“おおどおり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大通90.9%
大街4.5%
大街路4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
種彦は遠くもあらぬ堀田原ほったわらの住居まで、是非にもお供せねばという門人たちの深切しんせつをも無理に断り、夜涼やりょうの茶屋々々にぎわう並木の大通おおどおり横断よこぎって
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
其処は晋陽の大街おおどおりで金色の招牌かんばんを掲げた商店が両側に並んでいた。廷章はその大街を暫く往って右に折れ曲った。其処に南三復の家があって数多たくさんの人が朝陽を浴びてその前に集まっていた。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ローゼン家もその犠牲になって町の大街路おおどおりに面した店は焼かれ、主人夫婦の生死も判らなくなってしまった。
警察署長 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)