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ほうせき
ふりがな文庫
“
宝石
(
ほうせき
)” の例文
旧字:
寶石
お日さまは何べんも雲にかくされて
銀
(
ぎん
)
の
鏡
(
かがみ
)
のように白く光ったり、またかがやいて大きな
宝石
(
ほうせき
)
のように
蒼
(
あお
)
ぞらの
淵
(
ふち
)
にかかったりしました。
おきなぐさ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そのうちに、
皇子
(
おうじ
)
のほうからは、たびたび
催促
(
さいそく
)
があって、そのうえに、たくさんの
金銀
(
きんぎん
)
・
宝石
(
ほうせき
)
の
類
(
るい
)
を
車
(
くるま
)
に
積
(
つ
)
んで、お
姫
(
ひめ
)
さまに
贈
(
おく
)
られました。
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
けれどマタンは、おどろくほど
熱心
(
ねっしん
)
でした。仕事をしてるとき、その小さな目は、青い
宝石
(
ほうせき
)
のようにかがやいていました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「あたしの
着物
(
きもの
)
だって、
真珠
(
しんじゅ
)
だって、
宝石
(
ほうせき
)
だって。それから、あたしのかぶっている
金
(
きん
)
のかんむりだって、あげてよ。」
カエルの王さま:または鉄のハインリッヒ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
この果物は、ほんとうはダイヤモンドや、ルビーや、エメラルドや、サファイヤなどという
宝石
(
ほうせき
)
だったのですが、アラジンには気がつきませんでした。
アラビヤンナイト:01 一、アラジンとふしぎなランプ
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
港
(
みなと
)
にとまっている
汽船
(
きせん
)
に、あかりがつき、きらきらと
宝石
(
ほうせき
)
のようにきらめいているのが、とりわけ美しく思われた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
それはほんものにみまがうこしらえものの、さよなきどりでしたが、ダイヤモンドだの、ルビイだの、サファイヤだのの
宝石
(
ほうせき
)
が、ちりばめてありました。
小夜啼鳥
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
屋根
(
やね
)
は、お日さまの光をうけて、キラキラと輝き、窓ガラスは、
宝石
(
ほうせき
)
のように、きらめいていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
こうかなしそうにいって、乙姫さまは、
奥
(
おく
)
からきれいな
宝石
(
ほうせき
)
でかざった
箱
(
はこ
)
を持っておいでになって
浦島太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
これは
宝石
(
ほうせき
)
箱のかぎだ。これはへやのこらずの合いかぎだ。さて、ここにもうひとつ、ちいさなかぎがあるが、これは
地下室
(
ちかしつ
)
の大ろうかの、いちばん
奥
(
おく
)
にある、小べやをあけるかぎだ。
青ひげ
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
「もう一
度
(
ど
)
、
北
(
きた
)
の
国
(
くに
)
へゆこう。そして、
宝石
(
ほうせき
)
を
探
(
さが
)
してこよう。」と、
彼
(
かれ
)
は
思
(
おも
)
いました。それよりほかにいい
方法
(
ほうほう
)
がなかったからであります。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
日様
(
ひさま
)
はもえる
宝石
(
ほうせき
)
のように
東
(
ひがし
)
の
空
(
そら
)
にかかり、あらんかぎりのかがやきを
悲
(
かな
)
しむ
母親
(
ははおや
)
の
木
(
き
)
と
旅
(
たび
)
にでた
子
(
こ
)
どもらとに
投
(
な
)
げておやりなさいました。
いちょうの実
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「おまえのほしいものなら、なんでもあげてよ。あたしのきているきものでも、光るしんじゅでも、きれいな
宝石
(
ほうせき
)
でも、それから金のかんむりでも。」
かえるの王様
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
けれども、その着物を持っている人は、灰色の布のほうに、たくさんの
真珠
(
しんじゅ
)
や
宝石
(
ほうせき
)
をかざりつけて、金のビロードのほうよりも、美しくりっぱに見せていたという話でした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
妖女はそこで、ほんのわずか、つえの先で、サンドリヨンのからだにさわったとおもうと、みるみる、つぎはぎだらけの着物は、
宝石
(
ほうせき
)
をちりばめた金と銀の着物にかわってしまいました。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
やがて、
水晶
(
すいしょう
)
の
壁
(
かべ
)
に、いろいろの
宝石
(
ほうせき
)
をちりばめた
大広間
(
おおひろま
)
にとおりますと
浦島太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
。小さいうつくしい金のことりよ。うたってくれ。まあうたってくれ。おまえには、こがねもやった。
宝石
(
ほうせき
)
もあたえた。わたしのうわぐつすら、くびのまわりに、かけてやったではないか。さあ、うたってくれ。うたってくれ。
小夜啼鳥
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
また、その
宝石
(
ほうせき
)
を
金
(
かね
)
にしなくても、
娘
(
むすめ
)
のくび
飾
(
かざ
)
りとしたら、どんなに
美
(
うつく
)
しく
輝
(
かがや
)
いて
娘
(
むすめ
)
の
心
(
こころ
)
を
喜
(
よろこ
)
ばせるであろうと
思
(
おも
)
いました。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
雨の
向
(
む
)
こうにはお日さまが、うすい
緑色
(
みどりいろ
)
のくまを
取
(
と
)
って、まっ白に光っていましたが、そのこちらで
宝石
(
ほうせき
)
の雨はあらゆる小さな
虹
(
にじ
)
をあげました。
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして
漁師
(
りょうし
)
のおかみさんは、金とダイヤモンドでできている高い
玉座
(
ぎょくざ
)
にすわり、大きな金のかんむりをかぶって、金と
宝石
(
ほうせき
)
のしゃくをもっていました。
漁師とそのおかみさんの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
この二つの町をくらべてみますと、それはちょうど、人が、ある日には、むらさきの
着物
(
きもの
)
と
宝石
(
ほうせき
)
とで身をかざり、また、ある日には、ぼろにくるまっているのを見るのと、おなじようなものです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
するとその
拍子
(
ひょうし
)
に
頭
(
あたま
)
の
鉢
(
はち
)
がぽっくり
落
(
お
)
ちて、それといっしょに、ばらばらと
金銀
(
きんぎん
)
や
宝石
(
ほうせき
)
がこぼれ
落
(
お
)
ちました。
宰相
(
さいしょう
)
はこの
時
(
とき
)
はじめて
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
で
鉢
(
はち
)
かつぎのきれいな
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
て、びっくりしてしまいました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そうして、
箱
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
から、さんごや、
真珠
(
しんじゅ
)
や、めのうや、
水晶
(
すいしょう
)
や、その
他
(
た
)
、いろいろと
高価
(
こうか
)
な、
美
(
うつく
)
しい
宝石
(
ほうせき
)
を
出
(
だ
)
して、
薬売
(
くすりう
)
りに
示
(
しめ
)
しておりました。
薬売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さて、おとうさんは、ふたりのままむすめのおみやげに、きれいな
着物
(
きもの
)
と、それに、
真珠
(
しんじゅ
)
と
宝石
(
ほうせき
)
とを買いました。
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
はちすずめのあとを
追
(
お
)
って二つぶの
宝石
(
ほうせき
)
がスッと光って二人の青い
帽子
(
ぼうし
)
におち、それから花の間に
落
(
お
)
ちました。
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
指輪
(
ゆびわ
)
についている
宝石
(
ほうせき
)
からは、
青
(
あお
)
い
光
(
ひかり
)
や、
金色
(
きんいろ
)
の
光
(
ひかり
)
が、
女
(
おんな
)
たちのからだを
動
(
うご
)
かし、
手
(
て
)
をふるたびにひらめいたのでした。
雪の上の舞踏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかも、
金
(
きん
)
と
宝石
(
ほうせき
)
にひかりかがやく、
世
(
よ
)
にも美しいおとめの
絵姿
(
えすがた
)
を見たとたんに、王さまは気をうしなって、ばったりとその
場
(
ば
)
にたおれてしまったのです。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「ね、おい。
僕
(
ぼく
)
のもってるルビーの
壺
(
つぼ
)
やなんかより、もっといい
宝石
(
ほうせき
)
は、どっちへ行ったらあるだろうね」
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
よく
見
(
み
)
ると、それは、みんな
星
(
ほし
)
ではなく、
金貨
(
きんか
)
に、
銀貨
(
ぎんか
)
に、
宝石
(
ほうせき
)
や、
宝物
(
ほうもつ
)
の
中
(
なか
)
に
自分
(
じぶん
)
はすわっているのである。もう、こんなうれしいことはない。
北の国のはなし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、
真珠
(
しんじゅ
)
と
宝石
(
ほうせき
)
が、おへやじゅうころがりだしました。こんどは、ヘンゼルが、かくしに片手をつっこんで、なんどもなんどもつかみだしては、そこにばらまきました。
ヘンゼルとグレーテル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
時計屋
(
とけいや
)
の店には明るくネオン
燈
(
とう
)
がついて、一
秒
(
びょう
)
ごとに石でこさえたふくろうの赤い
眼
(
め
)
が、くるっくるっとうごいたり、いろいろな
宝石
(
ほうせき
)
が海のような色をした
厚
(
あつ
)
い
硝子
(
ガラス
)
の
盤
(
ばん
)
に
載
(
の
)
って
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
すると、
宝石商
(
ほうせきしょう
)
は、いまさら、
失
(
うしな
)
った
赤
(
あか
)
・
青
(
あお
)
・
緑
(
みどり
)
・
紫
(
むらさき
)
の
宝石
(
ほうせき
)
が
惜
(
お
)
しくてしかたがなかったのです。
夜
(
よる
)
も
外
(
そと
)
に
立
(
た
)
って、そのことばかり
考
(
かんが
)
えていました。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いちばんおしまいにやってきたところには、美しいりっぱないすがたくさんあって、そのまんなかには、ぴかぴかかがやく
宝石
(
ほうせき
)
をちりばめた、
金
(
きん
)
の
安楽
(
あんらく
)
いすがおいてありました。
天国へいった仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
ヴェーッサンタラ大王は
檀波羅蜜
(
だんばらみつ
)
の
行
(
ぎょう
)
と云ってほしいと云われるものは何でもやった。
宝石
(
ほうせき
)
でも
着物
(
きもの
)
でも
喰
(
た
)
べ物でもそのほか家でもけらいでも何でもみんな
乞
(
こ
)
われるままに
施
(
ほどこ
)
された。
学者アラムハラドの見た着物
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
その
店
(
みせ
)
には、ガラス
戸
(
ど
)
の
内側
(
うちがわ
)
に、
宝石
(
ほうせき
)
の
入
(
はい
)
った
指輪
(
ゆびわ
)
や、
金時計
(
きんどけい
)
や、
銀
(
ぎん
)
の
細工
(
さいく
)
をしたえり
飾
(
かざ
)
りや、
寒暖計
(
かんだんけい
)
や、いろいろなものが
並
(
なら
)
べてありましたが、
中
(
なか
)
にも
角笛吹く子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのゆびわは
宝石
(
ほうせき
)
で、きらきらひかっています。なんともいえない うつくしさです。
三まいの 鳥のはね
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
春子
(
はるこ
)
さんは、
宝石
(
ほうせき
)
より
美
(
うつく
)
しいものは、ほかにはない。どうしても、ちょうであるとしか
考
(
かんが
)
えられませんでした。
玉虫のおばさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
グレーテルがまえかけをふるいますと、
真珠
(
しんじゅ
)
や
宝石
(
ほうせき
)
がへやじゅうにころがりでました。
ヘンゼルとグレーテル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
それは
金銀
(
きんぎん
)
宝石
(
ほうせき
)
を
積
(
つ
)
んだ
幽霊船
(
ゆうれいぶね
)
が、ある
港
(
みなと
)
へ
着
(
つ
)
いたときに、そのお
金
(
かね
)
や
宝石
(
ほうせき
)
がほしいばかりに、
幽霊
(
ゆうれい
)
を
自分
(
じぶん
)
の
家
(
うち
)
につれてきて
泊
(
と
)
めた、
欲深者
(
よくふかもの
)
の
話
(
はなし
)
でありました。
善いことをした喜び
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ふたりは、
魔法使
(
まほうつか
)
いのうちのなかにずんずんはいっていきました。うちのなかには、
真珠
(
しんじゅ
)
や
宝石
(
ほうせき
)
のいっぱいつまった
箱
(
はこ
)
が、あっちのすみにも、こっちのすみにも、ごろごろしていました。
ヘンゼルとグレーテル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
いったい、
宝石
(
ほうせき
)
ばかりは、
目
(
め
)
のあかるい
人
(
ひと
)
でなければ、
真物
(
ほんもの
)
か、
偽物
(
にせもの
)
か、
容易
(
ようい
)
に
見分
(
みわ
)
けのつくものでありません。また、
性
(
しょう
)
のいいわるいについても
同
(
おな
)
じことです。
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
(いったいぜんたい、なんだろうな。あのふくろには、きっと
宝石
(
ほうせき
)
ばかり、ぎっしりつまっているんだろう。こいつもちょうだいしなくちゃなるまい。いいものは、なんでも三つそろうっていうからな。)
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
そのとき、
妃
(
きさき
)
の
大事
(
だいじ
)
にされた、
数々
(
かずかず
)
の
宝石
(
ほうせき
)
をごらんになって、この
青
(
あお
)
い
宝石
(
ほうせき
)
を
砕
(
くだ
)
いて、
鉄
(
てつ
)
といっしょに
熔
(
と
)
かして、
形
(
かたち
)
をなくしてしまおうとお
考
(
かんが
)
えなされたのです。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あたしは
真珠
(
しんじゅ
)
と
宝石
(
ほうせき
)
。」
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
性質
(
せいしつ
)
というものは、そう
容易
(
ようい
)
に
変
(
か
)
わらないものじゃ、けれどお
嬢
(
じょう
)
さんは、
金持
(
かねも
)
ちの
家
(
いえ
)
に
生
(
う
)
まれながら、
衣服
(
いふく
)
や、
宝石
(
ほうせき
)
などよりも、
空
(
そら
)
の
星
(
ほし
)
を
愛
(
あい
)
されるところをみると
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あさましい
考
(
かんが
)
えを
起
(
お
)
こしたのだろう、もし、
正直
(
しょうじき
)
だったら、そして、
自分
(
じぶん
)
が
骨
(
ほね
)
をおって、あの
宝石
(
ほうせき
)
を
高
(
たか
)
く
売
(
う
)
ってやったら、あの
男
(
おとこ
)
は、
思
(
おも
)
いがけないもうけに
喜
(
よろこ
)
んで
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
町
(
まち
)
の
郊外
(
こうがい
)
には、
丘
(
おか
)
の
上
(
うえ
)
に、
圃
(
はたけ
)
の
中
(
なか
)
に、オレンジが、
美
(
うつく
)
しく、
西日
(
にしび
)
に
輝
(
かがや
)
いていました。
青黒
(
あおぐろ
)
い、
厚
(
あつ
)
みのある
葉
(
は
)
の
間
(
あいだ
)
から、
黄色
(
きいろ
)
い
宝石
(
ほうせき
)
で
造
(
つく
)
られた
珠
(
たま
)
のように
見
(
み
)
られました。
気まぐれの人形師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ひとり、
王
(
おう
)
さまや、
妃
(
きさき
)
が、
愛
(
あい
)
されたばかりでなく、
国々
(
くにぐに
)
の
金持
(
かねも
)
ちは、
青
(
あお
)
い
珠
(
たま
)
を
集
(
あつ
)
めるようになりましたから、たちまち、
青
(
あお
)
い
宝石
(
ほうせき
)
の
価
(
あたい
)
は、かぎりなく
上
(
あ
)
がったのです。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
宝石
(
ほうせき
)
を
見分
(
みわ
)
ける
名人
(
めいじん
)
が、
募集
(
ぼしゅう
)
されることになりました。そして、いろいろの
人
(
ひと
)
たちが
集
(
あつ
)
まってきましたけれど、
結局
(
けっきょく
)
名人
(
めいじん
)
というのは、
最後
(
さいご
)
に
残
(
のこ
)
された
一人
(
ひとり
)
に
過
(
す
)
ぎません。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうど、このとき、
美
(
うつく
)
しい
花嫁
(
はなよめ
)
を
乗
(
の
)
せた
自動車
(
じどうしゃ
)
が
通
(
とお
)
りました。
花嫁
(
はなよめ
)
は、
金銀
(
きんぎん
)
・
宝石
(
ほうせき
)
で、
頭
(
あたま
)
や、
手
(
て
)
や
胸
(
むね
)
を
飾
(
かざ
)
っていました。そして、はなやかな
空想
(
くうそう
)
にふけっていました。
おけらになった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“宝石”の解説
宝石(ほうせき)とは、希少性が高く美しい外観を有する固形物のこと。
一般的に、外観が美しく、アクセサリーなどに使用される鉱物を言う。
(出典:Wikipedia)
宝
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“宝石”で始まる語句
宝石商
宝石屋
宝石山
宝石類
宝石師
宝石店
宝石箱
宝石製