“師盛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もろもり80.0%
のりもり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき、門外よりひづめの音がして、門の中に入ってきたのは、実弟の資盛始め、清経きよつね、有経、忠房ただふさ師盛もろもりたちだった。
卿の弟新三位資盛や備中守師盛もろもりたちは、泣きまどう北の方や、幼な子たちを引き離して、ようやく、維盛を擁してそこを立ちでたが、こうした別離はひとりここの館だけにあった事ではなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勢観房源智は備中守師盛のりもりの子、小松内府重盛の孫であって、平家が滅びた後、世をはばかって母御がこれを隠していたが、建久六年十三歳の時、法然の処へ進上した。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)