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國民
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こくみん
外國人は
命懸けでないと
旅行の
出來ない
國である。
國民はあゝ
度々地震火災に
惱まされても
少しも
懲りないものゝようである。
又一
方から
考へると
國民の一
致協力が
經濟上に
如何なる
結果を
齎すものであるかと
云ふ一つの
經驗と
確信が
得られたのである。
即ち
太古の
國民は
必ずしも
石を
工作して
家屋をつくることを
知らなかつたのではない。たゞその
心理から、これを
必要としなかつたまでゞある。
故に
余は
此攝養法の
廣く
行はれ、
戰後てふ
大任を
負へる
我國民の
體力を
一層強固ならしめ、
各自の
職責を
遺憾なく
遂行せられんことを
深く
希望する
處なり。
A だつて
君、
若しか
國民の
多數が
年始状を
出す
樣な
氣になつて
見たまへ。
俺の
計算に
依れば、
少くとも三千四百五十六萬七千八百九十九
枚の
葉書が
衆議院に
舞ひこむ
譯だ。
古の
國民は
地震に
遭つても、
科學的素養が
缺けてゐるから、たゞ
不可抗力の
現象としてあきらめるだけで、これに
對抗する
方法を
案出し
得ない。
我國民今後の
責任は
益重大ならんとするの
時、
活動の
根本機關とも
言ふ
可き
身體の
攝養には
尤も
注意を
要す。
其故著者等は
地震學を
以て
世界に
誇らうなどとは
思つてゐないのみならず、
此頃のように、わが
國民が
繰返し
地震に
征服せられてみると、
寧ろ
恥かしいような
氣持ちもする。
A
面白いぢやないか。『
世界改造』が
講和會議のモツトーになつてる。ウヰルソン
大統領は
曩にドイツ
國民に
對して
國家組織の
改造を
要求して、とう/\あの
革命を
勃發させた。
此點に
付ては
國民一
般に
愬へて、さうして
國民と
共に
此の
多年解決の
出來なかつた
大問題を
解決する
方策を
立てたのである。
若しも
太古において
國民が、
地震をそれほどに
恐れたとすれば、
當然地震に
關する
傳説が
太古から
發生してゐる
筈であるが、それは
頓と
見當たらぬ。
然しながら
地震に
出會つた
其瞬間に
於ては、
大小國民殘らず
自分で
適當な
處置を
取らなければならないから、
此場合の
心懸けは
地震國の
國民に
取つて
一人殘らず
必要なことである。
『四
海を
家とする』ほどの
廣い
心持もない。
國語と
風俗と
人種との
關係上、
世界の
有らゆる
國民、
有らゆる
人種に
對して、『一
視同仁』といふほどの、
全く
同じ
親しみを
感じ
得るとは
云へない。
火山に
關する
迷信がこのように
國民の
腦裡を
支配してゐる
間、
學問が
全く
進歩しなかつたのは
當然である。
昔の
雷公が
今日我々の
忠實な
使役をなすのに、
火山の
神のみ
頑固におはすべきはずがない。
なかんづく一
國民の
有する
固有名は
最も
神聖なもので、
妄りに
他から
侵されてはならぬ。
わが
輩はかつて『
國語尊重』と
題して、わが
國固有の
言語殊に
固有名の
尊重せらるべきゆゑんをのべた。
今またこれに
關聯して、わが
國民の
姓名の
書き
方について一
言したいと
思ふ。