“清経”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きよつね83.3%
きょつね16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき、門外よりひづめの音がして、門の中に入ってきたのは、実弟の資盛始め、清経きよつね、有経、忠房ただふさ師盛もろもりたちだった。
その日、清経きよつねともなわれて、静は、頼朝よりとも夫妻の前に出た。——初めて、実にきょう初めて、わが良人と血をわけている兄なる人と、あによめの君とを見たのであった。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
静は、舞が終るとすぐ、わき見もせず、清経きょつねの邸へ帰った。——そしてけこむように、を待つわが子の部屋へ這入ったが、わが子は見えなかった。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)