見わたし
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
お村が
虐殺
(
なぶりごろし
)
に遭ひしより、
七々日
(
なゝなぬか
)
にあたる
夜半
(
よは
)
なりき。お春は
厠
(
かはや
)
に
起出
(
おきい
)
でつ、
帰
(
かへり
)
には
寝惚
(
ねぼ
)
けたる眼の
戸惑
(
とまど
)
ひして、
彼
(
かの
)
血天井の部屋へ
入
(
い
)
りにき。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
聞
(
きゝ
)
成程
(
なるほど
)
何時
(
いつ
)
迄當院の
厄介
(
やくかい
)
に
成
(
なつ
)
ても居られず何分にも宜しくと頼みければ感應院も承知なして
早速
(
さつそく
)
彼
(
かの
)
片町の醫師方へ
往
(
ゆき
)
右
(
みぎ
)
の
咄
(
はなし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
もし文学的趣味を具有して、大喝采を博する者あらば、これを以て
彼
(
かの
)
非文学的の作に代へんこと、けだし歌人の職務なるべし。(五月十二日)
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
依之
増修
(
ぞうしう
)
の
説
(
せつ
)
に於て此事は
彼
(
かの
)
書に見しと
覚
(
おぼえ
)
しも、其書を蔵せざれば
急就
(
きうし
)
の用に
弁
(
べん
)
ぜず、
韈癬
(
べつせん
)
するが多し。
且
(
かつ
)
浅学
(
せんがく
)
なれば
引漏
(
ひきもら
)
したるも
最
(
いと
)
多かるべし。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
依之
増修
(
ぞうしう
)
の
説
(
せつ
)
に於て此事は
彼
(
かの
)
書に見しと
覚
(
おぼえ
)
しも、其書を蔵せざれば
急就
(
きうし
)
の用に
弁
(
べん
)
ぜず、
韈癬
(
べつせん
)
するが多し。
且
(
かつ
)
浅学
(
せんがく
)
なれば
引漏
(
ひきもら
)
したるも
最
(
いと
)
多かるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
卯平
(
うへい
)
は
彼
(
かの
)
ぼんやりした
心
(
こゝろ
)
が
其處
(
そこ
)
へ
繋
(
つな
)
がれたやうに
釣瓶
(
つるべ
)
を
凝視
(
ぎようし
)
した。
彼
(
かれ
)
は
暫
(
しばら
)
くしてから
庭
(
には
)
に
立
(
た
)
つた。
彼
(
かれ
)
は
其
(
その
)
癖
(
くせ
)
の
舌
(
した
)
を
鳴
(
な
)
らしながら
釣瓶
(
つるべ
)
へ
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
けた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
印度洋の
彼
(
かの
)
不可思議
(
ふかしぎ
)
な色をして
千劫
(
せんごう
)
万劫
(
まんごう
)
已
(
や
)
む時もなくゆらめく
謎
(
なぞ
)
の様な
水面
(
すいめん
)
を
熟々
(
つくづく
)
と見て居れば、引き入れられる様で、吾れ知らず飛び込みたくなる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
薩州よりわ
彼
(
かの
)
イロハ丸の船代、又その
荷物
(
ニモツ
)
の代お
佛
(
ハライ(ママ)
)
候得バ、ゆるして御つかハし
被
レ
成度
(なされたし)
と申候間、私よりハ
そハ
(
ママ
)
わ夫でよろしけれども
手紙:075 慶応三年五月二十八日 お龍あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
彼
(
かの
)
国民の眼に映ずるものは単に君主政体のみであって、共和政体の如きは彼らの夢想だもせざりし所であります。
流れ行く歴史の動力
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
遮莫
(
さもあらばあれ
)
斎藤緑雨
(
さいとうりよくう
)
が
彼
(
かの
)
縦横の才を蔵しながら、句は遂に
沿門※黒
(
えんもんさくこく
)
の
輩
(
はい
)
と
軒輊
(
けんち
)
なかりしこそ不思議なれ。(二月四日)
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
如何様の事にても、
仮令
(
たとい
)
臙脂屋を灰と致しましても苦しゅうござりませぬ、何卒
彼
(
かの
)
品
(
しな
)
御かえし下されまするよう折入って願い上げまする。
真実
(
まこと
)
、
斯
(
こ
)
の通り……
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
日月
(
じつげつ
)
は地におち、
須彌山
(
すみせん
)
はくづるとも、
彼
(
かの
)
女人
(
によにん
)
、
佛
(
ほとけ
)
に
成
(
な
)
らせ
給
(
たまは
)
ん事疑なし。あらたのもしや、たのもしや
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
とまれ尋常の沙汰ではないぞ、と私が瞬間感じたのは、
彼
(
かの
)
野々村君の平素と云うのが、こうした青年達のそれとはかけ離れて、至って
平々凡々
(
へいへいぼんぼん
)
たるものであったからだ。
自殺を買う話
(新字新仮名)
/
橋本五郎
(著)
聖人板敷山という深山を、つねに往返したまひけるに、
彼
(
かの
)
山にして度々相待つといへども、更にその節をとげず、つらつらことの
参差
(
しんし
)
を案ずるに、
頗
(
すこぶ
)
る奇特のおもひあり。
加波山
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
彼
(
かの
)
石棒を
以
(
もつ
)
て古史に
所謂
(
いはゆる
)
イシツツイなりと爲すが
如
(
ごと
)
きは遺物
發見
(
はつけん
)
の状况に重みを
置
(
お
)
かざる人の
説
(
せつ
)
にして、苟も
石器時代遺跡
(
せききじだいゐせき
)
の何たるを知る者は决して
同意
(
どうい
)
せざる所ならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
戦ふのにいつも相手の背に釣り合ふやう身体をくの字に曲げて
相撲
(
すま
)
はねばならぬから
彼
(
かの
)
怪物はいつも、身体の半分の力しか使へぬやうに見える。出羽ヶ嶽星取表——○●●●○
怪物取組画譜:出羽ヶ嶽その日その日
(新字旧仮名)
/
岡本一平
(著)
去る程に此寺の住持なりし
彼
(
か
)
の和尚は、もと高野山より出でたる真言の祈祷師にて御朱印船に乗りて
呂宋
(
ルソン
)
に渡り、
彼
(
かの
)
地にて切支丹の秘法を学び、日本に帰りて此の廃寺を起し
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
彼
(
かの
)
灑掃応対進退の節と説き、寡妻に
法
(
のっと
)
り、兄弟に及ぶと云い、国を治むるのもとは、家を治むるにありと云い、家整うて国則整うと云い、其の家庭の問題を如何に重大視したか
家庭小言
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
名奉行と聞えた根岸肥前守の随筆「耳袋」の中にも「池尻村とて東武の南、池上本門寺より程近き一村あり、
彼
(
かの
)
村出生の女を召仕えば果して妖怪などありしと申し伝えたり、実否を ...
池袋の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
白峰より
彼
(
かの
)
鳥を奪わば、白峰は形骸のみとならんとまで、この頃は飽かず、眺め
居候
(
おりそうろう
)
、……白峰の霊を具体せるものは、誠にこの霊鳥の形に御座候、前山も何もあったものにあらず
雪の白峰
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
某
(
それがし
)
答て、我は
掃部頭
(
かもんのかみ
)
士某、生年十七歳敵ならば尋常に勝負せよと申。
彼
(
かの
)
士存ずる旨あれば名は名乗らじ、我は秀頼の為に命を進ずる間、首取って高名にせよと、首を延べて相待ける。
大阪夏之陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
遂に同氏の紹介にて岡崎氏に面会致し候。その仁は五十前後とも覚えられ、職人膚を帯びたる温厚の人物に見受け申し候。今小生の問うに応じて
彼
(
かの
)
人の答えたる一斑を左に申上げ候。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
彼
(
かの
)
岩見は、白の縞ズボンに、黒のアルパカの上衣、
麦藁
(
むぎわら
)
帽に白靴、ネクタイは無論蝶結びのそれで、丁度当時のどの若い会社員もした様な一分の隙もない服装で、揚々としてふくらんだ胸
琥珀のパイプ
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
其口上に
衣
(
ころも
)
をかけ、御ひゐき願ふ天家寿は、今唐桟の新見世ながら、御得意多く売込んで、
彼
(
かの
)
古渡の老舗におとらず、
幅広
(
はゞびろ
)
ならぬ手狭裏家へ、表をこして御来駕ある、御馴染様の御註文に
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
ケムブリッヂは学問の府として遠くわが
邦
(
くに
)
にも聞えたれば、そのいづれにか
赴
(
おもむ
)
かんと心を
煩
(
わずら
)
はすうち、幸ひケムブリッヂにある知人の
許
(
もと
)
に招かるるの機会を得たれば、観光かたがた
彼
(
かの
)
地へ下る。
『文学論』序
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
すなはち地にも倒れつべし、されども秀郷、天下第一の大剛の者なりければ、更に一念も動ぜずして、
彼
(
かの
)
大蛇の
背
(
せなか
)
の上を、荒らかに踏みて、
閑
(
しずか
)
に上をぞ越えたりける、しかれども大蛇もあへて驚かず
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
しかも
彼
(
かの
)
所謂逐語訳は必らずしも忠実訳にあらず。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
彼
(
かの
)
(三五)
西山
(
せいざん
)
に
登
(
のぼ
)
り、
其薇
(
そのび
)
を
采
(
と
)
る。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
巨勢は
絮
(
わた
)
の如き少女が肩に、我
頭
(
かしら
)
を持たせ、ただ夢のここちしてその姿を見たりしが、
彼
(
かの
)
凱旋門
(
がいせんもん
)
上の女神バワリアまた胸に浮びぬ。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ナポリの旅と當時の記憶とは、なつかしく美しきものながら、今はその美しさの
彼
(
かの
)
メヅウザに逢ひて化石したるにはあらずやとおもはれたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
(元禄時代にいはゆる不易流行なる語はややこの意に近しといへども、
彼
(
かの
)
時代には推理的の頭脳を欠きし故
曖昧
(
あいまい
)
を免れず)
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
幼君
(
えうくん
)
これを
御覽
(
ごらう
)
じて、
嬉
(
うれ
)
しげに
見
(
み
)
えたまへば、
彼
(
かの
)
勸
(
すゝ
)
めたる
何某
(
なにがし
)
面目
(
めんぼく
)
を
施
(
ほどこ
)
して、
件
(
くだん
)
の
籠
(
かご
)
を
左瞻右瞻
(
とみかうみ
)
、「よくこそしたれ」と
賞美
(
しやうび
)
して、
御喜悦
(
おんよろこび
)
を
申上
(
まをしあ
)
ぐる。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
も
斯
(
かく
)
苦
(
くる
)
しめる事是皆
露顯
(
ろけん
)
の小口となり
彼
(
かの
)
道十郎の後家お光が
※
(
はか
)
らず
訴
(
うつた
)
へ出る樣に成けるは
天命
(
てんめい
)
の然らしめたる所なり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いつもの停車場で下りて、一同は車をつらねて
彼
(
かの
)
丘
(
おか
)
の上の別荘に往って
憩
(
いこ
)
い、それから本宅に往った。お馨さんの父者人、母者人と三度目の対面をした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
普通の作家の如く
行
(
ぎやう
)
の奇跡を以て伏姫の業因を断たしむることなく、
却
(
かへ
)
つて
彼
(
かの
)
八行の珠玉を与へて、伏姫の運命の予言者とならしめ指導者とならしめたるもの
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
まといの要素たるばれんや、張り籠の多面体が、後の附加だとすれば、愈
彼
(
かの
)
自身たて物と近づくので、旗の布を要素としない桙の末流らしく、益考へられて来る。
まといの話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
彼
(
かの
)
ゲエテの
希臘
(
ギリシヤ
)
と雖も、トロイの
戦
(
たたかひ
)
の勇士の口には
一抹
(
いつまつ
)
ミユンヘンの
麦酒
(
ビイル
)
の泡の
未
(
いまだ
)
消えざるを
如何
(
いか
)
にすべき。歎ずらくは想像にも
亦
(
また
)
国籍の存する事を。(二月六日)
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼
(
かの
)
国の及第は大臣宰相にもなるの径路であるから、落第は非常の失望にもならうが、我邦で検非違使佐や尉になれたからとて、前途洋〻として春の如しといふ訳にはならない。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
ただ
彼
(
かの
)
牛のみ、車の次第に軽くなるに、
訝
(
いぶか
)
しとや思ひけん、折々立止まりて見返るを。牛飼はまだ
暁得
(
さと
)
らねば、かへつて牛の怠るなりと思ひて、ひたすら罵り打ち立てて行きぬ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
散髪などを強いられ済した
彼
(
かの
)
野々村君は無理義理やりに、青年の美しい衣服を着せられ、教養ある富裕な青年として、その風采に必要なもの、例えば、正確な型のソフトや、銀の懐中時計や
自殺を買う話
(新字新仮名)
/
橋本五郎
(著)
そうして午前十時頃
彼
(
かの
)
岩見は彼の下宿で難なく捕えられた。
琥珀のパイプ
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
この頃
国勝手
(
くにがって
)
の議に同意していた人々の
中
(
うち
)
、津軽家の継嗣問題のために罪を獲たものがあって、
彼
(
かの
)
議を唱えた抽斎らは肩身の狭い
念
(
おもい
)
をした。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
さてまたこれらの歌がわれらの歌と相似たるやに評する人も有之候由承り候に付、
彼
(
かの
)
歌に対する愚見を述べてそのしからざるを明かに致したく存候。
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
彼
(
かの
)
堆
(
うづたか
)
く
積
(
つ
)
める
蛇
(
くちなは
)
の
屍
(
しかばね
)
も、
彼等
(
かれら
)
將
(
まさ
)
に
去
(
さ
)
らむとするに
際
(
さい
)
しては、
穴
(
あな
)
を
穿
(
うが
)
ちて
盡
(
こと/″\
)
く
埋
(
うづ
)
むるなり。さても
清風
(
せいふう
)
吹
(
ふ
)
きて
不淨
(
ふじやう
)
を
掃
(
はら
)
へば、
山野
(
さんや
)
一點
(
いつてん
)
の
妖氛
(
えうふん
)
をも
止
(
とゞ
)
めず。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
内の白と
彼
(
かの
)
黒とがトチ狂うて、与右衛門の妹婿武太郎が
畑
(
はたけ
)
の大豆を散々踏み荒したと云うのである。如何して
呉
(
く
)
れるかと云う。仕方が無いから損害を二円払うた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“彼”の意味
《代名詞》
(か:古語) 遠称。あれ、あちら、あの。
(かれ)三人称。
《名詞》
(かれ)ボーイフレンド又は男性の恋人。
(出典:Wiktionary)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
“彼”を含む語句
彼方
彼女
彼処
彼方此方
彼地
彼奴
彼様
彼岸
彼家
彼処此処
彼處
彼此
彼得
彼等
彼奴等
彼樣
彼是
誰彼
彼所
彼男
...