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口笛
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くちぶえ
ふりがな文庫
“
口笛
(
くちぶえ
)” の例文
こうした
人
(
ひと
)
たちの
集
(
あつ
)
まるところは、いつも
笑
(
わら
)
い
声
(
ごえ
)
のたえるときがなければ、
口笛
(
くちぶえ
)
や、ジャズのひびきなどで、
煮
(
に
)
えくり
返
(
かえ
)
っています。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それからは
金太郎
(
きんたろう
)
は、
毎朝
(
まいあさ
)
おかあさんにたくさんおむすびをこしらえて
頂
(
いただ
)
いて、
森
(
もり
)
の中へ
出
(
で
)
かけて行きました。
金太郎
(
きんたろう
)
が
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いて
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
教官室には頭の
禿
(
は
)
げたタウンゼンド氏のほかに誰もいない。しかもこの老教師は退屈まぎれに
口笛
(
くちぶえ
)
を吹き吹き、一人ダンスを試みている。
保吉の手帳から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一言
(
ひとこと
)
も物を言いませんでした。画家は
口笛
(
くちぶえ
)
を吹きました。ナイチンゲールが歌いはじめました。
一羽
(
いちわ
)
また一羽と、だんだん高く。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
小頭
(
こがしら
)
の
雁六
(
がんろく
)
が、ピューッと
口笛
(
くちぶえ
)
を一つ
吹
(
ふ
)
くと、上から、下から
伊部熊蔵
(
いのべくまぞう
)
をはじめすべての者のかげが、ワラワラとそこへ
駈
(
か
)
けあつまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それから元気よく
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
きながらパン
屋
(
や
)
へ
寄
(
よ
)
ってパンの
塊
(
かたまり
)
を一つと
角砂糖
(
かくざとう
)
を一
袋
(
ふくろ
)
買いますといちもくさんに走りだしました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
余が
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いたら、
彼女
(
かのじょ
)
はふっと見上げたが、やがて尾を
垂
(
た
)
れて、小さな
足跡
(
あしあと
)
を深く雪に残しつゝ、裏の方へ往って了うた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
口笛
(
くちぶえ
)
、やじ、ののしり声、モンクスがすっかりおびえているので、アメリカ人が承知しないのだ。場内はたいへんな
騒
(
さわ
)
ぎだ。
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは
媚
(
あま
)
へるやうな
聲
(
こゑ
)
で、『まァ、
可哀相
(
かあいさう
)
に!』と
云
(
い
)
つて、
思
(
おも
)
はず
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
かうとしました、が、
待
(
ま
)
てよ、
若
(
も
)
し
其犬
(
そのいぬ
)
ころが
飢
(
う
)
ゑて
居
(
ゐ
)
ては
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
しかし、先生は
窓
(
まど
)
のそばへ歩みよって、しばらく外をながめていました。そうして、きげんのいいときのいつものくせで、そっと
口笛
(
くちぶえ
)
を吹きはじめました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
浜
(
はま
)
通りを歩いていると、ある一軒の魚の看板の出た家から、ヒュッ、ヒュッ、と
口笛
(
くちぶえ
)
が流れて来た。
風琴と魚の町
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
したら、
人
(
ひと
)
が
來
(
き
)
たといふ
知
(
し
)
らせに、
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
かうぞ。その
花
(
はな
)
もおこせ。
吩附
(
いひつ
)
けたやうにせい、さ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
口をとんがらしてへたな
口笛
(
くちぶえ
)
をふいてみたり、なにかたべるものをくれるように見せかけたり、いっしょに遊ぼうというように道ばたの草の上にねころんで見せたりしました。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
(これから
蓼中
(
たでなか
)
の
御門
(
みかど
)
に行って、そっと
弦打
(
つるうち
)
(弓のつるをならすことである)をして下さい。すると、
誰
(
だれ
)
かがそれに答えて弦打をするでしょう。そうしたら、
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いて下さい。
女強盗
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
忽然
(
こつぜん
)
としてプラットフォームは、
在
(
あ
)
る人を
掃
(
は
)
いて捨てたようにがらんと広くなる。大きな時計ばかりが窓の中から眼につく。すると
口笛
(
くちぶえ
)
が
遥
(
はる
)
かの
後
(
うし
)
ろで鳴った。車はごとりと動く。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
で、夜になるといつも、小松屋の店の
硝子戸
(
ガラスど
)
の外に来て
口笛
(
くちぶえ
)
を吹いたり、
暗闇
(
くらやみ
)
の中に
煙草
(
たばこ
)
の火をちらつかせたりして私に
合図
(
あいず
)
をした。すると私は、何とか
口実
(
こうじつ
)
をつけては家を出た。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
自宅
(
じたく
)
には、
金塊
(
きんかい
)
こそないけれど、でめきん、りゆうきん、しゆぶんきん、
各種各様
(
かくしゅかくよう
)
の
金魚
(
きんぎょ
)
が
飼
(
か
)
つてある。ランチュウを
木製
(
もくせい
)
の
鉢
(
はち
)
にいれて
長
(
なが
)
いこと
眺
(
なが
)
めて、
嬉
(
うれ
)
しそうに
口笛
(
くちぶえ
)
をふきだした。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
巡査
(
じゆんさ
)
や、
憲兵
(
けんぺい
)
に
遇
(
あ
)
ひでもすると
故
(
わざ
)
と
平氣
(
へいき
)
を
粧
(
よそほ
)
ふとして、
微笑
(
びせう
)
して
見
(
み
)
たり、
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いて
見
(
み
)
たりする。
如何
(
いか
)
なる
晩
(
ばん
)
でも
彼
(
かれ
)
は
拘引
(
こういん
)
されるのを
待
(
ま
)
ち
構
(
かま
)
へてゐぬ
時
(
とき
)
とては
無
(
な
)
い。
其
(
そ
)
れが
爲
(
ため
)
に
終夜
(
よつぴて
)
眠
(
ねむ
)
られぬ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
時
(
とき
)
に
山彦
(
やまびこ
)
が
口笛
(
くちぶえ
)
吹
(
ふ
)
くかと、
梟
(
ふくろふ
)
の
聲
(
こゑ
)
が、
月
(
つき
)
の
空
(
そら
)
をホツオーホと
走
(
はし
)
る。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
谷ぞこはひえびえとして
木下
(
こした
)
やみわが
口笛
(
くちぶえ
)
のこだまするなり
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
代りに
素気
(
そっけ
)
なく横を向いて
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いている。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
と、
小唄
(
こうた
)
を
口笛
(
くちぶえ
)
でふいていました。
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
籬
(
まがき
)
根近し、忍び足、細ら
口笛
(
くちぶえ
)
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
三郎
(
さぶろう
)
は、しばらく
立
(
た
)
ってこのようすを
見
(
み
)
ていましたが、ボンは、いまだ
三郎
(
さぶろう
)
を
見
(
み
)
つけませんでした。そこで
三郎
(
さぶろう
)
は
口笛
(
くちぶえ
)
を
鳴
(
な
)
らしました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから私たちは泥岩の
出張
(
でば
)
った
処
(
ところ
)
に
取
(
と
)
りついてだんだん上りました。一人の生徒はスイミングワルツの
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
きました。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
勝手の方で、
飯
(
めし
)
をやる
合図
(
あいず
)
の
口笛
(
くちぶえ
)
が鳴ったので、犬の家族は
刎
(
は
)
ね起きて先を争うて走って往った。主人はやおら
下駄
(
げた
)
をぬいで、芝生の
真中
(
まんなか
)
に大の字に
仰臥
(
ぎょうが
)
した。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
竹童は、とくいの
口笛
(
くちぶえ
)
を吹きながら、ほかの
猿
(
さる
)
とごッたになって、深林の
奥
(
おく
)
へおくへとかけこんでいったが、ややあって、頭の上でバタバタという
異様
(
いよう
)
なひびき。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二十八歳としてあるが、どんな女性だったのだろうか……僕と同じ
年齢
(
ねんれい
)
で亡くなった、この新墓の主の墓標の言葉に、僕は全く
口笛
(
くちぶえ
)
さえ吹きたくなったほど気持ちが軽くなった。
魚の序文
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
巡査
(
じゅんさ
)
や、
憲兵
(
けんぺい
)
に
遇
(
あ
)
いでもすると
故
(
わざ
)
と
平気
(
へいき
)
を
粧
(
よそお
)
うとして、
微笑
(
びしょう
)
して
見
(
み
)
たり、
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いて
見
(
み
)
たりする。
如何
(
いか
)
なる
晩
(
ばん
)
でも
彼
(
かれ
)
は
拘引
(
こういん
)
されるのを
待
(
ま
)
ち
構
(
かま
)
えていぬ
時
(
とき
)
とては
無
(
な
)
い。それが
為
(
ため
)
に
終夜
(
よっぴて
)
眠
(
ねむ
)
られぬ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
騎士
(
きし
)
らしいひげが、あごのまわりにちぢれていましたが、その男の
眼
(
め
)
には
涙
(
なみだ
)
がたまっていました。それもそのはず、人々から
口笛
(
くちぶえ
)
でののしられて、舞台を引き下がってきたばかりだったのです。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
『どうともお
前
(
まへ
)
の
勝手
(
かつて
)
サ
』
云
(
い
)
つて
歩兵
(
ほへい
)
は
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
き
初
(
はじ
)
めました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
ヂュリエット
又
(
また
)
階上
(
かいぢゃう
)
に
現
(
あらは
)
れて、
窃
(
そっ
)
と
口笛
(
くちぶえ
)
を
鳴
(
な
)
らす。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
私
(
わたし
)
もいそいそ
口笛
(
くちぶえ
)
吹
(
ふ
)
いて
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
すると
犬
(
いぬ
)
は、この
口笛
(
くちぶえ
)
を
聞
(
き
)
きつけて、
急
(
きゅう
)
に
飛
(
と
)
び
上
(
あ
)
がってこっちへ
駆
(
か
)
けてきました。そして
喜
(
よろこ
)
んでクンクン
泣
(
な
)
いて
三郎
(
さぶろう
)
にすがりつきました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すきとおった
硝子
(
ガラス
)
のような
笛
(
ふえ
)
が鳴って汽車はしずかに動きだし、カムパネルラもさびしそうに星めぐりの
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
きました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
竹童
(
ちくどう
)
は
口笛
(
くちぶえ
)
を鳴らしながら、鹿をおきずてにして、
岩燕
(
いわつばめ
)
のごとく、
渓流
(
けいりゅう
)
をとびこえてゆくと、
猿
(
さる
)
の大群も、口笛について、ワラワラとふかい霧の中へかげを消してしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此時
(
このとき
)
、
侍童
(
こわらは
)
あなたにて
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
く。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
きながら、
街道
(
かいどう
)
を
走
(
はし
)
りました。
空
(
そら
)
には、
小波
(
さざなみ
)
のような
白
(
しろ
)
い
雲
(
くも
)
が
流
(
なが
)
れていました。
午後
(
ごご
)
になると、
海
(
うみ
)
の
方
(
ほう
)
から、
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
きはじめます。
銀河の下の町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
町の
灯
(
あかり
)
は、
暗
(
やみ
)
の中をまるで海の
底
(
そこ
)
のお
宮
(
みや
)
のけしきのようにともり、
子供
(
こども
)
らの歌う声や
口笛
(
くちぶえ
)
、きれぎれの
叫
(
さけ
)
び声もかすかに聞こえて来るのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そうして、
苦
(
くる
)
しそうな
息
(
いき
)
づかいをしていました。
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
きましても、ついてくる
気力
(
きりょく
)
がもうボンにはなかったのであります。
おじいさんの家
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから元気よく
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
きながらパン屋へ寄ってパンの
塊
(
かたまり
)
を一つと角砂糖を一
袋
(
ふくろ
)
買いますと
一目散
(
いちもくさん
)
に走りだしました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
子供
(
こども
)
は、ふたたび
高
(
たか
)
らかに、
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
き
鳴
(
な
)
らしました。すると、
赤
(
あか
)
い
鳥
(
とり
)
は、すぐみんなの
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
の
電信柱
(
でんしんばしら
)
にきて
止
(
と
)
まりました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ジョバンニはもう頭を引っ込めたかったのですけれども明るいとこへ顔を出すのがつらかったのでだまってこらえてそのまま立って
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いていました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
なぜなら、
頭
(
あたま
)
はきれいにわけているし、くつはぴかぴか
光
(
ひか
)
っているし、
口笛
(
くちぶえ
)
などふいて
歩
(
ある
)
くし、どこにも、
苦労
(
くろう
)
なんか、なさそうだからでした。
アパートで聞いた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
助手はのんきにうしろから、チッペラリーの
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いてゆっくりやって来る。鞭もぶらぶらふっている。
フランドン農学校の豚
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ある
日
(
ひ
)
の
朝
(
あさ
)
、
三郎
(
さぶろう
)
は
起
(
お
)
きて
外
(
そと
)
に
出
(
で
)
ますと、いつも
喜
(
よろこ
)
んで
駆
(
か
)
け
寄
(
よ
)
ってくるボンが
見
(
み
)
えませんでした。
彼
(
かれ
)
は
不思議
(
ふしぎ
)
に
思
(
おも
)
って
口笛
(
くちぶえ
)
を
鳴
(
な
)
らしてみました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二つまわってもう学校も見えなくなり前にもうしろにも人は一人も居ず谷の水だけ崖の下で少し
濁
(
にご
)
ってごうごう鳴るだけ大へんさびしくなりましたので耕一は
口笛
(
くちぶえ
)
を
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
いつも、こうして
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
けば、
遠
(
とお
)
くからききつけて、
駆
(
か
)
けてきたものです。
彼
(
かれ
)
は、
家無
(
いえな
)
しのジャックを
思
(
おも
)
うと、
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
が
悲
(
かな
)
しかったのでした。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子どもらは、みんな新らしい折のついた着物を着て、星めぐりの
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いたり
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「ボンはいるかしらん。」と、
正雄
(
まさお
)
はいって
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いてみました。けれど、ボンはどこからも
走
(
はし
)
ってきませんでした。
おじいさんの家
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“口笛”の解説
口笛(くちぶえ、en: whistling)とは口を笛として用いることである。
(出典:Wikipedia)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
笛
常用漢字
小3
部首:⽵
11画
“口笛”で始まる語句
口笛吹