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ろう
ふりがな文庫
“
郎
(
ろう
)” の例文
薩軍の
池辺
(
いけべ
)
吉
(
きち
)
十
郎
(
ろう
)
は、試みに、
勧降状
(
かんこうじょう
)
を矢にむすんで、諸所の
防寨
(
ぼうさい
)
に射込ませてみたが、ひとりの城兵も、降伏して出て来なかった。
日本名婦伝:谷干城夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
八の
字
(
じ
)
を
深
(
ふか
)
くしながら、
寄
(
よ
)
せた
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
の
眼先
(
めさき
)
を、ちらとかすめたのは、
鶯
(
うぐいす
)
の
糞
(
ふん
)
をいれて
使
(
つか
)
うという、
近頃
(
ちかごろ
)
はやりの
紅色
(
べにいろ
)
の
糠袋
(
ぬかぶくろ
)
だった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
伊賀の暴れん坊こと、
柳生源
(
やぎゅうげん
)
三
郎
(
ろう
)
は、江戸から百十三里、剣術大名
柳生対馬守
(
やぎゅうつしまのかみ
)
の弟で、こいつがたいへんに
腕
(
うで
)
のたつ
怖
(
おっか
)
ない若侍。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
先達
(
せんだっ
)
て
私
(
わたくし
)
は或るお方のお供をいたして、
堀越
(
ほりこし
)
團
(
だん
)
十
郎
(
ろう
)
と二人で草津へ参って、
彼
(
か
)
の温泉に居りましたが、
彼処
(
あすこ
)
は山へ
登
(
あが
)
るので車が利きません。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
市
(
いち
)
九
郎
(
ろう
)
は、主人の切り込んで来る太刀を受け損じて、左の頬から顎へかけて、微傷ではあるが、一太刀受けた。
恩讐の彼方に
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
私
(
わし
)
にしてからが大勢はいけない。大名行列という奴は、山師の看板と同じだからなあ。
猪
(
い
)
十
郎
(
ろう
)
さんと
紅丸
(
べにまる
)
さん、眼を病んでいる
白烏
(
しろがらす
)
さん、三人のお供で充分だ。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
この十一は同族間の長幼の順序が、十一番目ということであります。かくのごとく通例数字ばかりで呼ぶけれども、また時としては
郎
(
ろう
)
の字を付けることもありました。
名字の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
己
(
お
)
れが
映
(
うつ
)
し
人
(
て
)
で
横町
(
よこちやう
)
の三五
郎
(
ろう
)
に
口上
(
こうじよう
)
を
言
(
い
)
はせよう、
美登利
(
みどり
)
さん
夫
(
そ
)
れにしないかと
言
(
い
)
へば、あゝ
夫
(
そ
)
れは
面白
(
おもしろ
)
からう、三ちやんの
口上
(
こうじよう
)
ならば
誰
(
だ
)
れも
笑
(
わら
)
はずには
居
(
ゐ
)
られまい
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
サンフラスシスコの
郊外
(
こうがい
)
にささやかな道場を開いて、アメリカ人に日本の
柔道
(
じゅうどう
)
を教えていたのは、
富田常次郎
(
とみたつねじろう
)
六
段
(
だん
)
であった。
講道館長
(
こうどうかんちょう
)
の
嘉納
(
かのう
)
治
(
じ
)
五
郎
(
ろう
)
先生の最初の
弟子
(
でし
)
だ。
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
もたらした
陳歩楽
(
ちんほらく
)
だけは(彼は吉報の使者として
嘉
(
よみ
)
せられ
郎
(
ろう
)
となってそのまま都に
留
(
とど
)
まっていた)
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ところが講談では大高源吾が
神崎
(
かんざき
)
与
(
よ
)
五
郎
(
ろう
)
、
国蔵
(
くにぞう
)
が
馬食
(
うまくら
)
いの
丑
(
うし
)
五
郎
(
ろう
)
、場所も遠州浜松となっています
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
其の
談話
(
はなし
)
は、
福地源
(
ふくちげん
)
一
郎
(
ろう
)
君が
口訳
(
こうやく
)
して同氏に授けたる仏国有名の小説を、同氏が例の高尚なる意匠を以て吾国の近事に翻案し、例の卓絶なる弁舌を以て一場の談話として演述したるものにて
松の操美人の生埋:01 序
(新字新仮名)
/
宇田川文海
(著)
だんだん近くになりますと、お父さんにあたるがん
郎
(
ろう
)
がえるが
蛙のゴム靴
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
信長は、
茶磨山
(
ちゃうすやま
)
の小高い所に立ちながら、戦況を見まもっていたが、やがてうしろの旗本衆を顧みて、
蒲生
(
がもう
)
忠
(
ちゅう
)
三
郎
(
ろう
)
氏郷
(
うじさと
)
を呼びたてた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
誰
(
だれ
)
にいうともない
独言
(
ひとりごと
)
ながら、
吉原
(
よしわら
)
への
供
(
とも
)
まで
見事
(
みごと
)
にはねられた、
版下彫
(
はんしたぼり
)
の
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
は、
止度
(
とめど
)
なく
腹
(
はら
)
の
底
(
そこ
)
が
沸
(
に
)
えくり
返
(
かえ
)
っているのであろう。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
霊岸島川口町
(
れいがんじまかわぐちちょう
)
で
橋本
(
はしもと
)
幸
(
こう
)
三
郎
(
ろう
)
と申して、お
邸
(
やしき
)
へお出入を致して、昔からお大名の
旗下
(
はたもと
)
の御用を
達
(
た
)
したもので、只今でも御用を達す処もござりますが
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
造酒は、
傍
(
かたわ
)
らの愛刀、
阪東
(
ばんどう
)
二
郎
(
ろう
)
幸村
(
ゆきむら
)
の
鍛
(
う
)
って
野分
(
のわけ
)
の称ある逸剣を取って、ニヤニヤ笑いながら、「
金打
(
きんちょう
)
しよう」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「山下君、これは、
長船
(
おさふね
)
三
郎
(
ろう
)
君
(
くん
)
といって、○○高等学校の先生です」
嫁取婿取
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
痩
(
やせ
)
た
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
の
眼
(
め
)
が
再
(
ふたた
)
び
春重
(
はるしげ
)
の
顔
(
かお
)
に
戻
(
もど
)
った
時
(
とき
)
、
春重
(
はるしげ
)
はおもむろに、ふところから
何物
(
なにもの
)
かを
取出
(
とりだ
)
して
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
の
鼻
(
はな
)
の
先
(
さき
)
にひけらかした。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
身長
並
(
なみ
)
、痩せ形、髪くろく色白、右の眉尻に
黒子
(
ほくろ
)
、他に特徴なし、年二十四、当時無宿、
江戸浅草孔雀長屋人別
(
えどあさくさくじゃくながやにんべつ
)
、
紋日
(
もんび
)
の
虎
(
とら
)
五
郎
(
ろう
)
娘、女賊見返りお綱。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
駒井甚
(
こまいじん
)
三
郎
(
ろう
)
、
喜田川頼母
(
きたがわたのも
)
、
寺門一馬
(
てらかどかずま
)
、
大垣
(
おおがき
)
七
郎右衛門
(
ろうえもん
)
など、側近の面々、おくれじとつづきながら、これはえらいことになった、この小藩に日光お
出費
(
ものいり
)
とは
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
向う葛西領の
敵手
(
むこう
)
は
北條氏綱
(
ほうじょううじつな
)
氏康
(
うじやす
)
父子が陣を取り、
此方
(
こっち
)
は
里見安房守義弘
(
さとみあわのかみよしひろ
)
、
太田新
(
おおたしん
)
六
郎
(
ろう
)
康資
(
やすもと
)
、
同苗
(
おなじく
)
美濃守資正入道
(
みのゝかみすけまさにゅうどう
)
三
樂
(
らく
)
齋
(
さい
)
など
頗
(
すこぶ
)
る処のものが籠城をして
居
(
お
)
る
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「よいか、人目につかぬ夜のうちがよかろうぞ。郎党には
米田
(
よねだ
)
金
(
きん
)
八
郎
(
ろう
)
・
何児小左衛門
(
かにこざえもん
)
・
岩成兵助
(
いわなりひょうすけ
)
の三名を
付人
(
つけびと
)
としてつかわすほどにな。……山の
尼院
(
にいん
)
へ」
日本名婦伝:細川ガラシヤ夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
主君から
一伍一什
(
いちぶしじゅう
)
を聞いた
高大之進
(
こうだいのしん
)
、
大垣
(
おおがき
)
七
郎右衛門
(
ろうえもん
)
、
寺門一馬
(
てらかどかずま
)
、
駒井甚
(
こまいじん
)
三
郎
(
ろう
)
、
喜田川頼母
(
きたがわたのも
)
の
面々
(
めんめん
)
、口々に
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
清「イヤ笛なら駄目だ、村のもんに幾らも上手が有るよ、
上
(
かみ
)
の
又
(
また
)
七
郎
(
ろう
)
などが、鎌倉から
小点
(
しょうてん
)
から段々と
大間
(
おおま
)
へぶッ込んで
往
(
い
)
くとこなぞは実に魂消たもんだぜ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「浅井の臣、
前波
(
まえなみ
)
新
(
しん
)
八
郎
(
ろう
)
ッ。織田殿にこそ、この槍を見参にと参ったるに、邪魔だてする
小面憎
(
こづらにく
)
い
童
(
わっぱ
)
め。
何奴
(
なにやつ
)
だ」
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鈴川源
(
すずかわげん
)
十
郎
(
ろう
)
方では、あるじ源十郎と丹下左膳の仲が表面もとに戻って、源十郎はまたおさよ婆さんを実母のように奉り、相も変わらず常連をあつめて、毎晩のように
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
千葉之介常胤
(
ちばのすけつねたね
)
舎弟
國府
(
こくふ
)
五
郎
(
ろう
)
胤道
(
たねみち
)
の城跡であると申すを、此の国府の台を
訛伝
(
なまりつた
)
えて鴻の台と申すのだろうが、
慥
(
たし
)
か永禄の七年
甲子
(
きのえね
)
の正月七日八日の戦いは激しかったという
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
昨日も昨日とて、御当家浪人の
井関紋左衛門
(
いぜきもんざえもん
)
様や
徳兵衛
(
とくべえ
)
様、又、
岡野治太夫
(
おかのじだゆう
)
様も
大岡
(
おおおか
)
清
(
せい
)
九
郎
(
ろう
)
様もお訪ねなされましての、
種々
(
いろいろ
)
と、お話しでございましたわい
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
立退
(
たちの
)
く道は宇都宮の明神様の
後山
(
うしろやま
)
を越え、
慈光寺
(
じこうじ
)
の門前から付いて曲り、八
幡山
(
わたやま
)
を抜けてなだれに下りると日光街道、それより
鹿沼道
(
かぬまみち
)
へ一里半
行
(
い
)
けば、十
郎
(
ろう
)
ヶ
峰
(
みね
)
という所
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
佐々
(
さっさ
)
玄
(
げん
)
八
郎
(
ろう
)
、前山彦七、
海塚主馬
(
うみづかしゅめ
)
、
西御門
(
にしごもん
)
八郎右衛門、
間瀬徹堂
(
ませてつどう
)
、等、等、等。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
部将は
権藤
(
ごんどう
)
亥
(
い
)
十
郎
(
ろう
)
という物頭だった。武器庫の牢を番している内外の者はみなこの男の配下にあった。職責上、一婦人の行動といえど、彼は当然重大視した。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此の大屋の勢いは大したもので、伊香保には結構なのが沢山ございますが、中にも名高いのは
木暮金太夫
(
こぐれきんだゆう
)
、木暮
武太夫
(
ぶだゆう
)
、
永井
(
ながい
)
喜
(
き
)
八
郎
(
ろう
)
、木暮八
郎
(
ろう
)
と云うのが一等宜いと
彼地
(
あちら
)
で申します。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
男は浪人者の居合抜き
唐箕嘉
(
とうみのか
)
十
郎
(
ろう
)
、
額部
(
ひたい
)
へ受けた十手の傷から血が滴って、これが久兵衛に突き合わされた時、さすがの因業親爺、顫え上って元七に化けた男に相違ござりませぬと証言した。
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
明けて
文治
(
ぶんじ
)
二年の一月末には、静も母も、鎌倉幕府の罪人として、
安達
(
あだち
)
新
(
しん
)
三
郎
(
ろう
)
清経
(
きよつね
)
の
邸
(
やしき
)
に預けられていた。
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
日本に
飜
(
なお
)
して、地名も人名も、日本の事に致しましただけで、
前
(
ぜん
)
以てお断りを申さんでは解りませんから、申し上げまするが、アレキサンドルを
石井山
(
いしいさん
)
三
郎
(
ろう
)
という
侠客
(
おとこだて
)
にして、此の石井山三郎は
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
遊佐剛
(
ゆさごう
)
七
郎
(
ろう
)
、
春藤幾久馬
(
しゅんどうきくま
)
、
鏡丹波
(
かがみたんば
)
、三人の浪人である。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
云いながら、隣りの対局へ、横から顔をつき出したのは、
横鬂
(
よこびん
)
に黒い
刀傷
(
かたなきず
)
のある
村安
(
むらやす
)
伝
(
でん
)
九
郎
(
ろう
)
である。
魚紋
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
愚
(
おろ
)
かよのう。まだ年ばえも二十歳を越えず、世に隠れない舞の手も持ちながら、何で、九
郎
(
ろう
)
冠者
(
かじゃ
)
のような、
埒
(
らち
)
もない男を恋い慕うぞ。……はははは、
酔狂
(
すいきょう
)
な女子よ」
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
越中ざかいの
勝山城
(
かつやまじょう
)
には、丹羽権兵衛を入れて、七尾城に対抗せしめ、
阿尾城
(
あおじょう
)
には、
菊地右衛門入道
(
きくちうえもんにゅうどう
)
とその子、
伊豆守
(
いずのかみ
)
を。——
森山城
(
もりやまじょう
)
には、
神保氏張
(
じんぼうじはる
)
、
同苗
(
どうみょう
)
清
(
せい
)
十
郎
(
ろう
)
を。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
明日
(
あした
)
の空模様も、まず、晴と見ながら、表方へ来ると、ちょうど、
徒士目付
(
かちめつけ
)
の
神崎
(
かんざき
)
与
(
よ
)
五
郎
(
ろう
)
も、供廻りの用意を終って、御用部屋の大きな火鉢のそばで一ぷく
喫
(
す
)
っていた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この山伏は、光秀の発した密使ではないが、さきの
偽盲
(
にせめくら
)
は、いうまでもなく明智の士
雑賀
(
さいが
)
弥
(
や
)
八
郎
(
ろう
)
であった。光秀から毛利輝元へあてた一書を受け、二日の早朝、京都から立って来た者だ。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
部隊部隊の旗じるし
馬簾
(
ばれん
)
などを見ても、また勝頼の前後をかためてゆく旗本たちの
分厚
(
ぶあつ
)
な鉄騎隊を見ても、甲軍衰えたりとは、どこからも見えなかった。殊に、大将
伊那
(
いな
)
四
郎
(
ろう
)
勝頼
(
かつより
)
の面上には
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
井伊兵部
(
いいひょうぶ
)
、
榊原康政
(
さかきばらやすまさ
)
、大久保
忠助
(
ただすけ
)
、同じく
忠隣
(
ただちか
)
、
本多
(
ほんだ
)
弥
(
や
)
八
郎
(
ろう
)
、同平八郎
忠勝
(
ただかつ
)
などの多感多血の若手を初め——
鳥居忠政
(
とりいただまさ
)
、
戸田十郎右衛門
(
とだじゅうろうえもん
)
、内藤新五郎、
松平康次
(
まつだいらやすつぐ
)
、同
与一郎広家
(
よいちろうひろいえ
)
、同
孫六郎康長
(
まごろくろうやすなが
)
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お物見の渡辺半蔵どのや
柘植
(
つげ
)
又
(
また
)
十
郎
(
ろう
)
どのが立ち帰られました」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
新宮
(
しんぐうの
)
十
郎
(
ろう
)
行家
(
ゆきいえ
)
どのを、討てとの、仰せつけのことであるか」
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御目付役の詰めている
溜
(
たまり
)
の間にいた
多門
(
おかど
)
伝
(
でん
)
八
郎
(
ろう
)
は
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“郎”の解説
郎(ろう)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の48番目の名字である。2020年の中華人民共和国の統計では人数順の上位100姓に入っておらず、台湾の2018年の統計では296番目に多い姓で、652人がいる。
南匈奴の姓でもある。
満州族の鈕祜禄氏に対応する漢姓である。鈕祜禄は満州語で「狼」を意味するため、同音の雅字の「郎」に置き換えられた。
(出典:Wikipedia)
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“郎”を含む語句
女郎
和郎
女郎買
貴郎
菊五郎
三郎
女郎屋
団十郎
女郎衆
野郎
太郎
次郎
馬鹿野郎
郎党
新郎
小女郎
情郎
雪女郎
五郎兵衛
女郎花
...