“憲兵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんぺい71.4%
ゲンダルム14.3%
ミュニシパル14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれの顔つきを見ていると、憲兵けんぺいとしてかれはわたしの言いつけをたすよりも、弁護人べんごにんとしてゼルビノをかばってやりたいように見えた。
ところで、あの一文だけでは、憲兵ゲンダルムデーニッケの推理経路がいっこうに不明だけれども、僕はそれに解析を試みたのだ。死体を囲んだと云われる蝋燭の数は、その実五本だったのだよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
巨大に醜い大街ブルヴァルセバストポウル——巴里人の通語リンゴでは略して「セバスト」、憲兵ミュニシパルが一般にシパルであるように——は、デュウマの世界が今をそのままに生きている巴里諸相の代表的なひとつだ。