“大街”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほどほり20.0%
たいがい20.0%
おおどおり20.0%
アヴェニウ20.0%
ブルヴァル20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(希臘塔市の次は即トルレ、デル、アヌンチヤタの市なり。)道は此熔巖の平野に至るまで、都會の大街おほどほりに異ならず。
あぶなく間にあって、彼は、城内大街たいがいの灯をまばゆげに、足のうつつもないような歩みだった。するといきなり誰かそのたもとをつかまえて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其処は晋陽の大街おおどおりで金色の招牌かんばんを掲げた商店が両側に並んでいた。廷章はその大街を暫く往って右に折れ曲った。其処に南三復の家があって数多たくさんの人が朝陽を浴びてその前に集まっていた。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
灯の河の大街アヴェニウを横断したり眠ってる往来リュウを過ぎたり、エッフェルが見えたり見えなくなったり、遠くの町を明るい電車が走っていたりとどまっていたり——とにかくぶうとセエヌを渡って、昼ならば
巨大に醜い大街ブルヴァルセバストポウル——巴里人の通語リンゴでは略して「セバスト」、憲兵ミュニシパルが一般にシパルであるように——は、デュウマの世界が今をそのままに生きている巴里諸相の代表的なひとつだ。