師盛もろもり)” の例文
そのとき、門外よりひづめの音がして、門の中に入ってきたのは、実弟の資盛始め、清経きよつね、有経、忠房ただふさ師盛もろもりたちだった。
卿の弟新三位資盛や備中守師盛もろもりたちは、泣きまどう北の方や、幼な子たちを引き離して、ようやく、維盛を擁してそこを立ちでたが、こうした別離はひとりここの館だけにあった事ではなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「小松殿のご兄弟の中では、備中守師盛もろもり殿お一人でございました。その他には、誰々、誰々」
小松兄弟の末子、備中守師盛もろもりは、主従七人で小舟に乗って、沖合目指して落ちてゆこうとしているところへ、知盛の家来で清衛門公長せいえもんきんながという侍が、馬を走らせて飛んで来た。